姑が仕事をしているわけじゃなく、時間に余裕のある生活をしているのなら、孫を預かるのもそれほど負担にならないはず。
それに、孫を預けてくれるのを、楽しみに待っている姑もいます。
嫁が仕事をしていると、預かってくれる姑の存在って、とても助かるはずですよね。
保育園に預けられない時や、お迎えの時間に間に合わない時など、姑が預かってくれるのを感謝しているお嫁さんも沢山いるでしょう。
ところが、姑の中には、本音で言えば預かりたくないと思っている人も少なくありません。
孫が可愛くないの?という嫁の立場では、純粋に疑問を抱きます。
なぜ孫を預かりたくないのか、その心理を解説します。
孫を預かりたくない姑の気持ち
自分が孫を預かれば、嫁はきっと助かるはず。
それはわかっているけど、預かりたくないと思ってしまうのは、どんな心理状態なのでしょう。
娘の子供なら預かりたい
孫を預かるのなら、娘の産んだ孫なら大歓迎!
これは本音でしょう。
娘の子供は、嫁の顔色をうかがわなくても良いし、気がラクです。
同じ孫でも、やはり娘の産んだ子と嫁の産んだ子では、可愛さに差があると感じてしまうのは、本音のようです。
孫格差があるなんて、言葉には出せないでしょうが、本音ではそう思ってしまうのでしょう。
孫の将来への影響が心配
母子家庭だったから、おばあちゃんに育てられたようなもの。
共働きだったから、おばあちゃんが母親代わりだった。
そういう環境で育った人は、身近に1人くらい入ると思います。
おばあちゃん子で育った人は、やさしい性格になるとも言われますが、甘やかされてわがままになったとか、ダメ人間になったなんてケースもあります。
もしも、自分が孫を預かることで、人格に影響を与えてしまうのが怖いから預かりたくないという姑の本音も少数派ですがあるようです。
責任を押し付けられたくない
孫が可愛いのは、無責任に可愛がれるからだと言うおじいちゃんやおばあちゃんもいます。
親じゃないから、責任がないと思うからでしょうね。
ですが、もしも姑に子供を預けていて、その間に怪我したりしたら、大騒ぎになりますよね。
姑だって責任を感じるでしょうし、嫁は姑に子供を預けたことを後悔するでしょう。
だから預かりたくないと思う気持ちは、何となく理解できますよね。
自分の自由な時間が欲しい
今の姑世代は、まだ仕事をしている人もいますし、お金や時間に余裕を持って自分の時間を楽しんでいる人もいるでしょう。
孫を預かるのはたまにはいいけれど、頻繁に預かるのは困ると感じている姑が増えています。
とくに今の時代、外出していても連絡できるツールがあります。
急に連絡が入り、孫を預かって欲しいと頼まれても困ってしまうから、日ごろから忙しくしていることをアピールして、頼まれないように予防線を張っているという姑もいるほどです。
孫が可愛くないわけじゃないけど、自分の生活を大切にしたいと思う姑が増えているのは、バブル時代を生きた世代の姑が増えていることと関係あるのかも知れませんね。
孫を預かりたい姑の気持ち
孫を預かりたくないと思うなんて、まったく理解できない姑は、いつでも孫と会えるのを心待ちにしています。
純粋に、孫に会えるのが嬉しいという気持ちが第一ですが、それ以外にもメリットとして感じていることがあるのです。
頼られることが嬉しい
子育てが終わり、自分の役目が終わってしまったような気持ちになり、寂しさを感じている姑は、頼りにされることがとても嬉しいのです。
自分が誰かの役に立っているというのを実感できるのは、とても嬉しいものですよね。
育児が終わり、夫と二人だけの生活になると、抜け殻のようになってしまう主婦もいます。
心と時間を持て余すのなら、孫を預かって息子夫婦たちをサポートできれば理想的ですよね。
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嫁との関係性が良くなる
子供を姑に預かって欲しいと思わない嫁の方が圧倒的に多いのに、姑を信頼して子供を預けるのですから、嫁に対して悪い感情は湧きにくいでしょう。
嫁も姑と良い関係性を作れるし、仕事を続けるためにも、姑の力を素直に頼った方が良いですからね。
ただ、良い関係を作ることもできますが、諸刃の剣のように、逆に関係が悪くなるリスクもあります。
お互いに子供のこと、孫のことを大切に考えれば、ハッキリ言わなければいけないことも出てくるからです。
でも、そういうことを乗り越えていくと、嫁姑でも家族としての絆が強くなるのではないでしょうか。
まとめ
孫を預かりたくない姑の本音には、やはり嫁に対して遠慮や気遣いをするから・・というのが根底にあるようです。
ですが、実の親子でもトラブルになることもあります。
遠慮がないからでしょうね。
嫁姑だからこそ、最低限の遠慮や気遣いをキープできるので、上手くいくこともあるでしょう。
姑が嫌がるのなら、無理にお願いはできないでしょうが、短い時間でも預かってもらえると助かることは絶対にあります。
1時間くらい短い時間から、ちょっと試してみると良いのではないでしょうか。