結婚する時には、何十年経っても恋人同士みたいな仲良し夫婦でいようとお互い誓い合ったはずなのに、たった数年で夫婦の間に冷たい空気が・・。
それが普通のことで、ずっと仲良しのラブラブ夫婦なんてありえないことだと諦めている人の方が多いのではないでしょうか。
お恥ずかしい話ですが、私は三回も結婚していますが、一回目は同棲も含めて4年、二回目は5年、三回目は今現在やっと8年目です。
一度も10年以上の結婚生活と同じ相手と過ごした経験がありません。
三度目の正直ということわざもあるし、二度あることは三度あるということわざもありますね。
どっちに転ぶかわかりませんが、やっと8年を迎えたので、このまま10年以上の夫婦になりたいと願っていますが、仲良し夫婦でいられるかという点では微妙です。
10年以上の夫婦円満の方たちを参考にして、長く連れ添う秘訣をまとめてみました。
結婚10年以上でも円満夫婦の秘訣
結婚して何年くらいまでが仲良し夫婦でいられるのでしょう。
周りの既婚者を見てみると、10年以上経ってもラブラブの夫婦はそれほどいないと思います。
家族構成や働き方など、同じ条件ではないので、必ずしも「ここが円満の秘訣」ということがあるわけではないですよね。
そして、誰にでも当てはまる秘訣もないと思いますが、いくつかのポイントをまとめてみましたので、参考にしてください。
お互いの家族を大切にする
円満な夫婦に共通するのは、双方の親を大切にしているという点が重要なようです。
自分の親や兄弟姉妹など、家族のことを大切にしてくれないと、相手の家族のことも大切にできません。
嫁姑の関係が悪いと、夫婦関係まで影響することもあります。
自分の親を大切にしてくれると感謝したくなりますよね。
夫婦がお互いに相手の家族を大切に考えられるのなら、もしも夫婦喧嘩した時でも自分の家族だけじゃなく、相手の家族も力になってくれる可能性もあります。
家族の輪が強くなれば、簡単に別れることなんて考えられなくなるのでしょう。
スキンシップをする
夫婦になってからも、スキンシップを大切にしていると円満な関係が続きます。
自然にスキンシップができなくなるのは、夫婦関係が冷めていく原因になるようです。
高齢のご夫婦が外出する時に手をつないでいたりすると、見ていても幸せな気持ちになります。
恋人同士の頃と同じようにスキンシップができるように、夫婦になってもお互いの距離が離れないように努力することが大切なのでしょうね。
長く夫婦を続けていると、スキンシップがなくても存在が空気にようになることもあるため、スキンシップがなくても円満ならばそれはそれで良いと思います。
会話する時間を減らさない
お互いのことをよく知って結婚したつもりでも、他人同士なので全てを隅々まで知ったわけではないでしょう。
だから3組に1組を超えるほど離婚する夫婦がいるわけです。
毎日一緒に生活していれば、話すこともなくなるかも知れませんが、会話する時間を大切にしている夫婦は円満です。
些細なことでも、夫婦で会話できる関係が続いていれば、それはお互いの波長が自然に合っているからだと思います。
関連記事:夫婦の会話が減っているのが不安!コミュニケーション不足対策のコツ
適度に干渉する
夫婦はお互いのことを干渉しない方が上手くいくと思っている人もいます。
たしかに干渉し過ぎはダメですよね。
ですが適度な干渉は夫婦の間には必要なこともあるようです。
干渉しないというのは、興味を持っていないと感じてしまうことがあります。
少し干渉するくらいの興味を持っていないと、ただの同居人になってしまうのでしょう。
結婚当初は干渉していたのに、長く夫婦をしていると干渉することもめんどくさくなってしまうのでしょう。
徐々にお互いの行動を気にしなくなることでケンカも少なくなるというメリットもあります。
ですから、何でも程々が大切ということでしょうね。
夫婦の間に隠し事が何もないわけではないでしょうが、怪しむのではなく、関心を持つことがポイントだと思います。
食事を大切にする
共働きの夫婦が増えているので、食事作りに時間をかけられないとか、食事を揃って食べることが少ない夫婦もいるでしょう。
生活スタイルによっては一緒に食べるのが難しいのかも知れませんが、円満な夫婦は1日に1回は揃って食事を摂るようにしたり、休日は一緒に料理をするなど、食卓を囲むことを大切にしています。
食べることは生きることに直結することなので、食べる時間を一緒に過ごすのは夫婦円満の秘訣と言われると妙に納得します。
ライフスタイルによっては、一緒に食卓を囲むのが無理な場合もあると思います。
それでもお互いのためにキッチンに立ち、料理を作る姿を想像し合うことで、存在の大切さを感じることもできるでしょう。
