結婚したいけど、結婚相手がいないから婚活するのですが、本人よりも親の方が積極的に婚活する「親子婚活」が最近増えています。
親子婚活は、女性側よりも男性側に多い傾向があるようです。
親が付き添わないと結婚相手も自分で見つけられないなんて、マザコンっぽくてイヤだ・・・と思われそうな感じですよね。
女性の立場から見れば、できれば避けたい相手に見えてしまいそうなので、婚活にはマイナスになりそうなのですが、親子婚活にもメリットがあるようです。
そこで、親子婚活のメリットやデメリットをチェックしてみましょう。
親子婚活のメリット
親子婚活が増えている背景には、経済的な理由があげられます。
結婚したくても、収入が少ないから結婚できないという人も増えていますし、そもそも婚活するためのお金がないという人もいます。
世の中的には、景気が回復しているとか言われていますが、実際には景気は悪化しています。
とくに結婚を意識する世代は、非正規雇用が増えていて、正規雇用者と比べて年間収入が100万円以上差があるというデータもあります。
正規雇用の人と同じように、毎日きちんと会社に通勤して仕事しているので、親から見れば「なぜ結婚しないの?」と思うのかも知れません。
でも、不安定な非正規雇用のまま結婚して、家族を作るのは不安になるのが当たり前です。
親が婚活の応援をするのは、経済的なことがメインなので、お金の問題で婚活できない人にとっては、親子婚活はメリットを感じるでしょう。
ただ、結婚後の生活もずっと親が援助するわけじゃないのなら、根本的な問題解決にはなっていないような気がしますね。
ですが、親が婚活を本気で応援し始めたことをきっかけにして、安定した仕事に就こうとする人もいるので、親子婚活が良いきっかけになるのなら、それはメリットですよね。
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親子婚活のデメリット
親子婚活のデメリットは、親の干渉が多いというのが一番です。
親が結婚相談所の費用などを負担して、積極的に婚活していると、「お金を出しているから、口も出させてもらう」というケースで親子喧嘩になることもあります。
親の望む相手じゃないとお見合いもできないようになるのは、親子婚活のデメリットです。
親子婚活に向いていない親の見分け方
親が婚活に積極的でも、親子婚活はしない方が良いタイプの親がいます。
どんなタイプの親が、親子婚活に向いていないのか、まとめてみました。
夫婦仲が悪い
両親の夫婦仲が悪い場合、子供には幸せな夫婦生活を送って欲しいという希望が大きく膨らみ過ぎるのが問題です。
自分たちのケースを子供の結婚に当てはめて考えようとしてしまうと、困った口出しばかりする可能性が高いです。
ステータスを気にする
何かにつけてステータスを気にするタイプの親が婚活に口を出すと、肩書だけで相手を判断しようとします。
結婚相談所でも、相手の学歴や親の職業などばかりを優先してしまい、当人同士の相性なんて後回しになってしまうでしょう。
世間体を気にする
子供が独身でいることが心配なわけじゃなく、いつまでも独身でいることが世間体が悪いというだけで婚活を支援する親もいます。
自分の世間体のためだけなので、親子婚活しても、良い結果になる可能性は低いでしょう。
一人っ子の親
一人っ子の親が子供の結婚に口を出すのは、かなりウルサイはず。
自分たちの老後のことや、家を継承するためなど、子供の幸せだけじゃない事情もプラスされるからです。
女性側から見た親子婚活
親が強力に背中を押して婚活を始める男性は、あまり結婚願望もなくて、本気で結婚したいのかどうかわかりにくいこともあると思います。
そういう煮え切らない態度は、女性を不安にさせるので、女性側から見ればメリットは少ないように感じるでしょう。
ですが、男性は親の前では照れ隠しをするので、ぶっきらぼうな態度をしているだけかも知れません。
心の中では、すごく結婚への意欲があるのに、それを出さないだけの可能性があります。
もしも本気で結婚願望がないのなら、そもそも婚活もしないと思いますから。
基本的には親の望みに応えてあげようとする真面目でやさしい男性のはずなので、結婚相手としては悪くないのではないでしょうか。
また、親が結婚相手を選ぶ段階に関わっているのなら、嫁として迎えたいと思う女性として選んでいるはずです。
嫁姑の関係は、結婚してから起こることが多いので、婚活の段階では何とも言えませんが、親の反対などが障害になることはないので、話がスムーズに進む可能性は高いと思います。
親子婚活できる親子関係
親が子供の結婚の心配をするのは、特別なケースではありません。
40代以降でも独身の人たちが増えているとわかっていても、自分の子供がいつまでも独身でいれば「誰か良い人いないかしら」と考えてしまうのは親心でしょう。
そういう親の気持ちを素直に聞き入れられるから親子婚活ができるので、少なくとも親子関係は悪くないはずですね。
家族間でコミュニケーションもとれているので、結婚相手として考えるのには安心できると思います。
問題のある家庭で育っていると、夫婦関係にも影響が及ぶこともあるからです。
親が結婚に口出しするのはマザコン確定とか、過干渉の毒親確定と先入観を持たないで相手と向き合ってみてはいかがでしょう。
まとめ
親が子供の結婚に口出しをするのは、昔からあることです。
ですが、子供よりも婚活に積極的になる親の本心をよく考えてみましょう。
子供の幸せのためじゃなく、自分たちのために婚活に前のめりになる親がいると、結婚相手が見つかっても、親が原因で上手くいかなくなるリスクが高くなるはずです。
親に婚活を応援してもらうのなら、「お金だけ出して、口は出さない」というルールを作るくらいの割り切った気持ちが必要でしょう。