今の自分に満足していて、これから先の人生にも不安もなく生きている人は、「あの頃に戻れるなら・・」なんて考えないのでしょうね。
ですが、時間を巻き戻してもう一度あの時からやり直したいと思っている人は、相当数いると思います。
もしも過去に戻れるなら、どこに戻りたいのか想像してみると、どんどんさかのぼってしまうかも知れませんね。
夢の中の自分が、幼い子供に戻っているのなら、そういう想像が頭の片隅に残っていてと考えられます。
どのタイミングに戻って、何歳の頃の自分だったのか思い出してみましょう。
良い思い出のある時代に戻る夢
夢の中の自分が、とてもキラキラと輝いていた時に戻っていたのは、楽しい気持ちになりますね。
それが子供の頃だったとすれば、きっと毎日が楽しくて仕方なかったのではないでしょうか。
そういう日々を送ったことを思い出す機会はないのに、夢で見る心理は、その時の自分と今の自分を比較しているからです。
例えば、何をしても上手くいかないことが続いてしまうと、「あの頃の自分はどうだっただろう」と無意識のうちに比べているのではありませんか?
良かった時代を思い出すのは、今が楽しくないからです。
どんなに取り戻そうとしても、昔には戻れないことをしっかり自覚しないといけませんね。
悔しい出来事があった時代に戻る夢
何かとても悔しい経験をした時の年齢に戻っている夢を頻繁に見るのは、その悔しさをいまだに解消していないからです。
人は悔しいとか、怒りの感情や悲しみ、恥ずかしいことなどは強く印象に残りますよね。
それは、その感情が何度もよみがえるので、記憶の回路がどんどん太くなり、忘れられない鮮明な記憶になります。
何十年経っても、子供の頃に経験した悔しい経験が夢の中でよみがえることが何度も何度も繰り返されるのはどうしようもないことです。
しかし、そういう夢を見るまでは、その経験を忘れていたのに急に思い出させる夢だったのなら、警戒心が強くなっていると考えられます。
裏切られる予感があるのか、新しいことにチャレンジしようとしているけど失敗が怖いというような心の不安が忘れていた過去の悔しい出来事を引っ張り出してきたと考えられます。
記憶にない年齢の子供に戻る夢
夢の中で赤ちゃんになっていたり、ほとんど記憶にない幼児に戻っていたのは、あなたの中で何かがリセットされたことを示しています。
何がリセットされたのかは、よく考えてみると思い当たることがあるはずです。
例えば恋愛のことであれば、片想いを諦める覚悟ができたとか、恋人に対して不満を抱いていた気持ちをリセットするなど。
仕事のことや人間関係のことなど、人生にはリセットしてスタートし直したいタイミングが何度もやってきます。
記憶にない子供に戻る夢を見たのは、今まで積み上げてきたものを白紙にしても構わないと思うほど、リセットしたいことがあると考えられます。
子供に戻って叱られている夢
夢の中の自分が子供に戻っていて、大人に叱られる夢を見るのは、何か嫌なことが起こりそうな予感がするかも知れません。
誰に叱られているのかによって、心理状態は違いますが、叱られる夢は悪い状態ではないのです。
誰かに叱られる夢は、あなた自身が自分をセーブしたり、コントロールできる能力があることを示しています。
今の自分をしっかりコントロールしようとしているので大丈夫です。
子供に戻って母親に甘えている夢
子供の自分が夢の中で母親に甘えているのは、心理状態としては良いとは言えません。
母親に守られたいという気持ちは、今の自分から逃げ出したいという気持ちが影響しています。
母親は、無条件に無償の愛を子供に注ぎます。
嫌なこと、つらいことから守られて、安心したいという気持ちが強くなっている表れです。
少し、心の疲れを癒す時間が必要なのではないでしょうか。
まとめ
子供に戻る夢はを見て、楽しい気持ちになったのなら、あまり深く考える必要もないと思います。
ですが、そういう夢を見たことを不思議に思ったり、何か引っかかるような時は、自分の心理状態が影響しているかも知れないので、参考にしてください。