進学や仕事の関係など、さまざま事情で遠距離恋愛していた2人が、やっと遠距離恋愛を卒業できるのは、嬉しいものですよね。
離れていた時の望みが叶うのですから、とても幸せを感じることでしょう。
それなのに、遠距離が終わって近距離になって間もなく別れてしまうケースは少なくありません。
私の友達もそうだった。
彼が留学から戻って一か月もしないうちに別れちゃった。
どうしてなんだろう。
理由として考えられることをまとめてみました。
もしも今あなたが、まさに遠距離恋愛を終えて、恋人と近くで暮らせる予定があるのなら、参考にしてください。
遠距離から近距離になる問題
遠距離恋愛は、簡単に会えないのが一番ツラいことですよね。
「彼女の顔を見て話したい」
「彼と手を繋いでデートしたい」
こんなささやかな願いでさえ、簡単に叶えられないのですから・・。
近距離で暮らすようになれば、一気に解決します。
顔を見たいと思えば、すぐに会いに行けますから、もう寂しさからケンカになったりすることもなくなるはずです。
ところが、会いたい時にはいつでも会えることが、新たな問題を生みます。
毎日会いたいし、毎日会えるのに、彼はデートは週1回にしたいって言うの。
遠距離だった時は「俺も寂しいよ」とか「毎日会いたいよ」って言ってたくせに・・。
このパターンは遠距離から近距離になったカップルがもめる一番の原因です。
会いたくても会えない距離にいる時は、毎日の会えることを望んでいたのに、いざ現実にそれが叶うとなった途端にどちらか一方が会う頻度を抑えようとします。
今まで言っていたこととは違う!嘘つき!
毎日のように会える日を夢に見ていたのに、裏切られたような気持ちになってしまうのもわかります。
しかも、会う頻度を抑えようとするのは、大半は男性側なのです。
なぜ男性は遠距離から近距離になった途端に、態度や発言が変わってしまうのでしょうか。
遠距離を終えた男の気持ち
遠距離恋愛を終えて、彼女の近くで暮らすようになると、離れていた時と変わってしまう男性の心理はどうなのでしょう。
彼女に押される
いつでも会える距離になると、今までの寂しさやガマンしていた気持ちが一気にあふれ出してしまう彼女に押されて、少し逃げ腰になるのが男性心理です。
付き合い始めた時から近い距離にいたのなら、きっと早い段階で別れてしまったかも知れません。
彼女が「会いたいよ」とか「寂しい」というのを聞いても、会えない距離にいたからあまり実感できなかったのです。
現実に会えるところにいると、ほんとにグイグイと前のめりなので、ビビッてしまう男性もいます。
結婚がリアルになる
遠距離恋愛が終わったら具体的に結婚を考えようと話し合っていた場合は、リアルに結婚という大きなことが迫ってきて、急に態度を変えてしまうのです。
2人の間で、遠距離期間が終わった後に結婚を意識するような言葉があったのなら、それは覚悟していたはずです。
ただ、遠距離期間よりも頻繁に会えるようになったことで、ずっと一緒に暮らしていく相手に相応しいのか考え直したくなるのかも知れません。
離れている時には見えなかった部分が、徐々に見え始めて気持ちに変化が表れることも考えられます。
疲れてしまう
今までガマンさせてきたから、彼女の望みをできるだけ叶えてあげようと頑張り過ぎて疲れてしまう男性もいます。
やさしい性格の人によくあるケースです。
仕事もしないといけないし、彼女の望みも叶えてあげたいし・・。
無理してしまった結果なので、彼女も少し察してあげないといけないでしょうね。
近距離カップルのベストな関係
遠距離から近距離になった途端に別れてしまうような結果にならないためには、急に付き合い方を変えないことが大切です。
遠距離恋愛じゃなくなったのに、月1回しか会わないなど、不自然なことをする必要はありません。
ただ、今までの付き合い方から急激に変化すると、対応できない人もいるのです。
近距離になったばかりの頃は、毎日のように会いたくなると思います。
数日はそれでも構わないでしょうが、それが数週間続くと、毎日会うのが常態化してしまい、「今日は会えない」と言い出しにくくなってしまいます。
たとえば、遠距離の間は会えない代わりに毎日電話で話していたのなら、会う頻度を急に増やさずに電話での会話だけは今まで通りに続けます。
いつでも会える距離にいるという安心感がお互いの心に浸透すれば、2人の付き合い方の変化に追いつけなくて溝ができることも避けられると思います。
会う頻度については、近いところにお互いがいる状態に慣れてしまえば自然に落ち着いてくるはずですよ。
まとめ
遠距離恋愛は、切なさが恋を盛り上げるスパイスとなることがあります。
会えない寂しさを堪えている自分自身をドラマの主人公のように見立てて、遠距離恋愛を乗り越えてきたのかも知れませんよね。
近距離になった途端に、現実的な恋になって戸惑いを感じるのは当たり前だと思うので、まずはお互いがすぐ近くにいることに慣れることから始めましょう。