結婚相手とどんなカタチで出会うのか。
それは時代と共に移り変わります。
それこそ昔話になりますが、結婚相手の顔も知らないまま、親が決めた相手と結婚することも当たり前だったのですから、信じられませんね。
結婚前に若い男女が2人だけでデートも許されない時代もあったのですから、結婚相手を自由に選ぶことができるのは、とても幸せなことなのではないでしょうか。
しかし、今でも実際に会ったこともない人と恋愛して、結婚まで発展することもあります。
それはネット上での出会いです。
マッチングアプリや婚活サイトなど、出会いを目的にしたサービスもありますし、SNSやオンラインゲームなど性別も世代も関係なく多くの人と出会うこともネット上にはあるわけです。
どんなきっけかでも、二人が幸せになれば何も問題はないのですが、SNSをきっかけに出会った二人が結婚するとしたら、そのきっかけを親や友人などにそのまま話せるでしょうか。
SNSきっかけの結婚は増えている
未婚の女性が男性と気軽に会話したりするのは、世間体が悪いなんて言われた時代もあったようですが、今はそんなこと言われることもありません。
学校でも職場でも、男女が出会う機会は溢れています。
学生時代から付き合っていた人と結婚するとか、職場恋愛をして結婚するのは、ごく普通のことだと思います。
このケースなら、普通に友達にも報告できるし、親が聞いても反対されることはあまり考えられないでしょう。
しかしそれがインターネット上の出会いとなると、途端に印象が変わることがあります。
例えばmixiやFacebookのように、不特定多数の人と交流できるSNSはどんどん増えています。
その中で出会い、恋愛に発展して、結婚することだって珍しくありません。
自分の身近なところにいる人は限られています。
その中から結婚相手になるかも知れない相手と出会うよりも、SNSでなければ出会えなかった人との恋愛の可能性が無限に広がるのです。
身近な存在に気になる人がいなければ、SNSの中に出会いを求める人が増えるのは、当然のことです。
無いモノを求めているわけじゃなく、SNSは誰でも簡単に始められるのですから、それをわざわざ避ける必要はありませんよね。
SNSきっかけを親に報告するリスク
SNSで知り合って結婚するのが何が悪いの?
私はそう思っています。
何を隠そう、私自身もSNSで知り合った人とパートナーになりました。
SNSじゃなければ知り合えなかった人との出会いの結果、遠距離恋愛をして結婚したのです。
でも、ほんとに情けない話ですが、親には正直に言えませんでした。
私の親はインターネットを使いません。
携帯電話もメールするくらいが精いっぱいの超アナログな両親です。
インターネットを教えないと、老後に困るのではないかと、自分のお古のパソコンを実家に置いて教えようとしましたが、こちらが疲れてしまって諦めました。
だから、うちの親のような感覚の人にとっては、SNSの出会いは悪いイメージしかないのです。
ニュースで問題になるような怪しげな出会い系サイトと、実名で登録するFacebookの違いを時間をかけて説明すれば理解されるかも知れないと思いながらも、毛嫌いしている人は聞く耳も持たないと思います。
それで両親にはわかってもらえないと考えて、仕事関係の人の紹介で知り合ったことで押し通しました。
幸い、遠く離れた場所の人だったこともあり、頻繁に顔を会わせる機会が少なかったので、何とかそれで誤魔化しました。
初めての結婚でもないので、結婚式などのセレモニーはしなかったため、バレることもありませんでした。
両親がインターネットを使いこなしていて、SNSのこともよくわかっているとしたら、隠すこともなかったと思います。
怪しげなサービスを見抜くポイントはこちらで説明しています。
SNSの出会いは相手を見ることが大切
SNSは男女の出会いに限ったことじゃなく、性別や年齢も幅広い人たちと出会うことができるのが魅力です。
なので、別に隠すこともないのですが、やはりインターネットを使わない人には、顔もわからない人との出会いは怪しいもの、怖いものだというイメージが強いのです。
ウソも方便じゃないですが、あえて心配させるようなら、細かく伝える必要はないと思いますよ。
友達や同僚などに伝えるのも、聞いたことのないようなサービス名よりも、FacebookやInstagramのようによく知られているSNSの方が無難です。
FacebookやInstagramなら、政治家や有名人もやっているので、怪しげなイメージはほとんどないでしょう。
マッチングやお見合いサイトについて
スマホのアプリでSNSを検索すると、数えきれないほど多くのアプリが見つかります。
その中には、男女の出会いに特化したようなアプリも多いので、ちゃんと選別しないと真面目に結婚相手を探すのは難しいと思います。
結婚相手に求める条件などを絞り込んで、相性の良さそうな相手を探せるマッチングサイトやお見合いサイトなら、真面目に結婚相手を探している人が利用しているので安心です。
しかしこのようなサービスも、やはりインターネットを使わない世代には理解できないと思います。
でも、昔からある結婚相談所や近所の縁談を取りまとめるお節介なおばさんの存在が、インターネットの中にあるようなものです。
インターネットがなくても、知らないところから縁談の話がきたり、知らないもの同士を引き合わせる人が存在していました。
ということは紹介されてお見合いをして結婚することになったと説明しても、ウソをつくことにはなりません。
どうしても言いにくい相手には、突っ込んで質問させないように、「お見合いです」だけでそれ以上は話さないようにするのも一つの方法です。
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SNSきっかけで結婚した夫婦の注意点
出会いのカタチがSNSでも、それで二人が幸せになれれば何の問題もありません。
しかし、実際にSNSで知り合った人と恋愛して、結婚に至った二人なので、SNSの恋愛実績があるのです。
つまり「うちの旦那は結婚後もSNSを続けているけど、他の女性との出会いがあるのでは?」と勘繰りたくなることも考えられますよね。
もちろん逆も然りです。
妻がSNSで他の男性と知り合うのでは・・という不安が頭の片隅の残るでしょう。
それは結婚後のお互いの信頼関係で克服していくしかないのですが、ケンカした時などはちょっと心配になるのもわかります。
そういう不安を生まないためには、結婚後はキッパリとSNSをやめるのも1つの選択肢だとは思いますが、今の世の中ではそれは厳しいでしょう。
だからこそ結婚してからもSNSを続ける場合は、結婚生活を揺るがすような新な出会いを疑われないように、細心の注意をしながら利用するのが思いやりだと思います。
まとめ
SNS経由で結婚した当事者としては、堂々と親や友人たちにほんとのことを話せなかったことに後ろめたさを感じています。
でも、わざわざ波風立たせることもないと思ったので、今もホントのことは言っていません。
それでも、結婚して年数が経てば、そんなことも聞かれなくなります。
罪悪感は徐々に薄れるので、あまり深刻に考えなくても大丈夫ですよ。
きっともう少しすれば。SNSの出会いから結婚するのはスタンダードになるのではないでしょうか。
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