独身アラ還が結婚を考えるきっかけとは?高まる単身者の不安!

家族

50代以上の芸能人の結婚がニュースになると、「芸能人だから特別でしょ」と思うかも知れませんね。

それが再婚ではなく初婚だったりすると、ちょっと新鮮な驚きを感じます。

それまで独身生活を謳歌したのに、やっぱり寂しくなってしまうのか・・と思ったり。

ですが、今どきの50代は見た目も肉体的にも若々しいので、あと数年で還暦を迎えるなんてとても信じられないような人も沢山います。

芸能人じゃなくても、50代以上の結婚は珍しくもないのです。

しかし、やはり50代以上の結婚には色々とクリアしなければいけない問題もあるのです。

50代も半ばを過ぎれば、いよいよ還暦を迎えるわけですが、還暦過ぎてからも婚活に励む人はどんどん増加しています。

良い面ばかりがクローズアップされるアラフィフからアラ還の婚活ですが、クリアしなければいけない問題について後回しにすると、後悔することになってしまいます。

アラ還の結婚について、一緒に考えてみましょう。

スポンサーリンク

還暦を前にして結婚を考える理由

50代を超えるまで、一度も結婚したことがない人が急に結婚を考えるのにはどんなきっかけがあるのでしょう。

何かよほど心を動かすことがなければ、そんなこと考えないと思うかも知れませんが、そうとは限りません。

50代以降で未婚の方が婚活を始めるきっかけについて見てみましょう。

人生100年時代を考える

50代になるまで独身生活を送ってきた人は、すでに自分の人生の終わりを見据え始める年齢に差し掛かったことを実感すると思います。

ところが、最近よく耳にするのは「人生100年時代」という言葉です。

人間の寿命はどんどん長くなっています。

2019年のデータでは、100歳以上のご長寿の方が日本国内に7万1238人もいるという結果です。

人生100年時代と言われるのも納得です。

そうなれば、50代なんてまだ人生の折り返しを越えたくらいです。

この先の人生がまだ50年近くあるとすれば、ずっと独身を通すのは心細くなってしまうのです。

今まで生きてきた年月と、ほぼ同じくらいの時間を一人で生きるのかと想像すれば、それは寂しく感じてしまうのは自然なことです。

これからの人生を共に生きるパートナーを見つけたいと考える人が増えているのでしょう。

恋愛対象がいなくなる

恋愛に年齢は関係ないのですが、自分自身の年齢を考えると、恋愛対象になる人が少なくなってきたと感じる熟年層の声があります。

40代までは、自由な恋愛を楽しんできたのに、50代に入ると途端に出会いが少なくなったり、出会った人と恋愛に発展しなくなったというのです。

女性の場合は50歳前後になると女性ホルモンの減少による更年期です。

男性は女性ほど更年期を強く感じることはありませんが、定年を前に様々な心の変化を感じる頃です。

肉体的にも精神的にも大きく変わる年代になるので、恋愛する気持ちが萎えてしまう人は増えるのでしょう。

今までなら結婚を考えなくても恋愛を楽しんでいれば寂しさなんて感じなかったのに、急に寂しさを感じるようになり、結婚について考え始めるのではないでしょうか。

仕事の忙しさが落ち着いてくる

50代は働き盛りでもありますが、責任のある立場につく人も多く、少し仕事の忙しさが落ち着くことで自分の将来を考える時間が増えます。

仕事に打ち込んでいた時には考えなかったことが頭をよぎるようになるのでしょう。

高齢になり、仕事から退いた後の独身生活を想像してしまうと、不安になるのかも知れませんね。

仕事に没頭していた人ほど、趣味も持たず、友人たちとの時間を楽しむこともなかったのではないでしょうか。

そういう人が急に時間を持て余すようになれば、結婚の2文字が頭をよぎるのも理解できますよね。

自営業や職人、芸術家のように生涯ずっと現役で仕事できない人は、結婚を考えるのも理解できます。

独身者の不安が高まるコロナ問題

最後の理由は、今までにはなかったことです。
2011年3月11日の東日本大震災の時にも、それまで結婚というカタチにこだわらなかった50代以上の人たちが入籍するケースが増えました。

震災婚なんて呼ばれましたよね。

2020年の新型コロナウイルスの感染による社会の混乱や恐怖もまた、今まで結婚を考えずに生きてきた50代以上の熟年層の今後の生活への考え方を変えるきっかけになっているようです。

独身の単身世帯なら、自分が感染しても家族への感染リスクを心配する必要はありません。

ですが、一人で自宅療養している間に急変してしまう恐怖を考えると、やはり家族がいると心強いですね。

今までには考えられなかったような大きな出来事があると、人生を見つめ直してみようと考えるのではないでしょうか。

スポンサーリンク

結婚を諦めるケースも多い

50代以上のアラ還の婚活は、現実的には簡単なことではありません。

初婚同士であれば、お互いの気持ちだけで結婚できますが、どちらか再婚だと問題が出てきます。

子供の問題や財産の問題などです。

また、年齢のことを考えると老後の介護問題もあります。

50代以降の結婚は、現実にはそれほど簡単なことじゃなく、いくつかのハードルを越えなければいけないので、本気で考え始めたとしても諦めてしまうケースも少なくありません。

実際に婚活を経験してみないと、リアルな問題は見えてこないので、経験してみるのも悪くないと思います。

シニアに人気の婚活についてはこちらにも書いていますので、チェックしてみてください。

夫婦or同居人の選択

50代以上のアラ還になってから戸籍上の結婚という契約を結ぶよりも、同居人として同じ家で暮らすパートナーの方がクリアすべき問題が少なくなります。

事実婚というカタチでもなく、ただの同居人として生活を共にする相手であれば、お互いの気持ち次第で入籍もできますし、解消することもできます。

50歳を超えるまで、長い間ずっと独身生活を送ってきた人がいきなり他人と一緒に生活するとストレスを感じることもあります。

同居人としてずっと一緒に生活するのも気疲れしてしまう場合は、週末だけ一緒に暮らすなど工夫してみても良いですよね。

まとめ

ずっと独身を通すつもりだった人も、アラ還になれば一緒に生活する人がいない生活を心細くなるのもわかります。

ただ、寂しさだけを理由に結婚相手を探すと焦りが生じることも考えられます。

今まで一人でも充実した生活を送ってきたのなら、焦らずにじっくりと結婚に向き合ってください。

関連記事:独身を通すのなら考えておきたい孤独死のリスク!一人暮らしの心得

タイトルとURLをコピーしました