人と人との関係を構築する上で、隠し事や秘密を作るよりも、何でもさらけ出した方が良いと考えているとしたら、それは少し考え直した方が良いかも知れません。
今回は上手な人間関係を構築する人が守っている情報の中で「収入」を連想させることについてまとめています。
収入なんて人に言わないでしょ
言わないよね、普通
そういう人がほとんどだと思いますが、年収や月収を言わなくても、あなたの収入はバレているかも知れません。
住民税や国保料など
会社勤めであれば住民税の税額や自営業者であれば国民健康保険料などは、前年度の所得で額が決まります。
税額や保険料だけでも、簡単に収入は算出できるんです。
自動車税などは、高級車でも中古車でも車両価格で税額に差はありませんが、住民税や国保料をうっかり話してしまうと収入がバレてしまうので気を付けましょう。
ふるさと納税
ふるさと納税は、利用している方も多いと思います。
この仕組みについては賛否両論ありますが、地方を応援しながら返戻金を楽しみ、さらに寄付控除もあるので利用したくなりますよね。
これは会話のネタになりやすいのではないでしょうか。
○〇の返礼品がすごかった!とか、つい言っちゃいそうなのですが、じつはふるさと納税は所得によって控除の上限があります。
そのため、高級品の返礼品の話をすれば、控除の上限を推察できるのです。
これによって高額所得なのか・・と推察されるので気を付けなければいけません。
安易にふるさと納税の年間の額を話してしまえば、ざっくりとした年収が算出されてしまうのです。
児童手当のこと
児童手当の給付には所得制限がなくなると言われていますが、高額所得世帯では申請しないと給付されないなど、お住まいの自治体によって手続きに違いがあります。
児童手当の申請手続きをする時点で、その家は高額所得だとわかってしまうケースもあるわけです。
会話の中で児童手当のことが話題になったとしても、情報を自分から提供せずに世間話として一般論を話す程度にした方が良いでしょう。
なぜ収入を隠すのか
収入を隠す必要なんてない!と思う方もいるでしょう。
たしかに、悪いことで稼いだお金ではないので、隠す必要はないのです。
それはほんとにそうなのですが、高額収入を得ているだけで全く意味不明な妬みを向けられることも少なくありません。
どんなに頑張っても、生まれた環境などでスタートラインが違うため、努力が報われないことばかりで恵まれた人を妬みやすい心理状態になってしまうこともあるのではないでしょうか。
わざわざ収入を自慢してマウント取るつもりはないのに、無意識のうちに妬まれる対象になるのは自分にとっても良いことではありません。
妬みの対象になって、人間関係が上手くいかなくなるようなことになるのを防ぐためにも、収入がわかるようなことを不用意に話さないようにした方が良いと思うのです。
まとめ
人間関係を構築するのが上手な人を見ていると、色んなヒントがあります。
収入がわかるようなことを無意識でも言わないのは、自分の情報を自分できちんと守るようにコントロールできているので、人付き合いのバランスも自然にできているのかも知れませんね。