結婚式の招待を断る時のマナーとは!ご祝儀を理由にするのは失礼!!

マナー

結婚式の招待を受けるのは、本来であれば喜ぶべきことでしょうね。

問題は結婚式に招待された時にお金がなくて断るのは失礼になるのか?というあまり大きな声で言えない悩みです。

結婚式に招待されると、ご祝儀としてお金を包むものです。

ご祝儀の金額は関係性によって違いますが、友人や同僚でも3万円が相場だと言われています。

3万円を払うことができないのなら、断るしかないのですが、そのまま正直に欠席理由を伝えるべきなのでしょうか。

ご祝儀が払えないから出席を断るというのは、おめでたいことなのにマナーとしてどうなのか・・。

あまり大きな声では相談できないことですが、みんなはどうしているのかまとめてみました。

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結婚式の招待を断る時のマナー

結婚式の招待状が届いた時に、先に予定があって出席できないことがあります。

例えば他の結婚式の予定と被っていて、先に出席の返事をしてある場合は無理ですよね。

仕事で外せない予定が入っていて出席できないとか、子供がいる人は、子供を預かってくる人がいないとか、幼稚園や学校行事があるなど理由は色々です。

招待状が届いた時に、すぐに欠席しなければいけないのなら、できるだけ早く返信するのがマナーです。

親しい関係性の人なら、直接理由を話しても良いでしょう。

招待状には、必ずメッセージを記しましょう。

メッセージの例文です。

ご結婚おめでとうございます。とても残念なのですが、どうしても都合がつかないので出席することができません。
お二人の門出を見届けることができないのは残念なのですが、心から末永いお幸せを祈っております。

