孫取り離婚は中途半端な覚悟ではダメ!親になるくらいの覚悟は必要

悩み

孫取り離婚には2つのパターンがあります。

1つは、妻が実家に依存してしまい、妻の両親も娘と孫を手放したくなくて、母子ともに抱え込んで離婚させようとするパターン。

もう1つは、夫の親が嫁を追い出し、孫だけを手元に残そうとするパターンです。

どちらも夫婦の問題に、親の影響力が強く働いています。

この2つのパターンの孫取り離婚に、奇しくも姉妹が当てはまる事例があります。

孫たちの将来にも影響する孫取り離婚ですから、祖父母という立場から、孫が可愛いだけで安易に考えるのは危険です。

2つのパターンをご紹介しますので、考えるきっかけにしてください。

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子供を置いて家を出された事例

長男の嫁になったY子さんは、2人の子供の母親として、毎日忙しく過ごしていました。

上の娘が3歳、下の息子が1歳の頃、夫の会社の業績が悪くなり、年収で100万円の減収となってしまいます。

夫は夜のバイトを始め、Y子さんも子供を預けて働こうと思っていました。

でも、夫の実家の両親が、子供を保育園に預けるくらいなら、実家で同居すれば、住居費が節約できるという提案をされました。

短い時間なら、姑が子供の面倒を見るので、パートで働くこともできるし、少し同居には抵抗を感じながらも、背に腹は代えられないという思いで同居を決意したY子さんでした。

ところが、夫は実家で同居を始めてからも夜のバイトが忙しく、ほとんど家にいません。

何となく怪しい雰囲気を察知すると、バイト先の女の子と浮気していました。

Y子さんは夫を問い詰めると、突然キレて力ずくで家を追い出されてしまいました。

外から電話しても、何度チャイムを鳴らしても家に入れてもらえずに、そのまま朝を迎えます。

子供たちが家の中で「ママ」と呼んで泣いている声が聞こえるのに、夫も義父母も家に入れようとしません。

夫が仕事に行く時間になり、やっと家の前で夫と話をしようとしても、一切聞いてもらえずに、さっさと車に乗り込んで仕事に行ってしまいました。

Y子さんは、とりあえず歩いて3時間ほどかけて実家に戻り、親に事情を話して子供たちを迎えに行こうとします。

ところが、実家の親のところに姑から電話があり、Y子さんがパート先で知り合った男と浮気しているというでっち上げの話をされていたのです。

Y子さんの親は、そんな話を信じたわけじゃなかったのですが、まともに話ができる状態じゃないから、しばらくお互い冷静になってから、話し合うように進言しました。

それでもY子さんは、置いてきた子供たちのことが心配だったので、夫にも姑にも何度も電話して、子供たちを渡して欲しいとお願いしたのですが、聞き入れてもらえずに一方的に離婚調停を申し立てられます。

調停期間中も、母親が子供に会うのを止めることはできないはずなのに、Y子さんは一度も子供に会わせてもらえませんでした。

夫よりも、姑が強く拒んだのが理由です。

姑は、孫2人をこれから自分が育てていくのに、中途半端に母親に会って里心が湧くと困るから、会わせたくないというのです。

結局、Y子さんは親権も奪われ、子供たちとも一度も会えないまま離婚してしまいます。

子供たちには、「ひどい母親」という話をすり込まれてしまったのではないかという不安が、Y子さんの気持ちをどんどん消極的にしてしまったのです。

離婚調停中に、夫に頼み込んで、子供と電話で話をさせてもらった時に、娘から「昔のママなの?元気?新しいママがいるから大丈夫だよ」と言われたのも、強いショックを受ける出来事だったようです。

夫の彼女のことを新しいママと思っている子供たちと、嫁を敵のように思っている姑たちと戦い続ける気力を失ってしまったY子さんです。

しかし、離婚後に元夫が突然死してしまいます。
その時に子供たちを引き取ろうとしたY子さんでしたが、姑たちが絶対に孫を渡さないと言い張り、子供たちもY子さんに会おうとしませんでした。

嫁から子供を奪い取ったかたちの孫取り離婚は、息子が亡くなった場合は親として孫を育てる覚悟を持つくらいじゃないと、ダメだと思います。

Y子さんは、そこまで孫を手放したくないと思っているのだから、大切に育てられているのだと少し安心したそうです。

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子供を連れて実家に帰った事例

Y子さんはM子さんという2歳年下の妹と2人姉妹です。

Y子さんが結婚して間もなく、M子さんも結婚し、1人の男の子を授かりました。

ただ、M子さんの夫は飲食店のオーナーで、仕事の時間が不規則なので、ほとんど家に帰ってきません。

店で寝泊まりしているので、M子さんは生後間もない子供と2人の母子家庭のような生活をしていました。

それを心配に思ったM子さんの両親は、M子さん親子を実家で過ごさせることが多くなります。

姉妹が二人とも結婚して、夫婦だけの生活になったところへ、はじめての男の子の孫の無邪気な可愛さは、両親の心を鷲掴みします。

M子さん親子は、実家で過ごす時間がどんどん長くなり、そのうちほぼ別居状態になります。

M子さんの夫は、仕事を理由に妻や子供に関わろうともしないので、M子さんの愛情も冷えてしまいます。

そのうち、離婚を考えるようになると、両親は反対しませんでした。
積極的に賛成して、離婚させたわけじゃないのですが、離婚しやすい環境を整えたのは事実です。

孫を手元に置きたいという気持ちがそうさせてしまったのでしょう。

これも孫取り離婚です。

その後、M子さんが母子家庭として親から自立しようとすると、両親は大反対してM子さんと親の関係は悪化します。

しかし、祖父母に可愛がられて育った息子は、実家を離れたがらないのです。

そのうち、息子と両親だけが家族のようになり、M子さんは孤立してしまいます。

その寂しさを埋めるために、恋愛するとさらに両親と子供との距離が広がってしまいます。

結果的にM子さんが再婚する時には、息子は両親と暮らすことを選択しました。

孫取り離婚というかたちになった場合、孫でありながらも、自分の子供と同じように責任を持つ覚悟は必要だと思います。

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まとめ

皮肉にも、Y子さんとM子さんの姉妹は、自分の子供とは縁の薄い親子関係になってしまいました。

孫取り離婚は、祖父母の影響がないと成り立ちません。
そこまで強く離婚に影響したのなら、無責任な孫への愛情では済まされないのです。

もしも子供の離婚で孫を手元に置けることを秘かに喜んでいるのなら、幸せや喜び以上に孫の将来に責任を持たなければいけませんね。

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