PTAの役員を断る人の代わりに引き受ける人が責められる理由とは!

悩み

小学校に入学すると、まず親を悩ませるのがPTAのことではないでしょうか。

子供が小学校に通っている間に必ず1度は役員をしないといけないルールができているPTAも増えています。

絶対にやらなくてはいけないのなら、できるだけ早いうちにやって後は気楽になりたいと思うのか、新一年生のママさんたちは役員を積極的に引き受けるみたいですね。

でも、ちゃんとルールができていないと、色んな言い訳をして6年間逃げ切る人もいるんですよね。

今どき、逃げ切ることができるのは珍しい

子供の人数が少ないから、必ず1回はやらないといけないのが一般的になったよね

それでも逃げ切るって、どんなメンタルしてるんだろう

逃げる人がいるのも問題だけど、その代わりに引き受けてしまう人がいるのも問題なんだよね

ここでは、PTAの役員を「仕事が忙しい」という理由で断って、専業主婦のママ友に代わりをお願いしたケースに起こる問題についてまとめています。

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仕事はPTAを断る理由にならない

PTAというのは、参加しなくても罰則もないし、規則でもないので、どうしても仕事が忙しくてPTAの仕事ができないのなら、PTAに加入しなければ済むことです。

ですが、任意だけどほとんど強制的に加入されられることが多いので、仕事を理由にPTAの加入を断るのはちょっと難しいのかも知れません。

だからと言ってPTAの会員になった人はみんな平等じゃないと不満が大きくなるばかりです。

そもそも、今は共働き家庭の方が多いのですから、仕事しているのは一人だけではありません。

PTAでトラブルになりやすいケースとしての礼をご紹介しましょう。

専業主婦のA子さんは、子供同士が仲良しのママ友B子さんがPTAの役員を引き受けると仕事に支障が出てしまうので悩んでいると何度も相談されるので、仕方なく代わりに引き受けてしまいました。

A子さんはすでに役員を経験済なので、2度も役員をすることになったわけです。

B子さんの代わりに引き受けたことを他の人に話してしまったことで、PTAの中がザワザワしてしまいました。

1人がそんなことをしてしまうと、他の専業主婦も仕事をしている人の代わりに役員を引き受けなくてはいけなくなります。

A子さんはママ友を助けるつもりでしたことですが、仕事を理由に役員を断るのはそもそもダメだってことをもっと理解しておくべきだったのです。

とは言え、親しい人が困っていれば、助けてあげたくなる気持ちもわかります。

このケースでは、B子さんがきちんと役員を引き受けて、どうしても仕事で十分に活動できない場合に代理としてA子さんがヘルプするのがベストでだったと思います。

見えないところでサポートしてあげるだけでも、B子さんは助かるはずです。

断る理由は嘘だと思わている

PTAの役員をなかなか引き受けない人の言い訳として、仕事が忙しいというのは一番多いと思います。

仕事を言い訳にして、責任から逃れようとするのは、忙しさを理由に家事や子育てから逃げる夫たちと似ていますよね。

妻たちは、「仕事だから」と言われれば何も言えずに引き下がるしかなかったと思います。
ですが、心の中では「ほんとに仕事なのか怪しいもんだ」と思っている人も多いはずです。

つまり、仕事を理由にPTAを断ろうとする人に対して、他の保護者は「ほんとに仕事なのかわからないよね」と怪しむ人もいます。

しかも、働く女性が増えているのですから、「仕事だから」は理由として納得されなくなっています。

専業主婦が夫から「仕事が忙しい」と言われて引き下がったとしても、共働きであれば「私も仕事が忙しい」と言えるのです。

PTAの役員を引き受ける人の多くが、仕事を持っているようになったので、断る理由に「仕事」は使えないと思った方がよいのです。

ほんとに仕事が忙しくてPTAの役員を引き受けられない人はごくわずかなのが真実ではないでしょうか。

どんなに責任のある立場の仕事をしていても、プライベートな時間が全くなくなるわけじゃないので、仕事を理由に断るのは、半分以上がウソだと思われています。

それを証拠に、PTAの役員は断るけれど、運動会や生活発表会など、学校行事には顔を出している人がとても多いのですよね。

準備する時間はないけど、当日だけは予定を空けられるというのは、役員を断る言い訳として仕事を理由にしたとしか受け取れません。

仕事を理由にして断っている人は、周囲の人はほとんウソだと思っていると覚悟した方が良いでしょう。

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PTAへの不満は不公平が原因

PTAや町内会のように、任意の活動組織で、しかもボランティア精神の上で成り立っていることは、責任感や意欲にある人に役割が押し付けられてしまい、不公平感が大きくなると、存在そのものがトラブルの元凶になってしまいます。

PTAの役員を逃げ回る人ばかりで、次の役員を選定できずに、何年も役員を引き受け続ける羽目になる人もいるようです。

悲しい話ですけど、役割を公平にできないのが当たり前なので、誰しもが納得できる理由がない限り、公平な方法で役員を振り分けるしか、PTAは存続しないのではないでしょうか。

断る理由として納得できることは?