週に1度でも、顔を会わせて食事できる機会を作れるといいですね。
感謝の言葉を伝える
言葉にして相手への感謝を伝えられるのは夫婦円満の基本です。
夫から「ありがとう」と一度も言われたことがないことが愛情を失った理由という熟年離婚のご夫婦の話を聞いたことがあります。
ホントに一度もないの?と驚きましたが、言葉にすることが苦手な人はいますからね。
夫や妻がお互いに感謝の気持ちを伝えられれば、愛情が冷めたとしても夫婦としての情が深くなって絆は強くなるのではないでしょうか。
尊敬すること
見下したり、バカにしたりするような態度では愛情どころか憎しみすら湧いてしまうでしょう。
夫婦間でもハラスメントが起こるとすれば、相手に対する尊敬の気持ちを持つことができないからです。
尊敬できるところが一つもないとしたら、なぜ好きになって結婚したのか疑問ですよね。
嫌な部分だけを気にして、尊敬できるところが見えなくなってしまうと夫婦関係も崩壊してしまいます。
自分の立場を優位にするために相手を見下すようなことをする人は、どんな人と夫婦になっても長続きはしないでしょう。
最小限のルールを作ること
夫婦はもともとが他人ですから、一緒に生活するとトラブルも起こります。
ケンカすることもあるでしょうし、価値観が大きくズレてしまうと修復不可能なことになってしまいます。
自分にとっての常識が相手にも通用するという思い込みがケンカのきっかけになることがあるので、夫婦には少しのルールは必要ではないでしょうか。
例えばこんなルールです。
・休日の予定は早めにカレンダーに書くこと
・遅くなる時は〇時までに連絡すること
・無断外泊したらペナルティあり
それぞれに「ここは守って欲しい」という点をルールとして決めておきます。
ルールが多すぎると息が詰まってしまうので、お互いに1つずつのルールを提案するくらいにしておきましょう。
いつでも出会った日を思い出す
どんなに長く連れ添っていても、夫婦は別々のところで生まれ、別々に育ってきた他人同士です。
だからこそ、初めて出会った日のことをずっと忘れないで、その日の気持ちをいつまでも心に置いておくことが大切だと思います。
その日から長い年月が流れ、相手がすっかり変わったとしても、出会った時に感じた気持ちを思い出せば、心の中に新鮮な空気が流れるのではないでしょうか。
そして、お互いに変化してきたことを責めたり、がっかりするのではなく、2人が一緒に歩んできたからこそ、一緒に成長して変化できたという喜びの気持ちを噛み締められることが円満の秘訣ではないでしょうか。
お互いの呼び方が変わらない
結婚して子供が生まれると、途端に夫婦間の呼び方が「パパ、ママ」や「お父さん、お母さん」に変わってしまうケースが多いと思います。
子供を介して会話するので、致し方ない面もあると思いますが、長く連れ添う夫婦は結婚前と同じようにお互いを呼び続ける傾向があります。
苗字に「○○さん」とつけて呼んでいた場合は、さすがに結婚後は呼び方を変えると思いますが、交際中の呼び方そのままを夫婦になっても続けることも、お互いを異性として意識し続けるポイントになるのかも知れません。
夫婦間の呼び方が関係にどう影響するのかはこちらにも詳しく書いています。
長い年月の間には波がある
10年、20年と長く夫婦をしている間、変わらない愛情でずっと円満の仲良しでいられるのは、ごくわずかだと思います。
やはり長い年月の間には、愛情が冷めて険悪な時もあるでしょうし、離婚寸前まで仲が悪くなったケースもあるでしょう。
ですが、1つの山を越えてまた平穏な日々を送り、また山を越える・・。
その繰り返しが夫婦の絆を強くしているのだと思います。
このブログの運営者である私自身は、諦めの早い性格なので2回も離婚しています。
1回目は3年、2回目は5年しか続きませんでした。
しかし私の両親は50年以上添い遂げました。
私が知っている限り、両親は仲が良いとは言えない夫婦でしたが、それでも高齢になるとお互いに寄り添いあっていました。
そういうものなんだな・・・と身近なところにお手本になる夫婦像がいることに気付いたのです。
いつでもラブラブでケンカもしない関係のままなのは、理想ですが無理だと思ったほうが良いのでしょうね。
夫婦の関係も波があるのが当たり前だと考えて、簡単に諦めずに乗り越える気持ちでいなければ続かないのでしょう。
夫婦はもともと赤の他人同士なので、簡単に結ばれて、簡単に離れることができるのですから。
まとめ
円満な夫婦関係が10年以上続いたとしても、その後に離婚することもあるので、今回ご紹介した秘訣を全て守ったとしても、それで生涯のパートナーとして添い遂げられるというわけではありません。
やはり、一日一日の積み重ねで、お互いへの感謝や思いやりを持つことが大切なのではないでしょうか。