誰かのために自分を犠牲にするのをやめる方法

人間関係診断

つい言ってしまう「すみません」「ごめんなさい」

これが口癖になっている人は、いつも自分のことよりも他の誰かのことを優先しているのではないでしょうか。

自分のことをまず考えるのは、別に悪いことではないのですが、自分を後回しにするのが習慣になってしまうと、周りからも「あの人はそういう人だから」と見られてしまい、他の誰かのことを考えていても当たり前のことになってしまいます。

ホントはそんな生き方、苦しくないですか?

う~ん、そうでもない
自分優先ってわがままじゃない?
嫌われるよりマシ

たしかに・・
自分のことしか考えない人とは
友達になれないもんね

なるほど・・・

じつはそういう人、とっても多いんですよね

人のことを優先するのは心やさしい人でしょうから、悪いことではないのでしょうが、それが本心からではなく「人にどう思われるのか」とか「人からどう見られるのか」ということが理由だったとすれば、知らず知らずのうちに自分を苦しめているのではないでしょうか。

そういわれると・・

どう思われるのかを
まず考えちゃうかも

他人の目を気にして自分を犠牲にしているのは、人からも大切にされないし、何より自分自身が自分を大切にできていないので小さな苦しみが積み重なってもっともっと重い苦しみになってしまうかも知れません。

これはけっして「他人のことを考えない」という極端な話ではないのです。

自分をなぜ後回しにしてしまうのか、その原因が解明できればすぐに解決することなのです。

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嫌われたくない

自分を後回しにして、いつも「ごめんなさい」や「すみません」と人に気を使ってばかりいる。

その最大の原因は「人に嫌われたくない」ということではないでしょうか。

人に嫌われたくないのは誰しも同じだと思いますが、自分の周りにいる人すべてから好かれるのは所詮は不可能なことです。

時折り「あの人は誰からも好かれている」とか「あの人を悪く言う人はいない」というような好感度バツグンの評価をする発言を耳にします。

このような好感度の高い人の中で、本当にみんなから愛されている人はほんの一握りなのです。

大半は「どうでもいい人」くらいにしか思っていませんが、とくに批判したり悪く言うこともないので、社交辞令的にそのようなことを言っていることが多いのです。

つまり、誰からも好かれていると評される人ほど、誰からも大切な存在だと思われていないということなのです。

嫌われたくないという気持ちから、自分を後回しにしていたのに、これでは悲しいですよね。

ほんとうにあなたのことを大切だと思っている人は、あなたが自分を後回しにしたり、自分を犠牲にしてまで誰かを優先しようとする様子を黙って見ているのはツラいはず。

あなたの犠牲を当たり前のように受け入れている人たちのために、これ以上我慢する必要はないのでは。

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図太くなろう

誰からも嫌われたくないという気持ちが強くなると、自分の言葉や行動、態度がほかの誰かを不快にしてしまうのではないかと気を使います。

それを克服するためには、まず図太い人になるトレーニングを積み重ねなければなりません。

図太い人というと、何となくガサツで無神経でデリカシーに欠ける人をイメージするかも知れません。

たぶん、人の顔色をうかがったり、人に嫌われるのが怖くて自分を犠牲にして生きてきた人からすると、もっとも「なりたくない人」ではないでしょうか。

たしかに、ただガサツで無神経な人はちょっとご遠慮願いたいと思われるかも知れませんが、自分を大切にする人は他人の目や評価を気にしない図太さを持っています。

そういう人って
やっぱり嫌われるんじゃないの?

そう思いますか?

嫌われるというか
マイペースな人だなと思うかな

そう!それです!

自分を大切にするのは、いわゆるマイペースな人ですから人の目を気にしないし、人の評価も気にしない図太さがあるのです。

図太いメンタルは自分を大切にするという土台がしっかりしていれば、人から嫌われるような無神経でガサツな人とは一線を画すのです。

3つの言葉で図太くなろう

これからご紹介する3つの言葉は、自分を犠牲にしなければ人間関係が壊れるかも知れないという恐れが心に充満しそうなときほど効果的です。

あなたの「嫌われたくない」という気持ちにつけ入って、何かを押し付けたり、無理なことに巻き込もうとするような人があらわれた時に使いましょう。

やめてほしい

ほんとは迷惑だけど言えずに我慢してしまうと、相手はあなたが迷惑に感じていることを気が付かないまま過ぎしてしまいます。

それがずっと続くかも知れないのですから、ハッキリと「やめてほしいです」と言葉にして伝えましょう。

わたしはこうしたい

友人同士で出かけるときなど、自分の意見を言わずに周りに合わせて「なんでもいいよ」とか「わたしはみんなに合わせる」と言ってしまうのもそろそろ変えましょう。

自分の意志を見せない人は、軽く見られがちです。

あの人はなんでもイイっていうから
気にしなくてもいいでしょ

自分の意志を伝えないままで我慢していると、徐々にあなたの存在すら忘れられてしまいますよ。

「わたしはこうしたい」ときちんと伝えることで、人間関係を構築していけるのではないでしょうか。

お断りします

とても言い難いことかも知れませんが、これも意思表示の基本です。

無理な誘いでもないけど、断れずにズルズルしていると、そのうち「断らない人」として頭数に入れられたり、嫌なことを押し付けられたりします。

「わたしはお断りします」とハッキリと言う人には、無理な押し付けはなくなるはずです。

まとめ

いつも「すみません」とか「ごめんなさい」を言って、人と顔色ばかり見てしまうのは、嫌われたくないという気持ちが常に心を覆っているからだと考えられます。

しかし、自分を取り巻く人たち全員に好かれること、全員の期待に応えること、全員を満足させることは所詮は不可能です。

全員に好かれようなんて欲張りになると、自分を犠牲にしなければいけなくなるのではないでしょうか。

まずは自分を大切に考えて、自分以外の人からの評価を気にしないで生きていきましょう。