バセドウ病との付き合い方!完治を期待しないことで気楽になろう!

悩み

このブログでは、時々バセドウ病のことを書いてきました。

筆者である私がバセドウ病の治療を10年以上続けているので、同じ病気の人に少しでも役に立つことがあればと思って書いています。

でも、私は医者ではないので、医学的なことはザっと説明するくらいなので、ほんとに病気のことを詳しく知りたいのなら、医療機関のウェブサイトなどを参考にしてください。

あくまでも私の書いているのは、バセドウ病患者の感じたことや、治療を続ける上で困った時の対策方法です。

同じ病気を抱える人たちと、助け合えることを望んでいます。

今回のテーマは「あーあ、また悪化しちゃったよ」と思わずぼやいてしまいたくなった時の気持ちを落ち着けるための方法です。

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バセドウ病との付き合い方

「バセドウ病だったけれど、今は完治した」という人も少なくありません。

ですが、アレルギー体質と同じように、完治することはありません。

たまたま症状が出な状態がキープできているだけだと思って、生きている間は離れられないと思って付き合うことが求められます。

付き合い方の心構えを見た行きましょう。

再発すると思って付き合うこと

10代~20代の若い時にバセドウ病になった人の中には、一定期間の治療で寛解して、そのままずっと再発しないこともあります。

ただ、バセドウ病には完治はないので、いつ再発するのかわからないので、私は再発するものだと思って過ごしています。

そう思わないと再発する度に落ち込むからです。

現実に、私は10数年の間に4度も再発しているので、「必ず治す」という気負いを持たずに、一生付き合っていくつもりになった方が気楽になると思います。

完全に治療を止めても何年も再発していない人でも、半年~1年間隔で血液検査をしていれば、再発しても早めにわかります。

経験しているから、再発すれば自分でわかるはずだと思うのですが、私の場合は再発するごとに体調の変化が違いました。

「こんな症状は甲状腺の悪化ではないはず」と思い込んでしまって、かなりひどくなってから検査したこともあるので、体調の変化だけでは判断できないのです。

何年経っても再発する可能性があると思って、定期的な検査は受けておきましょう。

バセドウ病のせいにしないこと

バセドウ病は甲状腺機能が爆発する病気ですから、新陳代謝が異常に活発になることで全身に様々な変化が起こります。

共通する症状も沢山ありますが、個人差もあるので、自分にしかわからないので、説明するのが難しく感じます。

だから色んな体調不良を全てバセドウ病のせいにしてしまうことがありました。

たとえば気分の浮き沈みが激しいのも、バセドウ病によって自律神経が乱れるからだと言い張ったり。

ただめんどくさくて動きたくない時に、疲れやすいから仕方ないという言い訳に使ったり。

何か都合が悪くなると完治しない病気のせいにして逃げようとすると、近くにいる人(とくに家族)は「またか・・」とうんざりされるようになってしまいます。

自分でもズルいなぁと思うこともあるほど、病気のせいにして目を背けてきたと反省しています。

長く付き合う病気なので、周りの人たちも慣れてきます。

自己管理をして、正しい治療を続けていれば、問題なく普通の生活ができる病気なので、バセドウ病を逃げ場所にしないように心がけています。

周りは理解してくれないこと

誰も望んで病気になるわけじゃないので、自分が長く付き合わなければいけない持病があるのを喜ぶ人なんていませんよね。

ですが、自分の身体のことなので、自分が一番しっかり管理していかないといけません。

家族や恋人、友達などは始めこそ「大丈夫?」とか心配してくれると思います。

ですが、命にかかわる病気ではないとわかれば、ずっと心配し続けてくれるはずもありません。

病人として接するのは気を使って疲れてしまうので、病気のことを理解してもらうのは無理だと思って諦めた方が良いと思います。

命にかかわる病気だったり、どんどん進行して日常生活に支障が出るような病気じゃない限り、自分以外の人間の病気のことに興味は持ちません。

「私の病気のことを周りは理解してくれない」と嘆いてもどうにもならないので、期待しない方がいいですよ。

悩むだけ無駄だと諦めること

バセドウ病になると激やせしたり、治療を始めると激太りしたり、髪が抜けたり、シミが沢山出てきたり、まぶたが腫れたり、眼球が出てくるなど容姿の変化に悩まされる人もいます。

どんな変化が表れるのかわからないので、受け止めるしかありません。

激やせからの激太りは、異常に活発になった新陳代謝が治療のおかげで落ち着くことで起こります。

今まで空腹を耐えきれずに食べても太らなかったので、急に食事の量を減らせずに太るだけなので、一定期間を過ぎると落ち着きます。

太るのが嫌だからと治療しないまま放置するのはとても危険なので、まずは正常な甲状腺の状態に落ち着かせるまでは食事制限しながら頑張るしかありません。

すごく食事を減らしたのに、私は10キロほど太りましたから、めちゃめちゃ焦りましたが、1年も経てば落ち着きます。

バセドウ病による激太りに関してはこちらに詳しく書いています。

抜け毛が増えたり、シミが出てくるのも新陳代謝のサイクルが異常だったからなので、これらの変化もしばらくすればおさまります。

問題はまぶたの腫れや眼球突出など、目に症状が出る場合です。

これはバセドウ病の治療をしても症状が出る人がいます。

甲状腺の治療とは別に、眼科での治療も必要になってきます。

眼球突出の症状が進行すると、顔の表情も変わるので、女性はすごく怖くなると思います。

今は外科手術によってかなり元通りに近い状態までに治せるようですから、パニックにならずにどっしりと構えるしかないと思います。

甲状腺による目の症状に詳しい医師の診察を受けた際に、喫煙者は非喫煙者よりも眼球突出などの症状が出る割合が4倍だと聞きました。

それから私は煙から逃げまくって生きています。

バセドウ病になった人は禁煙してくださいね。

ちなみに、バセドウ病の症状が治まって10年以上経ってから目の腫れや眼球突出の症状が出るケースも稀にはあるそうなので、油断大敵はできないのです。

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精神的なショックには勝てない

バセドウ病は自分自身の免疫機能のエラーによって起こるので、アレルギーと同じように原因はわかりません。

ですから予防もできないのです。

ただ、免疫機能はストレスによって影響を受けやすいと言われていますから、やはり精神的に強いショックを受けると発症や再発の要因になると感じています。

私がバセドウ病を発症した時は別居と離婚のゴタゴタの時期とリンクしています。

その後も安定して治療をやめてもストレスが大きくなると再発を繰り返してきました。

ですがずっと治療を続けていても、大きなショックを受けた時には一気に甲状腺の数値が悪化してしまったのです。

その大きなショックとは、1年半の間に両親を立て続けに亡くしたことです。

生きている間に経験するショックな出来事としては、相当大きなことなので、真面目に治療をしていても悪化してしまったのです。

それほどバセドウ病はメンタルの状態に影響を受ける病気だと身をもって経験しました。

同じ病気を抱えている方で、今は数値が安定していても、メンタルバランスが崩れる出来事が起こった時には、注意深く体調を観察することをおすすめします。

まとめ

バセドウ病は難病ではないけれど、付き合うのは難しい病気です。

治ったと思えば再発するし、きちんと治療していても悪化するし・・。

とても扱いにくい病気ですが、自分の身体の中の免疫が起こす病気なので、「治ることはない」と覚悟を決めれば気持ちも少しはラクになると思います。

気長に付き合っていきましょう。

 

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