年末年始、お盆休みになると、自分の実家やパートナーの実家へ帰省することもありますね。
実家が遠方ではない場合は、帰省はしなくても親戚の集まりに行くこともあるでしょう。
それぞれの家の風習でしょうから、その集まりについては何も言えないと思います。
ですが、その集まりがとてつもなくイヤだったとしても、行かなければいけないのでしょうか。
なぜ突然そんな話題・・
嫁の立場ならイヤに決まってるでしょ
そうよ
みんなガマンしているのよ
では、嫁の立場ではなく、自分の実家の集まりの場合はどうでしょうか。
顔ぶれによって・・かな
苦手な親戚がいると
自分の実家でもイヤだよ
親戚とはいえ、一緒に暮らしたわけでもない人たちが集まれば、相性の悪い人だっていても不思議なことではありません。
それでもガマンして親戚の集まりに行く理由は何なのか、考えてみましょう。
親戚が集まる理由
実家に帰るだけなら嫌ではないけれど、年末年始やお盆休みに実家に帰ると、親戚が集まっているので嫌でも参加しなければいけない・・。
それは実家から離れて暮らしている人によくあることです。
まとまった休みの時じゃなければ、帰省できないからです。
実家が近ければ、タイミングをズラすこともできますが、それでも親戚の集まりだから行かなければいけないと考えている人もいるのです。
そもそも、なぜ年末年始やお盆休みになると親戚が集まるのか。
その理由は、個人ではなく家を重要視する考え方が根強いからではないでしょうか。
先祖代々の仏壇、お墓を守るために、家を継ぐというのはさすがにもう時代に合わないと思ったとしても、親戚の中には時代の変化によって伝えられてきたものを変えられない人もいます。
そういう人が親戚の中でも発言力のある年長者だったりすると、心の中にある本音を隠して集まっている可能性もあるわけです。
年末年始やお盆休みに集まる理由は、○○家を守る者たちの気持ちを確認するためという目的が大きいのではないでしょうか。
ですが、少子化の波が止まらない今の時代にあって、そのような家を守るという考え方を維持するのは無理があります。
いつまでも親戚の集まりに気を重くすることもないはずです。
しかし目の前に迫った問題であれば、今すぐ何とかしたいですよね。
親戚の集まりに行かない決断
親戚の集まりに行くことを考えると、気が重くなってしまう・・。
そんなに負担に感じているのに、なぜその集まりに行かなければいけないのでしょうか。
理由としては、
・親に言われたから
・親が親戚に責められるから
親の立場を考えて、嫌々ながらも参加しているという人が多いようです。
それはとても親孝行な考え方だと思います。
しかし、せっかくの休日なのに親の顔を立てるために嫌なことを我慢するのは、とても勿体ない気がしませんか?
仕事をするようになると実感しますが、休日の過ごし方次第で人生がつまらなくなってしまうこともあるのです。
仕事をしている時間の方がはるかに長いのですから、休日くらいは自分のために使っても良いはずですよ。
しかも年末年始、お盆休みなどのまとまった休みがとれる機会は、限られているのですから、会いたくない親戚が集まる場所に行き、嫌な気持ちになっても何も言えずに耐えるなんて・・。
親のためという理由で我慢しているのであれば、本音で親に伝えてみてはいかがでしょう。
親のために自分の人生の大切な時間を無駄にしているなんて、親もそこまで期待しているでしょうか。
既に自立して生きているのであれば、休日の過ごし方は自分のために費やして欲しいと親も思ってくれるかも知れません。
きちんと話してみることも、必要だと思います。
既婚者のケース
独身の場合と既婚者の場合では、少し事情が異なりますね。
自分の実家に帰るのではなく、パートナーの実家に帰るとなると、それは気の重さは比じゃないでしょう。
ここには嫁姑問題も絡んでくるので、簡単ではありません。
ですが、やはり少子化によって昔ながらの価値観では、今の時代に合わなくなっています。
一人っ子同士の結婚も珍しくなくなっているため、嫁は夫の実家に一緒に帰省するのが当たり前というわけでもなくなっているのです。
結婚生活は上手くいっているのに、年末年始やお盆休みの帰省が嫌で夫婦仲が悪くなるなんてことは、親たちも望んではいないはずです。
ここもやはり自分たちの生活を最優先に考えてもいいと思うのです。
親戚の集まりに行かなければ、その後の人生に困ることがあるかどうか、じっくり考えてみましょう。
冠婚葬祭にしか顔を会わさない人たちのために、自分の神経をすり減らすなんて、とても無駄なことではないでしょうか。
まとめ
じつは筆者の友人には、旦那さんの実家に集まる行事が嫌だから「私は行かない」と宣言した人がいます。
結婚してからずっと、年末年始が近くなると「ちょっと聞いて欲しい」と連絡があり、何時間も愚痴を聞いてきました。
それが10年以上続いていたのです。
夫婦の間では「別に無理しなくてもいい」と話し合って決めたのに、行かないことで自分や旦那さんの立場が悪くなることを考えてしまうと、行くのも行かないのも嫌だ・・という状態になるのでしょう。
しかし人生の時間は無限ではない!と身近な人の死をきっかけに考え方を変えて、嫌な親戚付き合いのために悩む時間は勿体ないと思うようになったのです。
その親戚の集まりに行かないと何が困るのか・・を考えてみてください。