反抗期の孫との付き合い方!祖父母が中和の役割になれるのかも!

家族

久しぶりに孫と会えるというので喜んでいるのに、何だか孫の様子がいつもと違う・・・。

どうやら反抗期のようだ。

親子の間では、反抗期はギクシャクします。

ただ、おじいちゃんやおばあちゃんに対しては、親への態度とは少し違うはずです。

反抗期の孫と上手く付き合うことで、親子間の微妙な空気を中和することができるかも知れません。

反抗期の孫との接し方を考えてみましょう。

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 反抗期とは

思春期になると多かれ少なかれ反抗期はあるでしょう。

なかにはまったく反抗期はなかったという人もいますが、それは自分が気が付いていないだけかも知れませんし、あるいは親に対しての反抗期がなかっただけで他のところに出ていたのかも知れません。

そもそも反抗期というのは、精神発達の過程、自立へ向けての成長、自我意識の高まりによって起こる変化なので、子どもから大人になる過程ではむしろ順調に成長しているわけです。

反抗期がまったくないのも心配になるという親もいますから、決して悪いことではないのです。

とはいえ、同じ屋根の下で暮らしている親子なので、子どもが反抗的な態度をとればイラっとしますし、ケンカにもなるでしょう。

これは自立する過程での親離れと考えて冷静に受け止められるといいのですが、親も人間です。

反抗的な態度を毎日とられれば、そうも言ってられないのではないでしょうか。

反抗期の子どもの気持ち

反抗期とは、子どもにとっても精神的につらいこともあります。

今まではとくに矛盾や疑問を感じなかったことが、急に「?」となるわけです。

たとえば、親が心配してかけてくれる言葉のひとつにしても、これまでは自分を心配してくれる、気にかけてくれる、愛してくれると感じられていたのに、急にそれが「干渉」されているとか「監視」されていると感じるようになり「うるさい」「ウザい」と言葉や態度で遠ざけようとするのです。

かといって、親が完全に突き放してしまえばそれはそれで愛情を感じられない不安を覚えてしまう。

この矛盾がまさに成長過程で起こる不安定な精神状態なのですね。

自分自身も揺れ動いているので、反抗期は子どもにとってもなかなかつらい時期と言えるのではないでしょうか。

祖父母に対する反抗期

思春期になって、親に対しては反抗的な態度をとるようになっても、祖父母にはこれまで通りに接する子どもは少なくありません。

個人差があるので、必ずしも祖父母には反抗しないわけではないですが、とくに一緒に暮らしていない祖父母には反抗期になっても甘えたり、やさしく接する子どもは多いようです。

親よりも距離を保っている存在だと無意識でもきちんと区別できているのでしょう。

もしも反抗期に親子関係が悪くなっているようであれば、おじいちゃんとおばあちゃんの出番があるかも知れません。

具体的に何ができるのかというと、孫へのケアよりも親のケアです。

つまりは娘や息子が親になり、子どもの反抗期に悩んでいるようであれば、そこに手を差し伸べてあげることができます。

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親の心配を和らげる

子どもの反抗期に親がもっとも心配するのは、その反抗が非行につながるのではないかということです。

これは親としては当たり前の心配ですが、子どもが成長して自我が強くなるときにの変化を「非行」と決めつけてしまうのは子どもとの関係を悪化させてしまいます。

心配されればされるほどに反抗的な態度になってしまうのも、自分ではコントロールできなくて苦しんでいるのかも知れません。

そんな時に親が「悪い仲間に影響されている」というような詮索や干渉をすれば、信用されていないと感じて余計に関係が悪化してしまうでしょう。

ここでおじいちゃんやおばあちゃんに対しては、やさしく接してくれると伝えるだけで親はとても安心するはずです。

祖父母へのやさしさ、いたわりの気持ちを失っていないと知るだけで、子どもの反抗期に悩む親はホッと胸を撫でおろすでしょう。

まとめ

思春期になれば、どんなに甘えん坊だった孫でも多少の変化はあると思います。

親とおなじように反抗的な態度になるケースもあるかも知れません。

しかしそれは、それほど関係性が近いことを示していると思うので、人生経験を駆使して大きな気持ちで少し距離をおいて見守ってあげることもできるのではないでしょうか。

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