PTAの役員は、かならずやらなければいけないルールがある場合でも、どうしても引き受けられないケースがあります。

誰しもが納得できる理由があるとすれば、どんなことなのか、小学校の子供がいる親に聞いてみました。

家族の介護

親の介護を自宅でしている人は、家を簡単に空けられないので、PTAの仕事を受けるのは難しいかも知れません。

ヘルパーさんに手伝ってもらって仕事をしながら自宅介護をしている場合は、PTAのためにヘルパーの依頼を増やすのは厳しいかも知れないですが、家族で協力しあって負担の少ない役割なら受ける人もいます。

介護しながらでも受けられる役員の立場があればいいのですが、家を空けられない介護の事情がある場合は断るのも仕方ないと思います。

体調の問題

病気の治療のために役員を断るのは、二人親世帯の場合は難しいかも知れません。

両親そろって病気の治療をしているケースは少ないので、二人とも病気じゃないのに・・と言われる可能性はあります。

ですが、母子家庭や父子家庭の一人親世帯の場合は仕方ないと思うようです。

二人親世帯でも、命にかかわるような深刻な病気の場合は別だと考えるようですが、深刻な病気のことは、あまり大っぴらに話したくないと思う人が多いので、はっきりと断る理由が言えなくて困る人もいるようです。

がんの治療も通院しながら行えるようになっているので、そんなに深刻な病状だと知らずに役員を頼んでしまうこともあるでしょうが、知らなかったのなら仕方ないでしょう。

ハッキリと病気を理由に断られた場合は、病気が良くなったらお願いするというスタンスで納得するようです。

転居の予定がある

PTAの役員は、基本的な任期は1年単位なので、学年の途中で引越して、学校を転校することがわかっている場合は断っても仕方ないでしょう。

ただ、ハッキリしない場合は後からクレームを受けるかも知れないので、転居と同時に転校することがわかっている場合のみ通用する理由です。

転勤が多くて、次の転居までの期間がわからない場合は、予めその事情を話した上で受けることもできます。

転勤の期間を自分で決めることはできないので、PTAの役員を断るにしても引き受けるにしても、途中で転校する可能性については伝えておきます。

もしものために補佐として役員の人数を増やして対応するケースもあるようなので、転居や転校がはっきりしない場合は断る理由としては弱いのではないでしょうか。

断る理由を発表する事例もある

PTAは任意なはずだとみんなわかっているのに、それでも事実上は強制的に加入させられると感じている人が大半です。

加入してしまえば、役員をしなければいけないのですが、事情によってはどうしても断らなければいけない時もあるはずです。

前述のように、どうしようもない事情もあるからです。

それでも、役員を断るのなら、PTAの集まりの場で、断る理由をみんなの前で述べて理解を求めなければいけないという事例もあります。

あまり人に知られたくない事情を理由に断りたくても、それが許されないので、仕方なく引き受けるようなケースもあるのです。

誰もが納得する理由は限られるでしょうし、誰に知られても困らない理由も限られるのです。

任意なのに断れずに加入して、任意の活動なのに強制的に役割を背負わされるのですから、PTAを嫌悪する人が増えるのも仕方ないと思います。

代りに引き受ける人が悪者になる

PTAや自治会のような任意の組織は、結局のところ善意と責任と世間体で成り立っています。

そういう仕組みの悪いところは、善意と責任を強く感じる人にしわ寄せが行くことでしょう。

嫌々ながらも世間体を気にしてPTAに参加している人は、どんな理由を聞いても断った人の代わりに役員を引き受けようとはしません。

ですが、

「誰かがやらなければいけない」
「引き受けられない事情のある人もいるから仕方ない」
「私が引き受けなければ困る人がいる」

このような気持ちになる人が、必ず数人はいるのですよね。

そういう人にしわ寄せが行くと、PTAの存続に疑問を持つ人にも問題提議のネタになります。

善い人が損をして、悪い人が得をしても、後から天罰が下るのは昔話の中だけです。

安易に引き受けると、それが大きな不満を生みます。

善意で代わりに引き受ける人がいるから、仕事や家庭の事情で断る人が後を絶たないという考えになり、結果的に悪者になってしまうことも考えられます。

公平性が担保されない団体活動なので、PTAに対する賛否はいつまで経ってもなくならないのです。

まとめ

PTAの役員を断る理由として、仕事が忙しいというのは通用しない時代です。

専業主婦のママさんは、仕事していないとしても、不公平に役員を引き受ける必要は全くありません。

仕事している人が感じているPTAの負担を、専業主婦が引き受けるのは余計に不公平を助長させるのでやめた方が良いですね。

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