夫婦の間で会話する時間が年々減っている・・。
それって、別に珍しいことじゃないですよね。
こう言ってはアレですが、我が家も会話はあまりありません。
その理由は、下手に会話をすると、いろんなズレが生じてケンカになりやすいからです。
しかし、やはりそうして会話が減ってしまうのはあまり良いこととは言えないのもわかっています。
よく、長く夫婦をしていれば会話なんかしなくてもお互いのことはわかっていると言ってる人もいますが、じつは家族というのは思っているほど同じ時間を過ごしていないのです。
仕事で家にいない時間と睡眠時間、家事をしたり、お風呂に入ったりなどを考えると、意外と少ないでしょう。
だからこそ、せっかく会話するのであればケンカになったり、気持ちのズレが生じないようにしたいもの。
そこで、夫婦間の会話によるズレを防ぐポイントをご紹介します。
愚痴と相談の違い
夫婦の会話というのは、友達同士の会話とはまた少し違いますよね。
お互いに仕事を終えて帰宅した後の会話となると、仕事で起きたことが会話のきっかけになると思います。
もしくは子供のことなどでしょうか。
ここでまず確認しておきたいことは、その話が単なる愚痴なのか相談なのか・・という点です。
ただ聞いて欲しいだけの愚痴なのか、それとも何か具体的なアドバイスを求める相談なのかはっきりしないまま会話が始まると、双方の認識にズレが生じてしまうことが多いのです。
これは単純に性別の違いというよりも、脳の構造の違いとも言われています。
女性脳の人は男性にもいますし、男性脳の人は女性にもいるし、性別でハッキリ違うわけではないのですが、女性に多いのが会話の相手に何を求めているのかわかりにくいこと。
そして男性に多いのが、求められてもいないのにアドバイスしてしまうことです。
例えば、こんなケースです。

今日ね、ママ友から○○と言われたんだけど、納得できないのよね

どうしてそんなこと言うんだろうね

どうしてなのかわからないけど、私が何かしたのか気になっちゃってずっとモヤモヤしてて。これまでも同じようなことが何度もあったんだよね。

それならきちんと聞いてみた方がいいよ。わからないままだと同じ事がこれからも続くし、子供同士にも良くない影響があるかも知れない

それはそうなんだけど、難しいよ
ここまでの会話になったとき、「具体的にどう聞けばいいのか教えて」という求めがあれば助言すればいいのですが、それがない場合は助言は求めていないのです。
ママ友というのは、子供を介した関係性なので、友人関係でもまた少し違います。
とても気を使って付き合っている人も多いので、少々嫌な気持ちになったとしても子供が成長するまでの関係性としてガマンしなければいけないと考えている人も多いでしょう。
つまり、ここでははっきりとアドバイスを求めていないのであれば、ただただ話を聞くことでズレを生じさせずに済むのです。
話を聞くだけが苦手な人
ここでもう一つおさえておきたいポイントがあります。
いわゆる男性脳の人は、とりとめのないおしゃべりが苦手な傾向があります。
何気ない会話にも何らかの目的を持ち、解決したり改善を求めるタイプが男性脳です。
こういう人に解決策を見つけ出そうとしない会話はとても無意味なものに感じてしまいます。
なので、愚痴のような話を聞くだけというのは時間の無駄のように感じて、見下すような言動をしてしまうことがあるのです。
そうなると険悪なムードで一直線ですね。
このことを理解しておくだけで、お互いの違いがわかり、ズレが生じたとしても素早く修正できるのです。
会話の趣旨をはっきりさせる
夫婦間の会話は、何気なく始まることが多いため、なかなか趣旨をはっきりさせるのは難しいと感じるかも知れません。
テレビを見ておしゃべりするとか、そういう時であれば何気なく始まっていつの間にか終わるのでそこまで気にしなくてもいいのですが、何か聞いて欲しいとき、何か相談したいときは、それをはっきり伝えることが大切だと思います。

アドバイスはいらないから、ただ聞いて欲しいんだけど
こういわれたら、そのつもりで聞くことに徹することができます。
ただ聞くだけが苦手だったとしても、きちんと伝えられれば聞けるのではないでしょうか。
それができないのであれば、そういう会話ができる人ではないと諦めるしかないでしょうね。
まとめ
夫婦の会話がめっきり減っているという方は、もしかしたらお互いの認識のズレが修正できないままで溝ができているのかも知れませんね。
無理に話そうとしてケンカになるのも嫌だと思うかも知れませんが、少し認識の違いを理解するだけで違うのではないでしょうか。