このような一文を添えて返信します。

欠席の詳しい理由まで書く必要はないので、ひと言添えましょう。

金銭的なことを理由にする場合

結婚式が多いシーズンってありますよね。

11月は多いのではないでしょうか。

正直なところ、重なるのは困りますよね。

日程的には行けないわけじゃなくても、結婚式が1か月に2つも重なれば大きな出費です。

友人関係のご祝儀の相場は3万円くらいですから、2つ重なれば6万円。

ヘアセットやドレスのレンタル、着物の着付けなどを含めると10万円近くなってしまうこともあるでしょう。

友情に優劣をつけるつもりはないとしても、やはり仲の良い友達の方だけにしないと、自分の生活に支障が出るようでは困ります。

そんな時に金銭的なことを理由にして断るのは、いくら親しい友達でも失礼なのでダメです。

たしかに金銭的な負担は事実だとしても、それを理由に断るのは「あなたの結婚を祝うためにお金を使えない」と言われているような気持ちにさせてしまうかも知れません。

幸せな気持ちに包まれている時に、そんな殺伐とした断りは失礼です。

あえて理由をハッキリさせず、「どうしても都合がつかない」というオブラートに包む伝え方にしましょう。

結婚式の招待が届いた場合は、よほどのことがない限り列席するのが礼儀です。

ですが、それで生活に困るような事態になるのは招待する側も望んでいないと思います。

それでもお金のことを理由にして欠席するとは伝えないのがやさしさではないでしょうか。

カードローンなどのテレビコマーシャルなどでは、簡単にお金を借りられることを盛んにPRします。

大切な友人の結婚式が同時期に重なり、どうしても出席したいけどご祝儀に包むお金がない場合には、そういう手段も仕方ないのかも知れません。

ですが、素早く返済できる自信がないのなら、そんな無理はしないでください。

友達の結婚報告を素直に喜べない気持ちとの向き合い方についてもチェックしてみませんか。

親しくない人からの招待

稀にあることですが、さほど親しくない人から招待されることがあります。

何年も付き合いのなかった知り合いから招待状が届くと驚きますよね。

本音を言えば、そんなに親しくないのに招待されるのは迷惑だと感じるのではないでしょうか。

なぜあまり親しくない人を招待するのでしょうね。

招待客のバランスのために、人数合わせで招待された可能性もありますから、あまり親しくないのなら無理して出席する必要はないと思います。

その人の都合のために、自分の生活を切り詰めることはありません。

結婚というおめでたい出来事は何よりも最優先されるわけではないですが、断る理由は一般的な断り文句にします。

招待する側も、ダメモトのつもりで招待状を送っているのだと思いますから、あまり気にせずに、招待状にひと言添えてお断りすれば問題はありません。

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断った後のフォローを忘れない

お金の都合がつかなくて、せっかくの招待を断ってしまったら、何となく後ろめたく感じてしまい、そのままお付き合いが疎遠になってしまうのは避けたいですよね。

お友達に祝福も気持ちを伝えるフォローは忘れないでください。

経済的に厳しくて出席できないとしても、返信ハガキを送り返すだけではなく、後のフォローは大切です。

お祝いの品を贈る

結婚式に出席しなければご祝儀を包むことはないですが、結婚することを知ったのですから、お祝いの気持ちを品物にして贈ります。

新居で使うものとしてスリッパとか高級タオルなどのギフトを選ぶのが一般的です。

枯れないお花ブリザーブドフラワーで飾ったフォトスタンドなどは、結婚式や新婚旅行の写真を飾れるので新婚カップルへのギフトにおすすめです。

お祝いの品物を贈るタイミングとしては、招待状を受け取ってから結婚披露宴の日時の1週間前までとされています。

たた、親しい友達であれば、相手の希望を聞いてからお祝いの品物を選び、相手のスケジュールに合わせることも問題ありません。

新婚旅行から帰ってきて、落ち着いてから新居に遊びに来て欲しいという希望をされることもあるでしょう。

新居に訪問してお祝いの品を手渡すことができれば、お互いにわだかまりもなくその後のお付き合いも続けられると思います。

祝電を送る

招待を受けても出席できない場合には、祝電を送ることでお祝いの気持ちを伝えることができます。

祝電はインターネットで申し込めるので便利です。

祝電は結婚披露宴が午前中に始まる場合は前日までに届くように手配します。

午後からのスタートでも、1時間前までに届くように手配するのがマナーです。

祝電の文面は、申し込む時に例文を見ながら作成すれば間違いありません。

オリジナルな言葉を使う場合には、忌み言葉には気を付けましょう。

忌み言葉とは、不吉で縁起の悪い言葉のことです。

主な忌み言葉をチェックしておきましょう。

【あ行】
相次いで、飽きる、いろいろ、浅い、薄い、色褪せる、終わる、失う、衰える、憂い
【か行】
欠ける、返す、帰る、変わる、重ねる、消える、繰り返す、切れる、去年、壊れる、苦しい
【さ行】
再度、最後に、冷める、さらに、去る、しばしば、退く、しまう、四、裂く
【た行】
たびたび、絶える、倒れる、次々、散る、閉じる、遠のく、出る、途絶える、とんだこと
【な行】
なお、流れる、泣く、亡くなる、逃げる
【は行】
果てる、放す、離れる、ふたたび、冷える、伏す、ほどける、ほころびる、仏
【ま行】
ますます、負ける、参る、戻る、またまた
【や行】
弱る、破る、病む
【ら行】
離縁、離婚
【わ行】
別れる、割れる

二次会への出席

結婚披露宴は欠席でも、二次会だけなら出席できると思うのなら、二次会だけでも出席しても構わないと思います。

披露宴の参加者の中には、時間的な都合で二次会は欠席する人もいます。

仕事や家庭の都合で二次会の時間なら出席できると伝えれば問題ありません。

二次会はほとんど会費制なので、金銭的な都合がつかずにやむなく欠席した人でも参加しやすいですし、直接お祝いを伝えられます。

披露宴を欠席したのに二次会だけ出席するのはマナー違反というわけじゃないので、安心してください。

最近では、披露宴は親族だけで小規模に行い、二次会で友人を招くパターンも増えているようです。

二次会に参加できるのであれば、その時に精いっぱいの祝福を伝えてくださいね。

招待状が届く前に伝えられる場合

親しい友達同士であれば、結婚式の日程が決まる前に出席してくれるかどうかあらかじめ聞いてから大まかな人数を決めるものです。

招待状を送った人数の何割が出席するのか見当もつかない状態で発送する人は少ないはずなので、招待状が届く前に伝えられる機会があるのなら、早めに出席できない旨を話しておきましょう。

相手の顔を見ながら欠席だと伝えるのは、とても心が痛むと思いますが、その時に曖昧に返事をして招待状の返信で欠席だとわかるよりもマシだと思います。

招待状も心を込めて準備して送っているのですから、断ることを決めているのなら招待状が届く前に伝える方が良いですよね。

繰り返しになりますが、招待状が届いた場合はできる限り出席するのがマナーなので、言い難いことでも早めに伝えるようにしましょう。

まとめ

結婚式の招待状を送る前に、友達には日程を早めに伝えてスケジュールを空けてもらうように準備する人もいるので、なかなか断りにくいこともあるでしょう。

マナーだけが気がかりで、本心では無理してまで出席したくないのなら、無礼にならない断り方をすれば大丈夫ですよ。

自分の生活を壊してまでお祝いしなければいけないなんてことはありません。
できる範囲の祝福の方法を探してみましょう。

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