今の時代は性別に関係なく、どんな職種でも男女が平等に働けるようになりました。
ですが、それはあくまでも制度上のことですよね。
やはり女性の多い職場、男性の多い職場というのは今でもあります。
もしも自分の彼氏が働いている職場が、女性の割合が圧倒的に多いとなれば、複雑な気持ちになるでしょう。
仕事なので仕方ないと思っても、心がザワザワしてしまうのはよくわかります。
私にも同じような経験があり、かなり嫌な気持ちになったことを記憶しています。
似たような経験をしている女性は周りにも多いので、悩んでいる方が少しでも心が落ち着くためのヒントをまとめてみました。
女性の割合が多い職場とは
女性が多い職場といえば、女性向けの商品やサービスを扱う分野や、看護や介護にかかわる分野でしょう。
看護や介護に関して言えば、男性も多く働いていますが、女性が50%以上を超えている施設が多いようです。
女性向けのアパレル関係、化粧品やエステなどの美容分野などは、女性の割合が90%を超える職場が多く、男性は管理職に就くことが一般的でしょう。
この他にも女性が接客するサービスを行う飲食店なども男性のスタッフは少ないですよね。
探してみれば、もっと他にもあります。
たとえば、パートの女性が多い製造業でもそうですよね。
誰が見ても女性が多い職場だとは知らず、よく話を聞いてみないと女性が多い職場だと気が付かないケースもあるので、知らなければザワザワした気持ちにはならないのかも知れませんね。
女性が多いと不安になるのは当たり前なのか
彼氏や旦那さんの職場に女性が多くても、それだけで疑ったり、ヤキモチを妬くのは心の狭い女だと思われてしまいそうだから、表面上は平気なふりをしている人も多いでしょうね。
私もそうでした。
体験談として参考にしてください。
30代半ばでお互いにバツイチ同士で付き合っていた彼氏のことです。
その人はゼネコン関係の仕事をしていました。
職場は男性が8割でしたから、付き合い始めた当初は職場の女性に対するヤキモチなんて感じませんでした。
ところが、彼の会社が新たに老人介護の施設運営の事業を始めることになり、その部署に配属されたのです。
グループホームを建設し、運営も行うという事業の部署で彼は施設で働くスタッフの求人から管理などを任されることになりました。
介護スタッフは全員だったので、いきなり彼は女性に囲まれて働くことになります。
女性同士の職場では、人間関係のトラブルも多く、彼はスタッフの相談を聞くことも増えていきました。
でも、私はその状況を1つも知らされていなかったので、まったく嫉妬もしなかったのです。
ところが、ある時からすごく嫌な気持ちにさせられることが続き、一気に嫉妬心が爆発します。
そのきっかけは、彼のプライベート用の携帯電話からです。
彼は自分が休みの間に何か施設で緊急事態が起こった時のために、社用ではなく個人の携帯電話の番号とメールアドレスをスタッフ全員に教えていたのです。
その事実を知った後も、私はしばらく我慢していました。
介護施設という仕事上、24時間体制ですから何が起こるかわからないのは理解できます。
彼の責任感からしたことなので、嫉妬しても仕方ないと思うようにしていたのです。
しかし、そのうち休みの日に電話が何度も鳴り、その度に楽しそうにスタッフと思われる女性と会話しているのを目の前で見せられてイライラすることが多くなりました。
メールも頻繁に届くらしく、私の前で内容を読んではニヤニヤしながら返信しているのです。
ついに堪忍袋の緒が切れた私は、「ねえ、介護職員さんたちとどんなやりとりしているのか私に見せられる?」と聞いてみたのです。
すると相当焦っている様子でしたが、そこで拒否すると余計に疑われると思ったのか、見せてくれました。
その中のやりとりを見てみると、スタッフ同士のもめごとに対する愚痴もありますが、ほとんどが彼にアプローチしているような内容ばかりでした。
「○○さんが休みだとさみしいです」
「○○さんはうちの旦那とは大違いです」
「今度飲みに行きましょう。2人だけで」
このような内容のメールが5人くらいの女性スタッフから届いているのです。
5人とも既婚者だから心配ないよ・・・という彼の言葉を聞いて唖然としてしまいました。
既婚者だからなんて関係ありません。
職場で出会う数少ない男性に対してグイグイアプローチしているのだから、安心できるわけないのです。
彼がその職場で働く間、ずっとモヤモヤした気持ちになるのは嫌だったので、最終的には別れましたが、「隠していたわけでも、嘘をついていたわけでもないのになぜ別れなきゃいけないのか」と言われました。
たしかに隠していたわけじゃないでしょうし、嘘をついていたわけでもないのは間違いないのですが、彼の本性を見た気がして、付き合う気持ちが薄れてしまったのです。
やきもち妬きだけが原因ではないのかも
