子供を作らないという選択をためらう理由!後ろめたさは必要ない!

家族

結婚すると今も変わらず「お子さんはまだなの?」と聞かれることがあります。

年齢的にもう出産は無理なら何も言われなくなりますけど、今は晩婚化で高齢出産傾向なので、40代でもまだ「お子さんは?」と何度も聞かれたことがあります。

私の場合は10代の時に出産した子供が成人していたので、40代でもう一度出産する勇気が持てなくて、夫婦だけの生活を選びました。

色んなカタチの結婚があり、その多様性が認められる社会がイイですよね。

でも残念ながら、今の日本では子供のいない人生を選ぶと、肩身が狭いと感じている方が少なくありません。

ホントに子供のいない人生を選んでもいいのか・・。

間に合わなくなる前に、もう一度考えてみよう・・。

そうやって、何度も迷っている夫婦を何組も知っています。

迷いを消すことはできるのでしょうか。

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子供のいない人生の選択をためらう理由

子供を作らないという選択は、それぞれの考えがあるので、誰にも責められることはありません。

それなのにためらう理由は、社会全体の大きなプレッシャーを感じやすいからではないでしょうか。

社会の空気がどうであれ、自分たちが決めた人生なのだから、別に気にする必要はないと割り切れる人なら、ためらいや迷いで悩まされることはありません。

むしろ、割り切ったからこそ、子育てに頑張っている人たちを素直に応援できるのだと思います。

しかし、そんなに簡単に割り切れる人ばかりではありません。

社会の空気を敏感に感じて、周囲のプレッシャーをはねのけるだけのパワーを持ち合わせていないと、ためらいや迷いで揺れ動くのです。

子供のいない人生に罪悪感

子供のいない人生を選ぶと、多くの人が罪悪感を持つようです。

夫婦で話し合い、お互いに納得して子供のいない人生を選んだのに、なぜ罪悪感を持つのでしょうか。

その理由は、「結婚して子供を育てることが国民の義務」というような考え方の人がいまだにいるからです。

国民の義務のような言い方をする人もいます。

とんでもない話ですよね。

子供を産まなくても、仕事に励んで収入を増やせば、それだけ納税額も増えます。

子供を産み、育てるだけが国家に貢献しているというような考え方を押し付けるのは間違っていると思います。

もちろん子供が増えることは良いことです。

しかし、それは誰かに強制されることではありませんよね。

アメリカで生まれた言葉にDINKS(double income,no kids)は、夫婦がお互いに仕事をして収入を得て、経済的な余裕を持つための経済活動をして子供は作らない夫婦のカタチとして確立しています。

