恋人同士や夫婦がケンカしたときなどに、どちらかが「もう無理」と言い出すのは危険信号が点滅したと感じますよね。
ですが、「もう無理」という言葉には、色んな意味があります。
自分の思い込みだけで聞いてしまうと、二人の気持ちがすれ違ったままホントに壊れてしまうかも知れません。
恋人や夫婦の間で口論になったときに、冷静に考えられるように、「もう無理」という言葉の裏側にある意味を考えてみましょう。
男性の「もう無理」の意味
男性が彼女や奥さんに対して「もう無理」という時には、どんな心理状態なのでしょう。
その言葉に潜む本心に迫ってみます。
この状況が無理
口論になると、いつまで堂々巡りで終わらなくなることがあります。
男性はそういう状況が苦手な人が多く、1つの問題を話し合っていると過去の問題が次々に出てくるようになると「もう無理」と言い出す傾向があります。
「もう無理」だけでは、余計に悪化するのに、言葉足らずの典型です。
この状況から逃げたい
「もう無理」のあとに「寝かせてくれ」とか「明日仕事なんだからいい加減にしてくれ」などと、話を打ち切ろうとする。
それはとにかく今の状況を終わらせて、その場から逃げたい気持ちが前面に出ています。
逃げ出すとして「もう無理」と言われると、女性の怒りの炎に油を注ぐようなものなのですが、それがわからないから言ってしまうのです。
時間を稼ぎたい
言語の機能は男性より女性の方が優れていると言われています。
口論になると、理詰めで追い込まれてしまい黙り込む男性も多いですよね。
言い返すこちができない悔しさから、とにかく相手を黙らせるための時間稼ぎとして「もう無理」と言ってビビらせようとするのもよくあるパターンです。
本心から無理だと思う
言い争いが続いたときに「もう無理」と男性が口にする場合は、心の底からそう思っていることもあります。
日ごろは口論してもあまり言い返すこともなく、相手の女性に言われるがままの人の口から出た場合は、本気で終わりを覚悟した方が良いかも知れません。
女性の「もう無理」の意味
女性が彼氏や旦那さんに対して「もう無理」というときには、どんな本心が隠れているのか見てみましょう。
相手の心を試したい
彼や旦那さんと口喧嘩していると、相手の態度から愛情を感じられなくなるのは当然だと思います。
愛情を前面に出しているのなら、ケンカになることもないですから。
彼が自分のことをどう思っているのか不安になったけれど、それを素直に見せるわけにもいかない状況なので「もう無理」と言って相手の気持ちを確かめる女性は多いです。
思い当たる人もいるでしょう。
愛情を試したかっただけで口にした言葉だったのに、
わかったよ、別れよう
と言い出して、引くに引けなくなって別れることもあるので、軽々しく口にするのはやめた方がいいですね。
わかり合えない苛立ち
パートナーと気持ちを通じ合わせようとして、一生懸命になっているのに、それが全く通じないと苛立ちマックスになって「もう無理」と言いたくなります。
こちらの熱意との温度差を感じると、苛立ちはさらに強くなるでしょう。
相手が一生懸命になればなるほど、引いた態度になるような男性もいるのです。
もう無理なんだけど
は?何が無理?
という反応になれば、それ以上は何を言っても無駄です。
自分の苛立ちを早く鎮めることだけに専念したほうが良いと思います。
キャパを超えている
彼氏や旦那さんに対して、甘やかしてしまう女性は、自分がガマンしていることに気が付かないことがあります。
ガマンの上に成り立っている関係は、いつか許容範囲を超えてしまうのです。
無理だと感じた時には、キャパを超えているので、ほんとに無理だと思う前に自分が気が付かないと壊れてしまうでしょう。
気が付いて欲しい
言葉で上手く伝えることが苦手な女性もいます。
態度で素直に表すのが苦手な女性もいます。
不器用なタイプなのかも知れません。
「もう無理」というのは、二人の関係を続けるのが無理というよりも、もっと自分の気持ちを理解して欲しいというサインとして発することがあります。
まとめ
「もう無理」というのは、「○○だから○○するのはもう無理」というように、正しく使わないと誤解や勘違いを生みやすいのです。
その分、相手の反応を見てどんな意味なのか方向転換することもできます。
本当に終わりを覚悟して発するケースは少ないのでしょう。
でも、ほんとにギリギリまで何も言わない人もいるので、相手の性格をよく見て理解する努力は必要ですよね。