私は何度か書いていますが、HSP気質だと自覚があります。
しかも年齢を重ねるごとに、その気質が強まっているようにすら感じます。
たぶんその理由はSNSだと思うんですよね。
SNSがここまで普及していなかった時代を知っている者としては、こんなに四六時中、いろんな人とつながりを持てる世界が確立されてしまえば、他人のことが気になってしまうのは仕方ないでしょう。
しかし、だからと言って他人の目や評価を気にし過ぎて自分を必要以上に苦しめるのも仕方ないと諦めるのはあまりにツライです。
他人の目や評価をまったく気にしないようにする方法がありませんが、その苦しみを軽くする方法はあります。
私自身が実践している方法をご紹介します。
気にする基準してしまうのをやめられない
他人の目や評価を気にしてしまう大きな原因は、自分以外の誰かと比べたり、比べられるという思い込みがあります。
また、他人からの評価を求めてしまうのも承認欲求として正常なことなので、これらをすべて取り払うことは不可能と考えます。
よく、この手の解決法として「自分自身のために集中しよう」とか「本音で生きよう」などと書かれています。
私もHSPによる対人恐怖が増したときなどに、このような文章を読み漁りました。
しかし思うのは「そんなこと言われても、それができれば悩んでいない」でした。
結局は人の目を気にしたり、人からの評価を求めてしまったりする性格は簡単にはなおらないことはハッキリしたので、それを踏まえた上でどうすれば自分がラクになるのか考えてみました。
気にする対象を絞り込む
私が実践しているのは、他人を気にするのをやめられないのであれば、気にする対象を一人に絞り込むことです。
大勢いる人の目を気にしていたら苦しくなるだけですし、あちこち気にしてたらきりがありません。
なので、気にする対象を絞ることにしたのです。
例えばSNSで人と比べてしまうのなら、そのSNSの中で気にする人を決めて、それ以外の人のことは気にしてもしょうがないと自分に言い聞かせるのです。
職場やバイト先や学校、自分が参加するコミュニティなどでも、その中で「この人は正しい」とか「この人は面白い」など好感を持てる人が一人や二人はいるでしょう。
逆にそういう人がいない場合は、もっとも苦手とするタイプの人間を選ぶと精神的に負担が少なくなります。
良い方法なのかわかりませんが、気にするのをやめられないのなら、その対象を狭くすることで苦しみを軽減することにしました。
違和感を持ったら対象を変える
気にする対象を絞ったとしても「なんか違う」と感じた時には、すぐに対象を変えるようにしています。
必ずこの人だけ!と決めてしまうと、それが負担になることもあるからです。
そうすることで、自分が気にしてしまう人の目や評価というのが、それほど重要なものではないとわかり始めるようになります。
一切、まったく気にすることがなくなるとはいきませんが、かなり気にならなくなりました。
まとめ
今回ご紹介した方法は、あくまでも私個人が実践して効果があったと感じているもので、必ず誰もが同じように感じるわけではありません。
その点はご理解いただけると幸いです。