夜型生活の子供は親の責任?心身の成長にどんな影響があるのか!

親子関係

大人が休みになると、子供たちの生活リズムも少し乱れてしまうのは仕方ないことです。

子供の生活リズムはできるだけ変えずに、親の連休の時も生活できればいいのですが、日本のように狭い住居で暮らす人が多い国では、簡単ではありません。

ですが、大人のリズムに子供を巻き込み過ぎるのは心配ですね。

今、日本では子供の睡眠時間が短くなっていると言われています。

子供が大人に合わせて夜型生活を送ることの影響とは、どんなことがあるのでしょうか。

また、夜型生活から朝型生活に変えるための方法もご紹介します。

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夜型生活の子供が増えている

世界を見渡しても、日本人は子供から大人まで睡眠時間が短いようです。

とくに大人は5時間未満の平均睡眠時間も珍しくありません。

遅くまで仕事をして、帰宅時間が22時過ぎているのに、朝も早く出勤するというハードな生活を送っている企業戦士がまだまだいるからです。

ただ、子供の生活まで大人のサイクルに合わせてしまうのは、大切な成長期に大きな影響を及ぼします。

夜型生活の幼児が増えているのが問題になっているのは、親の働き方が変化しているからではないでしょうか。

専業主婦の割合が少なくなり、働く母親が増えているので、帰宅してから家事や育児をするので、子供の就寝時間が遅くなるのも仕方ないと思うのです。

子供が夜型になって睡眠時間が短くなることは大問題なのですが、それは親だけの責任ではありません。

そういう働き方をしながら育児をしている女性たちの力がなければ、この社会が回らなくなっているからです。

自分たちの責任で子供の成長期に影響が出てしまう・・・と落ち込むよりも、工夫できる方法を見つけるために一緒に考えてみましょう。

子供に必要な睡眠時間

日本人は、勤勉な民族だからなのか、平均睡眠時間が短い傾向があります。

それが子供にも影響しているのか、子供の睡眠時間も不足傾向にあると言われています。

そもそも、子供が健やかに成長するためには、どのくらいの睡眠時間が必要だと思います?

新生児~1歳まで  1日12時間~16時間
1歳~2歳まで   1日11時間~14時間
3歳~5歳まで   1日10時間~13時間
6歳~12歳まで   1日9時間~12時間
13歳~18歳まで  1日8時間~10時間

これが理想とされる子供の睡眠時間です。

小学生までは、9時間未満の睡眠では足らないはずです。

ですが、夜10時過ぎくらいでも、ファミレスや居酒屋などで小さな子供を連れている光景をよく見かけます。

深夜遅くに仕事を終える人もいるので、仕方ないこともあるのかも知れませんが、さすがに夜中の1時とか2時に就学前の子供がファミレスをウロウロしていると驚きます。

あの子たちの睡眠時間はどのくらいなんだろう・・・。

幼稚園や小学校に行くとなれば、7時くらいには起きなければいけないだろうから、9時間の睡眠時間も無理でしょう。

大人のライフスタイルに合わせると、幼稚園や学校も休みがちになってしまう子供もいるのではないかと心配になります。

なにより大人の生活に子供を付き合わせてしまうと、成長するために必要な睡眠時間が足らなくなってしまうのではないでしょうか。

夜型生活になるとどうなる?

