「家に帰りたくない」と思ってしまう夫の気持ちを理解できる?

家族

夫が家になると体調が悪くなる「夫原病」になっている妻たちが増えていることが話題になりましたが、その反対のケースもあるんですよね。

やっと仕事が終わり、さあ家に帰るぞ!とすんなり帰れるならいいのです。

ところが、夕方になって就業時間が近づくとどんどん憂うつになってきて、気分が落ち込み、つい寄り道してしまうという夫たち。

これは帰宅拒否シンドロームと言われています。

自宅に帰りたくない夫たちは、なぜ家に帰るのが憂うつになってしまうのでしょう。

夫たちの本音を探ってみました。

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帰宅拒否になる原因とは

自宅に帰りたくなくて、仕事が終わっても寄り道して時間をつぶしている男性たちは数えきれないほどいます。

なぜ家に帰りたくないと思ってしまうのか、帰宅拒否する男性の本音に迫ってみましょう。

夫を管理したがる妻

帰宅拒否シンドロームになる原因として多いのが、夫のことを自分の思い通りにコントロールしたがる妻のいる家に帰りたくないという理由です。

朝、家を出る時から「何時に帰る?」と帰宅時間を質問されて、「わからない」という答えでは納得しないので、帰宅目安時間を伝えます。

しかし仕事の都合でその時間に帰れないと妻の機嫌が悪くなるのです。

電話でもメールでもLINEでも、帰宅時間が遅くなることを伝えれば機嫌が悪くなることもないはずですが、それを伝えてもダメだったりすると家に帰りたくないと思うのも理解できます。

残業の予定もないのに、毎日遅い帰宅時間を伝えて予め自己防衛したくなり、必然的に家に帰る時間もどんどん遅くなってしまいます。

妻の管理を苦痛に感じない人には理解できない理由かも知れませんが、夫たちの多くは管理されることに窮屈さを感じています。

夫への依存度が高い

仕事で疲れて家に帰ったら、ゆっくりとくつろいで過ごしたいと思う夫にとって、妻が自分に依存しているのは重荷に感じてしまいます。

また自宅に帰りたくないとまで思わせる依存度は相当かと思いますが、大したことじゃなくても夫に相談しないと何も決められないとか、夫にしか本音を話しできないと、夫の帰宅を待ち構えています。

小さなことでも、それが日々積み重なれば、帰宅拒否シンドロームになってしまうのでしょう。

夫への対抗心が強い

負けず嫌いな性格の妻は、家の中でも夫に対してライバル心を隠そうともしない。

そんな家庭では気が休まらないから家に帰りたくないと思ってしまうのです。

もともと負けず嫌いな性格だと知っていて結婚したとしても、人間関係が限られてしまう主婦になると、負けず嫌いの対象が夫にも向かってしまうのです。

会話をしていても夫の話しを否定したり、夫が知らないことを話題にして、「そんなことも知らないの?」という態度をとられると、気が休まりません。

夫を必要としない

自立心が強くて、結婚しても夫の存在を頼りにすることがほとんどない妻がいると、家に帰る帰りたい気持ちが薄れてしまうことがあります。

依存され過ぎるのは重荷だけど、まったく頼ってくれないのは自分の存在意義はわからなくなってしまうのでしょう。

被害妄想や被害者意識がある

被害者意識が強いと、いつも自分自身で悲劇に浸ってしまう傾向があります。

大したことでもないのに、くよくよ悩んで落ち込んでしまい「どうせ私なんて・・」と自分を責めてしまう妻を見ているのは嬉しいものではありませんよね。

被害者意識が強い妻に神経を使いながら会話するのが疲れるので、帰宅拒否シンドロームになってしまうわけですね。

家事をしない

家事は女性の役割と決めつけている夫は論外ですが、分担したはずの家事もしないで家の中が散らかっていると帰りたくなくなります。

片付けられない理由として、統合失調症のような精神的な病気であれば治療しないと治りませんが、ただめんどくさがって家事をしないのは困りますね。

足の踏み場もない状態までいかなくても、くつろぐ場所を作るために、まず部屋の掃除から始めないといけないとなると、帰宅が憂うつになっても仕方ないと思います。

夫の居場所がない

自分の家なのに、自分の居場所がないから帰りたくないと思っている夫は年代を超えて沢山います。

若い世代でも、妻と子供がベッタリの関係で、夫は蚊帳の外になってしまうから寂しくなって家に帰らずに飲み歩くなんてケースもありますね。

中年夫婦でも、夫が帰宅するとあからさまに不機嫌になり、邪魔モノ扱いされるので、居場所がないと感じてしまい帰宅が怖くなる夫もいます。

会話が成立しない

女性と男性は会話をする時に、言語機能の脳の使い方に違いがあります。

例えば女性は一つの話題から広げることが得意です。しかし話題が広がるとまとまりがなくなってしまうこともあるのです。

妻の話がダラダラと続いていてうんざりしてしまうけど、話しを聞かないと機嫌が悪くなるので帰宅時間を遅くして会話の時間を作らないようにしています。

夫が何か話題を振って、それが理解できないと「どうせ私はバカだから」とか「見下しているんでしょ」なんてことになってしまうと困るので、会話が上手くできないことで、家に帰りたくないと感じてしまいます。

家事分担を嫌がる夫

共働き夫婦が多くなり、妻もフルタイムで仕事をしていると、家事は夫婦で分担するのが当然です。

ところが、フルタイムで働いている妻に家事のほとんどを押し付けている夫は6割を超えるんです。

さすがに妻の方が収入が多いと積極的に家事もするのでしょうが、収入が多いというだけで家事分担を嫌がる男性陣は少なくありません。

しかし、面と向かって「オレの方が稼いでいるから家事はしなくてもいいだろ」と言ってしまうと夫婦関係が崩壊する恐れもあります。

仕事と家事、さらに育児まで一人で頑張る妻を見て、大変だと思う反面、自分が負担する家事のことを考えてしまうと帰宅の足どりもズシッと重くなってしまうのです。

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帰りたくなる家とは

男性たちが家に帰宅拒否したくなる理由には、妻に対する不満がほとんどです。

ですが、それは妻側だけに原因があるわけじゃありません。

夫側が家族で過ごす時間を大切に考えずにいたことで、徐々に居心地の悪い空間になっていったのかも知れません。

ではどうしたら帰りたくなる家になるのか・・。

まず、仕事終わりに同僚たちと過ごすのが楽しくて、帰宅時間が遅くなる場合は、あまり気にする必要はありません。

家族に同僚と同じように接してもらおうとするのは無理ですから。

楽しいから帰りたくないのではないのなら、家の中にいる時間に苦痛を感じていると考えられます。

まずできることは、旦那さんが家の中で落ち着ける場所を作ることです。

居住空間に限りがあるので、一部屋を旦那さんのために空けることが無理であれば、パーテーションを使ったり、家具の配置を変えるなどして、落ち着ける場所を作ることを考えてみてください。

まとめ

家に帰りたくない夫側の言い分は、とても身勝手なこともあります。

ただ、トラブルを避けたいから帰りたくないというのもあるようです。

夫が家に帰りたくないと思っているかも?と少し自分の振る舞いや発言を振り返ってみるのもいいと思います。

まずは家の中に居場所があるかどうか、考えてみましょう。

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