離婚したいと思っても、その後の生活のことや子供のことなど、簡単に決心できないままズルズルと夫婦を続けているという方は、離婚の準備が整っているかチェックしてみると気持ちの整理ができるのではないでしょうか。
離婚は無理!という結果なら、不満をガマンするだけじゃなく、前向きに改善する方法を本気で考えることが大切でしょう。
ブログの筆者である私自身は、2回の離婚経験があります。
事実婚を含めると夫婦別れを3回経験しています。
複数回の夫婦別れを経験すると、後悔もあります。
もしも離婚を考えるタイミングとして良い時期だと思えるのかどうか、冷静に考えてから行動を起こして欲しいと思います。
離婚の準備が整っているようなら、これ以上のガマンは時間の無駄になるかも知れません。
離婚のタイミングを確認するポイント
一時的に頭に血がのぼって衝動的に離婚してしまうのは、その後の自分の人生を大きく狂わせる恐れがあります。
感情に流されずに、今が離婚のタイミングとして適しているのか、落ち着いてチェックしてみましょう。
離婚後の環境をチェックしてみる
離婚した後には、今の生活がガラッと変わります。
離婚した後の環境を整える準備はできているでしょうか。
・離婚経験者や離婚の知識が豊かな人とのつながり
・両親など親族は離婚に反対していない
・子供にきちんと説明できる
このような離婚後にも孤独に陥りにくく、困った時には相談できる人が周囲にいる環境があると心強いでしょう。
親や兄弟姉妹は離婚の理由によっては反対されることもあるでしょう。
その場合でも、親身になって相談に乗ってくれる友達が近くに居れば安心です。
身内の反対は時間をかけて説得することで応援に回ってくれることもあるので、孤独な離婚にならないことがポイントです。
離婚後のお金のことは?
お金のことが一番不安で離婚できない女性も多いはず。
お金のことは重要な離婚準備ですよね。
・今は収入は少ないが預貯金や資産がある
・今は仕事していないが、就職できるあてがある
・慰謝料や財産分与でまとまった額が確保できる
・子供の養育費を確実に受け取れる保証がある
・離婚した後に住むところに困らない
離婚するまでにフルタイムでバリバリ仕事をしていた女性なら、自立する経済力はあると思いますが、専業主婦やパート収入だけだった女性の場合はお金の確保ができないまま離婚に踏み出すのは怖いことです。
子供を抱えてシングルマザーになるとしたら、子供の生活を守るためのお金も確保しないといけません。
世の中のシングルマザーの80%はまともに養育費を受け取っていないのが現実です。
自分で稼ぐ手段を見つけないと、経済的に追い詰められるので焦りは禁物ですよ。
自立するメンタル
離婚する人が珍しくない世の中ですから、恥ずかしいとか、後ろめたいなんて感じる人はほとんどいないと思います。
ですが、離婚後はメンタルを病む女性も多いです。
一人で生きていくという不安を払拭するために、頑張り過ぎて疲れてしまうことも少なくないのです。
離婚後にメンタルを崩したことで体調まで壊して、仕事もまともにできなくなるケースもあるので、自分のメンタルとも向き合っておきましょう。
・クヨクヨと悩むことが少ない
・面倒なこともコツコツと片付けられる
・離婚した後のことを前向きに考えられる
・結婚生活で夫に依存する割合が小さかった
・自分のことは自分でやりたい
このようなタイプの人なら、離婚後も強いメンタルで生き抜けるでしょうが、その逆だとしたら一人で全て抱えることに強いストレスを感じてしまうかも知れません。
不安ばかり大きくなって押しつぶされてしまう恐れがあるので、離婚した後に近くで支えてくれる存在が必要でしょう。
関連記事:子供が成人した後は離婚することを決めている妻はどのくらいいる?
子供の将来を想像してみる
離婚はあくまでも夫婦の問題ですが、子供がいる夫婦が別れる場合は二人だけの問題では済まされません。
子供のために離婚をガマンしている人は山ほどいますし、子供が成人を迎える時が離婚のタイミングだと目標を定めている人もいます。
ガマンできるのならそういう選択もあると思いますが、どうしても夫婦でいられないのなら、仕方ないことだと思います。
ただ、両親が離婚してどちらかの親と暮らすことになる子共の将来も考えてみましょう。
子供が成長する段階で、親の離婚が原因で夢を諦めたり、惨めな気持ちにさせるかも知れないのです。
自分の気持ちを優先して考えれば離婚のタイミングもそれほど悩まないでしょうが、子供の人生にも影響すると考えると、早まってはいけないと思い留まる人もいるはずです。
現在の子供の様子だけで判断せず、その子の性格や個性などを考えて将来をイメージしてみてください。
結婚は勢い・離婚は慎重
結婚のタイミングを逃す人は、勢いに乗れないからだと言われます。
赤の他人同士が夫婦になるためには、深く考え過ぎず、ある程度は勢いに任せなければ踏み切れないからでしょう。
逆に離婚の場合は、勢いではなくじっくりと慎重に考えることが大切です。
自分だけなら構わないかも知れませんが、子供がいるのならより慎重になることが必要です。
旦那さんに裏切られたケースでは、怒りの感情で後のことを考えずに突っ走ってしまう人もいます。
離婚が成立してから「もう少し粘っておけばよかった」と後悔しないためにも、慎重になりましょう。
ただし、DVなどで身の危険を感じているようなケースは別の話です。
そういうケースでは、先ず身の安全を最優先してくださいね。
本当に離婚したいのか
離婚のタイミングをチェックするための条件としては、自分を取り巻く人間関係、経済面、メンタル面の準備が整っていれば、離婚後に困窮することも少ないと思います。
ですが、本当に大切なことは離婚した後に自分が幸せになれるかどうか・・です。
離婚したいと考える理由は人によって違います。
とにかく夫のことが嫌いで、一緒に暮らすことでストレスしか感じなくなってしまったとしても、そこまで嫌いになる理由があるはずです。
もしかして、夫のことが嫌いな理由は自分の方にあるかも知れないのです。
離婚した後に嫌いな夫の顔を見なくなるだけでも十分に幸せを感じられるというなら生活は大変でも離婚した方が良いでしょうね。
私が一度目に離婚した時は、お金のことも何もかも準備不足で見切り発車でした。
離婚理由は、まともに生活費を入れてくれない自営業の夫に頼る生活が不安でたまらなくなってしまい、自分で働いて確実に収入を得た方がよほど安心して生きられると考えたからです。
その前に夫のことも嫌いになっていましたが、生活を守ってくれていれば、我慢することはできたのではないかと思っています。
ですが、この時はまだ20歳という若さだったので、がむしゃらに働く自信もあったんですよね。
まともに寝る時間も削って働き続けましたが、それも長く続くと身体を壊し、メンタルも壊しました。
後悔しているわけじゃないけど、もう少し自分を大切にする方法を考えて離婚した方が良かったという思いが頭をかすめます。
これから離婚をする女性たちには、本当に離婚した方が今よりも幸せになれるのか、しっかり考えて欲しいと思います。
まとめ
どんなに考えても、離婚しか方法がないという結論に至ったのなら、少しでも自分のメリットになる離婚方法を考えましょう。
そのためには、一人でも多くの離婚経験者の話を聞いてみるといいですよ。
ドロドロの離婚を経験すると、法律のこともかなり詳しくなるので、参考になるでしょう。