親が夜遅くまで起きていると、狭い家の中で暮らす子供も必然的に夜型になってしまいます。

でも、夜型でも昼寝をしたり、起きる時間が遅ければ睡眠不足にならないのだから、問題ないと考える人もいます。

たしかに、それはそうなのです。

ですが、子供のころから体内時計を夜型にしてしまうと、自律神経のバランスを乱しやすくなるという影響が心配です。

自律神経は、脳内から分泌される物質に影響を受けます。

脳から分泌される物質は、太陽の光を浴びることでリセットされる体内時計と密接に関係しています。

朝陽を浴びて、暗くなると眠る・・。

人間の本来の生活リズムに近ければ近いほど、体内時計は整えられるのです。

自律神経が乱れると、具体的にどうなるのかというのは、医療の分野になるので、詳しく知りたい方は医師に相談してみてください。

ただ、多くの人たちが「病気ではないけど、何となく体調が悪い」とか「何となく気分が悪い」というのは、自律神経の乱れが原因になることが多いようです。

子供の生活リズムが乱れてしまい、それが原因で学校に行けなくなっては困ります。

その子供の人生に大きな影響を及ぼすかも知れないので、甘く考えないようにしましょう。

夜の外出に子供を連れていけないからといって、子供だけを家に置いて深夜に出かけるのは危険です。

日中の留守番も準備や練習をしなければ危険なことが山ほどあるのですから、子供が寝ているから大丈夫という油断は禁物です。

子供の睡眠不足が招くこと

成長期の子供が睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌量が少なくなるというのは、昔からよく言われることです。

「寝る子は育つ」ということわざは、迷信ではなく、ほんとなんですよね。

それに、ただ身体が成長するだけじゃなく、脳の機能にも影響を与えるようです。

何しろ、人間の脳は眠っている間しか休息できません。

しかも、深く眠らなければ、脳は十分に休息できないのです。

子供のころから睡眠不足が続いていれば、脳は十分な休息をとれないまま成長します。

それは、集中力の低下など、脳の機能に影響するのです。

身体が立派に成長することも重要ですが、脳の成長もすごく重要なことですよね。

脳が人間が深い眠りについている間しか休息できないということを忘れないようにしてください。

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朝型生活に変える方法

子供を夜型生活に巻き込んでも、良いことは1つもないので、やはり朝型にシフトチェンジすることをおすすめします。

でも、簡単に生活のリズムを変えることはできないと思ってしまい、なかなか朝型生活に変えられないという方のために、簡単に生活を整える方法をご紹介します。

部屋を暗くする

眠る時は薄暗くするよりも、真っ暗にした方が自然に眠りに入ります。

大人でもなかなか真っ暗では寝られない人もいるので、子供も暗くすると眠れないかも知れません。

そういう場合は、豆電球の弱い照明を足元につけます。

天井から照明が当たるのは、眠りの妨げになるので、足元にぼんやり灯りがある程度にします。

そして、子供が寝付いた後は真っ暗にした方が良いです。

真っ暗の状態で眠ると、より深い睡眠に入ります。

さらに、成長ホルモンの分泌を促します。

大人も真っ暗にして眠った方が、太りにくい体質になるという研究結果もあるので、眠る時はとにかく真っ暗がおすすめです。

スマホやタブレットを持ち込まない

スマホやタブレットを眠る時ギリギリまで見ているのは絶対にNGです。

スマホやタブレットの画面から発するブルーライトの波長は、体内時計を狂わせてしまいます。

脳にブルーライトの刺激が伝わると、体内時計を乱してしまい、深い眠りに入れなくなります。

早く寝て、しっかり睡眠時間を確保しても、質の良い睡眠ではないので、日中に眠くなったり、集中力が低下してしまいます。

カーテンを開けて寝る

目覚めるときに、アラームで無理に目覚めさせるよりも、朝陽を浴びて自然に目覚めると、体内時計が整います。

子供の寝室のカーテンを少し開けて眠ると、朝になって自然に朝陽を浴びます。

これが朝型生活の基礎を作ることになるので、明日からでもすぐに始めてみましょう。

設定した時間になると、自動でカーテンが開く装置も売っています。

忙しい朝に子供を起こすのが大変という方は、便利かも知れませんね。

まとめ

子育てしている間は、親は自由な外出もガマンして、子供の生活に合わせて早寝早起きしないとダメなんて堅苦しく考えるのもしんどいですよね。

おじいちゃんやおばあちゃんたちのサポートを受けたり、ベビーシッターを利用したり、パパやママが羽を伸ばす機会を作る方法を考えてみてはいかがでしょう。

子供が眠ってから、家での楽しみ方を工夫するのも良いと思います。

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