彼氏が女性に囲まれた職場で働いていると、どうしても心配になってしまうのは仕方ないことだと思います。
それを「私ってどうしてこんなに嫉妬心が強いのだろう」と自分を責めてしまうとさらに悪いことを考えるようになってしまいます。
もちろん心配し過ぎかも知れませんし、少し嫉妬心が強いのかも知れません。
ですが、どんなに女性に囲まれた職場で働いていても、彼女や奥さんを不安にさせない男性もいます。
必ずしも自分だけに原因があるわけではないのです。
自分の気持ちだけで解決できる問題ではないのは、彼氏にも原因があるのではないでしょうか。
安心して彼の仕事を応援できるようになるためには、あなただけが努力するのではなく、彼の努力も必要だと思うのです。
私の体験したことで言えば、彼が職場の人たちに緊急事態に備えて個人の連絡先を教えた時に、しっかりとルールを決めなかったことが原因だと思います。
「業務上でどうしても緊急に伝えなければいけない時のためなので、それ以外のことには使わないでください」ときちんと伝えていれば、休日にどうでもいい内容のメールや電話が入ることは避けられたでしょう。
それができなかったことと、女性のスタッフからモテていると感じて嬉しさを隠しきれずにニヤニヤした様子を見せていたのですから、別れて正解だったと思っています。
つまり、私の嫉妬心だけが原因ではなく、女性の多い職場で働く彼の心構えにも問題があったのではないでしょうか。
安心できる条件とは
女性が9割を占めるほど、男性の割合が少ない職場で働いている人と付き合うと、精神的な負担はかなり重くなります。
仕事なのでガマンしなければいけない気持ちと、なぜ安心させてくれないのかという気持ちで心がグラグラと揺れ続けて、疲れ果ててしまうかも知れません。
もしも気になっていて、これから付き合いたいと考えている男性が、女性に囲まれる職場で働いているのなら、安心できる条件を満たしているのかチェックしてみましょう。
職場に元カノがいるか
どんなに女性が多い職場だとしても、仕事とプライベートをきっちり分けられる人であれば、それほど心配することもありません。
職場の女性と過去に交際したことがあるのか確認してみましょう。
一度でもそういう経験があるのなら、職場内の女性を恋愛対象として見る人なので、安心するのは難しいかも知れません。
何年も女性に囲まれて仕事していても、同じ職場内の人とは恋愛関係になったことが一度もないのなら、きちんと線を引ける人だと思います。
仕事仲間とプライベートで会うのか
仕事で知り合った人だから、プライベートで会うのはダメというルールもないですが、女性の多い職場では、誤解されて困ることもあるはずです。
そういうことに考えが及ばず、仕事仲間の女性とプライベートで会う人と付き合うと、安心できる日はほとんどないと思います。
女性の多い職場では、人の噂のせいで仕事しにくくなることもあるので、そういう点に注意できない人には困らされる結果が想像できますね。
その職種を選んだ理由
仕事の種類は数えきれないほどありますが、その中でも女性が多い職場を選んだ理由があるはずです。
女性が多いとか、そういうことは関係なく、その分野の仕事をするのが目標だったというのなら、あまり心配ないのかも知れません。
そういう目標がしっかり定まっていたわけじゃなく、ただ何となく仕事を探して見つかっただけとか、女性が多い方が楽しそうだとか、そういう気持ちが本心に隠れているのなら、彼女や奥さんを安心させるのは難しいでしょう。
なぜその仕事に就いたのか、真面目に話してくれる人なら、過度なヤキモチを妬かなくても大丈夫だと思います。
彼がモテるのを喜ぶ余裕
彼がどんなに仕事とプライベートをきちんと分けていても、職場の女性の中に彼を狙う人がいれば、やはり安心できないですよね。
仕事をしている時間は、恋人よりも近くにいるので、負けてしまいそうな気持ちになってしまうのも当然です。
彼がわざわざ職場でモテていることを恋人に話さなければ、そういう存在には気が付かないはずですが、気が付いてしまうのは彼にも心の揺れが見えているからでしょう。
そんな時に「私の彼だからモテるのは当たり前」と余裕の気持ちになれる人じゃないと、女性に囲まれた職場で働く人を彼氏にするのは厳しいのではないでしょうか。
彼女がいることを知っていても、奪い取るくらいのつもりでグイグイ責める人もいますから、そういう人から狙われた時にも冷静になれるのかどうか自分の心に問い合わせてみてください。
まとめ
彼が仕事を頑張っているのに、女性が多いという理由で嫉妬の炎をメラメラさせてしまう自分が嫌になってしまう気持ちは痛いほどわかります。
ですが、それはあなただけに原因があるわけではなく、そういう気持ちにさせてしまう彼にも原因があると思うのです。
ザワザワしてしまうのは、何か必ず理由があるはずなので、それを見つけ出すことを考えてくださいね。