子供を手放すと母親は非難されるが父親は責められないのはなぜ?

結婚・再婚

離婚率が高くなったことも影響しているのか、父子家庭も増えています。

離婚した場合、子供を引き取るのは母親の方が多いのはいまだに変わりませんが、割合として父子家庭もジワジワ増えているのは確かです。

今回、離婚の際に母親が子供を手放すことについて考えてみたいと思います。

母親が子供を手放すと、ものすごく非難されてしまうのに対して、父親が子供を引き取ると「偉いねェ」なんて褒められることがあるのが不思議でならないからです。

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子供を手放した母親の事例

このブログの筆者である私自身は離婚した時に親権と養育権をもって子供と母子家庭になることを選択しました。

しかし実の姉は離婚した時に2人の子供を手放しました。

その時、2人の子供は5歳と3歳です。

可愛い盛りの子供を手放してまで離婚することに苦しまなかったはずはありません。

なぜ子供を手放すことになったのか、その時のことを姉から聞いたことをまとめてみました。

まず、離婚理由は旦那の浮気です。

その当時、姉の旦那が務めていた会社の経営状態が悪くなり、残業が減って収入が激減したので、副業としてアルバイトをするようになり、そのバイト仲間の大学生の女の子と浮気していることが判明しました。

姉は浮気を許せなかったので、離婚したいと告げました。

すると旦那の方は「離婚はするから出て行けばいい。でも子供は置いていけ」と言われたそうです。

小さな子供を置いて出ていくこともできないので離婚調停を申し立てたのですが、調停は不成立となりました。

頑として子供を手放さないと。

裁判まで考えたそうですが、収入のない姉は弁護士に相談することもできない状態でした。

その時にはすでに旦那は子供を連れて実家で生活するようになり、事実上の別居状態になってしまいました。

とにかく収入を得て、子供を養育できる環境を整えてから迎えに行くつもりで仕事を始めたのですが、今度は旦那からの「早く離婚してくれ」と毎日のように責められて精神的に参ってしまった姉は、子供を手放して離婚してしまいました。

自分の親にも、子供を手放して離婚したことを責められ、子供たちに思うように会うこともできない日々が続きすっかりメンタルを病んでしまった姉はしばらく入退院を繰り返すような時期があり、それを乗り越えるまでに5年以上の時間がかかりました。

母親が子供を手放すことを非難する理由

母親が子供を手放して離婚することを、まるで母親失格のように非難する声があります。

芸能人でも離婚時に子供を手放すと大炎上することもよくあることです。

でも、離婚して妻と子供を置いて出ていく父親にはどうでしょう?

離婚理由が夫側にあるとしたら、多少は非難されるとしても、母親とは比較にならないでしょう。

子供が小さいうちは母親が育てることが何よりも大切なことだという考え方がこの国ではとても強いです。

欧米では父親も母親と同じように育児にかかわるのが当たり前になっていますは、日本では育児にかかわる夫のことをわざわざ「イクメン」なんて呼ぶくらいです。

母親は自分のお腹を痛めて子供を産むから、その子供を手放すなんて考えられない!

この考え方が子供を手放す母親に対する非難の根源のようです。

しかし子供を引き取っても生活に困窮するのが目に見えているのなら、生活力のある父親のところで育った方が子供のためになるのではないかと考えるのも、また母親の愛情ではないでしょうか。

そもそも子供が小さいうちは何があっても離婚しないでガマンするのが当たり前だという意見もあるので、離婚することからすでに非難を受ける覚悟をしないといけないのですね。

父親が子供を引き取るのはスゴいこと?

父子家庭と母子家庭を比較すると、経済的には父子家庭の方が平均的には恵まれています。

結婚、出産、育児によって仕事から離れた女性と比べれば収入面では安定しているからでしょう。

仕事をしながら育児、家事をするというのは母子家庭の母親と同じなのに、なぜか世の中では父子家庭の父親に対して「スゴイよね」とか「頑張っている」とか「偉いよね」なんて評価されることがあります。

少なくとも母子家庭で頑張って子供を育てていた頃に褒められたことなんて一度もない私はとても疑問です。

ここにも男性が育児や家事をすることに対して、女性のやるべきことを男性がするのは大変だという思い込みが働いています。

母子家庭と父子家庭の間には、世の中からの評価の段階でも格差があるのです。

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母親が一番!という思い込み

母親が子供を手放すことに何の苦しみも痛みも感じていないなんて思って欲しくないですが、「子供を置いて離婚できるなんて、平気なの?」と言われることを覚悟しないといけないのが現実です。

子供は無条件に母親を求めるもので、母親は無条件で子供を守るもの。

それが子供にとって一番良いことだと思っている人が大半でしょう。

もちろん子供のそばに母親が寄り添っていられることが最善なのは間違いないでしょうけど、それを言えば父親も同じです。

両親そろって子供を育てられれば、それに越したことはありません。

でもそれができないからと言って、子供を手放すことを選んだ母親だけを責めるのは違うと思います。

病気で母親が亡くなってしまうこともあるだろうし、仕事で子供のそばに居られない母親だっています。

子供と離れなければいけない母親の気持ちを少しでも思いやれば、「母親失格」とか「人としてダメ」とか「子供に愛情がない母親」とかひどい非難はできないと思うのです。

まとめ

子供がいる夫婦が離婚した場合は、子供のことを一番に考えてどちらが引き取るのか、どちらが手放すのかを決めなくてはいけません。

母子家庭も父子家庭も、両親そろっている家庭と比べれば苦労しなければいけないことがあるのが当然です。

しかし子供を手放すことを決意した母親に対して、母性や人格を否定するような非難はして欲しくないと思っています。

そこに至った事情を知らないのに、結果だけ見て非難するのはやめて欲しいです。

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