背の高い女性に対して、多くの人はどう感じているのでしょうか。
高身長女子は、モデルみたいでカッコいいとか憧れの対象になることもあります。
たしかに、今は男女問わず背の高い人が増えているような気もしますが、実際のところ日本人の平均身長はそんなに高くなっているわけでもないようです。
高身長女子に対する世の中のイメージはさておき、ここでは高身長女子が抱くコンプレックスについて考えてみたいと思います。
トールサイズコンプレックスとでも言いましょうか。
高身長女子が植えつけられるマイナスキャラ
背の高い女の子でも、その高身長をコンプレックスとは思わずに成長するケースもあります。
しかし、多くは自分の背の高さがイヤでたまらないと感じています。
その原因として考えられるのが、親からの言葉があります。
男の子なら、背が高くなると親は喜びますが、女の子の身長がどんどん高くなると、女の子なのに・・という何気ない言葉が親の口から出ることもあるのです。
親としては、そんなに重大なことを口にしたつもりはないのでしょうが、子供の方はひどく心に刺さってしまうのです。
日本人によくあるのが、身内のことを褒められると謙遜してしまうことです。
「お嬢さん、すらっと背が高くて素敵ね」と親が誰かに言われた時に「いえいえ、女の子なのに背ばかり高くなって困ります」なんて言ったとしたら、それを聞かされる子供はショックです。
それがトールサイズコンプレックスによるマイナスキャラの形成の根になることもあるのです。
高身長女子が開き直るしかないボスキャラ
高身長女子が思春期になると、周りの男子よりも背が高くなることがあります。
身長の伸びのピークは、男子よりも女子の方が早く始まるからです。
女子は15歳くらいで身長の伸びは止まり始めますが、男子の場合は15歳くらいはまさにピークです。
そのため、中学生くらいの高身長女子は男子よりも背が高くなって、女子の中のリーダー的な存在になることも少なくないでしょう。
見た目で勝手にボスキャラに仕立て上げられるだけで、本人の中身はいたっておとなしい消極的な女の子かも知れないのに・・。
自分をかわいく見せることができなくなる
高身長女子が周りから勝手にボスキャラに作り上げられても、それに抵抗することができないまま過ごしていると、そのうち自分の性格がほんとにボスキャラに近くなっていくことがあります。
これは背が高い自分は、背の小さい女の子みたいにかわいく見せてはダメだと思い込んでいるからです。
トールサイズの洋服には、かわいいデザインは少ないし、かわいいデザインの洋服を着ても、背が高いとに合わないと思い込んでしまうのでしょうか。
心の中のカワイイキャラを封じ込めて、強い自分を演じているうちに、なんとなく自分が強くなったかのような錯覚を起こすことがあるんですね。
でもそれはホントの自分じゃないので、どこかで無理しています。
だから疲れてしまうことがあるのではないでしょうか。
身長が高い男性しか好きになれない
高身長女子の思春期の恋愛は、とても選択肢が狭くなります。
10代の男の子は、自分よりも背が高い女子と恋愛することをイメージできない人が多いのです。
男性の方が背が高いカップルが理想だと思っているのでしょうね。
しかしこれは高身長女子にも同じことを考えている人がとても多いのです。
口では身長のことなんて気にしていないようでも、本心ではそうじゃなく、自分よりも背が高い男性への憧れが強いのです。
だから身長の伸びのピークに差がある時期は、トールサイズコンプレックスがますます強くなってしまうことがあります。
同世代の男子との恋愛に消極的になるのは、好きになれる相手がまず圧倒的に少なくなってしまうというベースがあるからと考えます。
まとめ
日本人の平均身長を調査したデータでは、17歳の女子で157cmくらいです。
160cm以下が平均なのですから、170cmオーバーの高身長女子にとって、まだまだ住み難い世の中なのですね。