アメリカでは、日本よりも女性が働きやすい環境だと思います。

それでも仕事を優先して子供を作らない夫婦がいるのです。

日本では、夫婦共働きでも妻側が家事も育児もほぼ100%近く背負っていることが多いのが現実です。

仕事も育児も家事も頑張っている女性を見ると、ほんとに大変そうだなぁって思います。

自分にはできないなぁ・・って思ってしまうほど大変そうです。

自分の人生を選ぶ時に、家事や育児に追われて仕事できないよ・・と思う人がいても不思議じゃないです。

案ずるより産むが易しなんてことわざがありますが、周囲を見る限り、産むが易しとは思えません。

それでも周囲には、子供を作らないことをまるで罪でも犯しているような言い方をする人もいるので、迷いが生じてしまうのも無理ないことです。

そしてさらに迷ってしまう理由として、子供が欲しくても授からないことで苦しんでいる夫婦がとても多いからです。

あるネットの調査では、既婚女性の3人に1人は不妊に悩んだ経験があるという結果があります。

子供が欲しいのに恵まれない人がいるのに、子供のいない人生を選択して良いのだろうか・・という気持ちになってしまうのも、迷いの理由ではないでしょうか。

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子供のいない人生の選択を迷わないために

子供が欲しくても授からないのなら仕方ないけど、子供が欲しくないから作らないのは間違っていると思い込んでいる人は確かに存在します。

そのような考え方をする人たちに対して説得したり、理解を求めるのはものすごいエネルギーが必要です。

頑張っても分かり合えるとは限りませんから、無理する必要はありません。

自分自身が幸せに暮らせれば、それが一番です。

子供のいない人生は不幸な人生だと思っている人たちも、幸せそうに生きている姿を見れば徐々に理解する可能性もあります。

それでも子供のいない人生を選択して良かったのか?と心が揺れる時の気持ちの切り替え方法を考えてみました。

貯金額の目標を立てる

既婚者の友人たちの中には、子供を作らずに仕事に励んでいるカップルが複数います。

彼らの話を聞いてみると、職場でひどい陰口を言われたこともあるそうです。

「子供を作らないのは自由だけど、高齢になって介護とか受けるようになったら、私たちの子供が納めた税金で面倒みるんだよね」

全く筋違いの陰口で偏見なのですが、そんな考えを持つ人がいるのは悔しいですね。

だったら、老後は自分の蓄えで悠々自適に余生を送れるくらいになれば良いです。

目標の貯金額を設定して、子供に頼らなくても、老後の面倒を自分で見られるようになれば良いのです。

仕事以外の喜びを見つける

子供を作らずに、仕事に打ち込むだけじゃなく、人生の喜びを仕事以外でも見つけるようにしましょう。

夫婦共通の趣味があれば理想的ですが、お互いに違う趣味を持っていて、夫婦でもベタベタしない距離感を保つのも夫婦関係をマンネリ化させないので良いことですね。

仕事が大好きで、仕事以外に何も生きがいがないという人は、それでもいいと思います。

理想の夫婦のカタチを見つける

子供がいなくてもカッコよくて、素敵な夫婦が身近にいれば、子供のいない人生に迷うことも少なくなります。

芸能人でもいいので、理想の夫婦を目指してみましょう。

ちはみに、私の理想の夫婦は唐沢寿明さんと山口智子夫妻です。

子供がいない夫婦でも、寂しそうでもないし、楽しく夫婦の生活を送っているように感じるので、ネガティブな噂もほとんど聞きません。

自分が役に立っていると自覚する

子供を産み育てている女性たちに対するリスペクトを忘れずに、自分が世の中に貢献しているという自負を持ちましょう。

バリバリ働いて、納税の義務を果たしていればそれだけで世の中の役に立っているのですから、堂々を胸を張りましょう。

母親の喜びも母親の苦労も知らないからといって、女性としての役割を果たしていないなんて考え方は1ミリも持たないようにして、世の中のママさんたちへの感謝の気持ちも忘れないようにすれば、お互いの立場に感謝できるようになるはずです。

厳しい声をエネルギーに変える

自分で選択したことなので、子供を作らないことで人に何を言われても気にしないことが一番です。

それでもショックを受けるような厳しいことを言われたら、それは妬みもあるかも知れません。

自分と人を比べても仕方ないのに、妬んでしまうから厳しいことを言いたくなるのではないでしょうか。

子供を作らないことで非難されたとしたら、それだけ憧れや羨望の対象に近づいているからだと思えば気持ちが軽くなりますよ。

親になる自信が持てない

このブログを書いている私自身は、1人の子供を生みました。

シングルマザーとして育てましたが、再婚した時には2人目を周囲から望まれました。

でも私は周りの期待には応えませんでした。

その理由は、1人の子供を育てた経験から、自分は親には向かない人間なのだとわかったからです。

子供への愛情は強かったと思いますし、幸せを感じながら育児をしました。

それでも親としては未熟すぎたし、年齢を重ねても親になるとバランスを崩してしまいそうだと思ったのです。

シングルマザーに育てられた1人息子は、きっと複雑な気持ちを感じながら成長したのだろうと考えると、再婚後も子供を欲しいとは思わなくなってしまったのです。

再婚相手にも、義父母にも、自分の両親も本心では子供を望んでいたので、申し訳ない気持ちになりましたが、周りの望みを叶えるために子供を生む気持ちにはなりませんでした。

人間を生み、育てることは、私にはそれほど重い決断だっったからです。

ためらいもありましたし、後ろめたさもありましたが、最終的には自分の決断だと思います。

まとめ

子供がいないことを悲観的に考える人はこの先もいなくなることはないでしょう。

結婚して、子供を生み育てることが正しいことで、それ以外は間違いだと決めつける人もいます。

それぞれの考え方がありますが、押し付けることはできないのですから、自分の選んだことに自信を持ってください。

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