もうすぐ生まれる孫のことを考えて、ワクワクしている時間は幸せですね。
とくに初めてのお孫さんの誕生となれば、期待値もマックスではないでしょうか。
元気に生まれてきれくれることを願って、ワクワクする時間を楽しみましょう。
ただ、あまりワクワクが大きく膨らみ過ぎてしまい、先走ってしまうとちょっと困ることになるかも知れません。
よくあるのが、孫の名前についてです。
孫の命名を祖父母にお願いすることもあるので、もしも頼まれているのなら、姓名判断を勉強したりして一生懸命考えている方もいるかも知れません。
息子さんや娘さんから頼まれているのであれば、良い名前を付けてあげたいですよね。
ただ、頼まれていないのに孫の名前を考えるのは、困ったことになり兼ねません。
孫の名前を付けたい祖父母の皆さんは、少し冷静になって立ち止まってみましょう。
孫の名前を付ける人
今は生まれる前に性別をわかっていることが多いので、性別に合った名前を準備しやすくなりましたよね。
男の子か女の子かわかった時に報告を受ければ、おじいちゃんやおばあちゃんの想像はまた膨らみます。

「女の子なら、どんな可愛い洋服を着せようかしら・・」

「男の子なら、逞しく育つ願いを込めた名前がいいな・・。」
色々考えたくなるのもわかります。
ですが、名前を決めるのは親ですから、「名前を考えてください」ときちんとお願いされたわけじゃないのなら、想像の段階で止めておいてください。
思いつくたびに、娘や息子に「○○はどうかな」なんて伝えるのも控えましょう。
親が子供のことを考えて決めた名前が最優先ということを、忘れないでください。
候補を伝えるのもNGな理由
おじいちゃんやおばあちゃんたちにとっては、孫が生まれる前に色んな妄想をして楽しみたいのですから、

名前を考えるくらい構わないじゃないか!

そうよね、考えるだけなら問題ないわよね
と思われるでしょうね。
もちろん、自分の胸の中だけでおさめておくのなら、まったく問題はありません。
でも、「これはいい名前だ」と思いついた時に、軽い気持ちで息子さんや娘さんに伝えてしまうのをガマンできるでしょうか。
祖父母側としては、あくまでも候補になれば・・くらいの軽い気持ちだとしても、受け止める側としては重く感じます。
とくに嫁や婿の義理の関係では、「義父母の考えた名前を尊重しなくては」と思ってしまう可能性があります。
結果的におじいちゃんやおばあちゃんが考えた名前がすごく良くて、感謝される可能性もあるので、伝えるくらいは構わないだろうと思うでしょう。
ですが、親たちが一生懸命考えている様子であれば、見守ってあげてください。
もしも、どうしても良い名前が思いつかない様子だったり、決められなくて困っているようであれば、アドバイスとして候補を伝えても良いのではないでしょうか。
ちなみに、私が子供を生んだ時には、夫の両親がお寺で名前を授かってきました。
5つほどの候補の中から選ぶように言われて決めました。
今ではその名前に不満があるわけじゃないのですが、自分の頭の中にあった候補の名前のことは言い出せませんでした。
なぜ遠慮してしまったのか、今でも悔やむことがあります。
祖父母が名付ける風習とは
孫の名前を付けたがるのは、主におじいちゃんが名前を付けるのが風習とされていたからです。
いつの時代に始まり、いつの時代までの風習とハッキリしているわけではないのですが、昭和のはじめ頃までは、母方の祖父にあたる人が赤ちゃんの名前を命名するのが習わしとされていたのです。
今ではすっかり少なくなりましたが、出産時に里帰りをする人も多かったため、妻の実家で命名を祝うこともあったからでしょう。
そういう昔ながらの風習が記憶にある世代は、孫の名前を付けたくなるのは理解できますね。
名付けを頼まれたとき
ここからは、生まれてくる孫の名前を考えて欲しいと頼まれた場合の注意点です。
孫のために、良い名前を考えたい気持ちは誰もが共通することですが、字画数による姓名判断を気にし過ぎる必要はありません。
日本では、まだ夫婦別姓が認められていないので、女の子の場合は苗字が変わるかも知れません。
また、男の子も変わる可能性はあります。
あまり考えたくないことですが、もしも両親が離婚して、母親が親権者となって父親と離れることもあります。
この場合、母親が旧姓に戻せば、子供も同じく母親の旧姓にするケースが多いのです。
男の子だから、ずっと同じ苗字で生きると決まっているわけじゃないので、字画数による姓名判断を参考にするのであれば、どんな苗字でも運気が悪くならない名前を考える必要があります。
そこまで考えると、素人が姓名判断の本を参考にする程度では、難しいのではないでしょうか。
姓名判断に基づいて孫の名前を考えるのであれば、専門家に意見を求めた方が安心です。
キラキラネームに反対しない
最近、孫の名前がおぼえられないおじいちゃんやおばあちゃんが増えています。
その原因は、キラキラネームだと考えられます。
名前としておぼえにくい、呼びにくいだけじゃなく、当て字になるキラキラネームは書くのも難しく感じる方も多いでしょうね。
孫の人数が少なければおぼえられないこともないでしょうが、多くなればたしかに大変でしょう。
「なぜそういう名前?」と口を出したくなる気持ちもわかりますが、それはグッと堪えてください。
親が考えて決めた名前に文句をつけたことがきっかけで、孫に気軽に会えなくなるようなっ結果を招くなんて望んでいませんよね。
親が考えた名前に違和感をおぼえたとしても、それは顔に出さない努力をしてください。
そして、その名前の由来の説明を聞いてみましょう。
どうしてその名前に決めたのか、理由を聞けば「なるほど」と思えるかも知れませんよ。
まとめ
孫の誕生を楽しむにしているおじいちゃんやおばあちゃんにとって、今回の内容はあまりいい気持ちにならなかったのではないでしょうか。
せっかく考えた名前なのに、候補として伝えることもできないなんて・・とガッカリされると思いますが、孫が生まれれば名前のことなんて吹っ飛んでしまいます。
可愛い存在を見ているだけで、幸せを感じられるはずなので、名前にこだわり過ぎないでくださいね。