イケメンを彼氏に選びたがる女性でも、結婚相手は顔ではなく人間性や社会的地位などで選ぶ人が多いですよね。
人生を共にする相手を顔優先で選ぶなんてダメだという人もいます。
それはそうだと思います。
ですが、ずっと一緒にいる相手なので、キレイな顔の方が気分も良いというのも一理あります。
イケメンじゃなくても、見慣れると味のある顔に見えることもありますからね。
たしかに美人は三日で飽きるけど、ブスは三日で慣れるなんて言います
これは男性にも当てはまるのでしょう。
でも、自分は見慣れてしまえば気にならないかも知れませんが、二人の間の子供のことを考えていないのでは。
生まれてきた子供が、不細工な旦那にそっくりになってきたらどうすればいいでしょう。
結婚相手を顔で選ぶのは、賛否に分かれると思いますので、いくつかの例を参考に考えてみましょう。
女の子は父親に似るという説
生まれたばかりの子供の顔を見ても、父親と母親のどちらに似ているかなんてハッキリわかることはほとんどないですよね。
昔は芸能人の子供が生まれると、病院の前で新生児にカメラが群がり、芸能リポーターが「パパとママのどちらに似ていると思います?」なんてアホみたいな質問してました。
そんなのわかるわけないのですが、産婦人科の新生児室で赤ちゃんが並んでいるのを見ると、たしかに一人一人顔が全く違います。
カワイイ子のいれば、ほとんどサルみたいな子もいます。
でも赤ちゃんは日に日に顔が変わっていくので、新生児の顔で一喜一憂することはありません。
徐々に成長して、顔がはっきりしてくると、両親のどちらの家系に似ているのかわかるようになります。
世間でよく言われるのは、男の子は母親に似て、女の子は父親に似る傾向があります。
性格や収入を重視して旦那さんになる男性を選んだのは自分自身なので、誰にも文句言えるようなことじゃありませんが、子供のことを考えてしまうと、複雑な気持ちになってしまうかも知れません。
とくに女の子なのに、不細工な父親に似てしまうなんて、母親として責任を感じてしまうのではないでしょうか。
子供に言われてショックを受ける
結婚相手の顔のことなんて子供に言われるまで気にしたことも無かったのに、ある日子供から言われたことで大きなショックを受けたという2つの例をご紹介します。
父親にそっくりな娘の言葉
A子さんの旦那さんは、大阪出身で楽しい人です。
話が面白いので、周りの人を飽きさせず、サービス精神旺盛な人気者です。
顔は目が細くて、少し小太りなので丸顔です。
不細工といわけじゃないけど、やさしい顔立ちで、イケメンとは言えません。
A子さんはハッキリとした顔立ちで、女優の柴咲コウさんに似ていると言われることが時々あります。
結婚して2人の子供に恵まれて幸せでしたが、上の娘が小学生になった時に言われたことが頭から離れなくなってしまったそうです。
「●●(弟のこと)はママに似ているから目が大きいのに、私はパパに似ちゃったからブスになった。どうして私もママみたいな目にならないの?」
たしかに2人の子供は見事なまでに上は父親似、下は母親似と分かれてしまいました。
きっと娘はこれから思春期になって、自分の目が小さいことでずっと悩み続けるんだろう・・。
そう思うと、自分に責任があるようで罪悪感させ感じるようになってしまったのです。
母親にそっくりな息子の言葉
B子さんの旦那さんは、顔はとくにイケメンではないけど不細工でもなく、いたって普通レベルです。
ただ186cmの高身長です。
B子さんは150cmちょっとで平均身長よりも低いので、背が高い男性に魅力を感じていました。
二人が結婚して男の子が3人生まれました。
どんどん成長していく息子たちですが、長男だけ高校生になっても160cmにギリギリ届くくらいの身長です。
次男と三男は小学生の時からクラスの中で一番背が高いので、明らかにDNAの遺伝が分かれてしまったとB子さんは自分を責めてしまいました。
子供の身長は遺伝の要素が大きいと言われます。
両親の遺伝子をミックスして、ちょうど中間になって子供に受け継がれるわけじゃないので、兄弟でも違うのが当たり前です。
B子さんは長男が夫に愚痴を言っているのを聞いてしまいます。
「俺の身長が伸びないのは、チビと結婚したオヤジのせいだ!」と言っていたのには衝撃を受けました。
深く傷ついてしまったB子さんは、長男に普通に接することができなくなってしまったそうです。
成長とともに顔も変化する
子供の顔や体型や体質など、親の遺伝子を受け継ぐことで親に不満を言うのは、兄弟姉妹と比較したり、いじめの原因になったり、失恋などがきっかけになるようです。
大人になると親に対してそんな文句を言うことはほとんどないので、気持ちが不安定になる思春期の間のことだと思って聞き流してあげましょう。
顔や体型のことで親に文句が無くても、反抗期にはとにかく親の存在そのものがウザく感じることもあるのです。
それに、成長するとまた顔も変わってきます。
小さい頃は父親にそっくりだった娘が、大人になると母親にどんどん似てくることもよくあるのです。
「そのうちママに似てくるといいね」と希望を持たせてあげることが大切です。
顔ではなく、性格で旦那さんを選んだことを後ろめたく感じてしまうと、それが子供に伝わってしまいます。
父親の魅力を子供に伝える努力を続けていれば、父親に似ていることを嫌がることも徐々になくなるでしょう。
子供がほんとに真剣に悩んでいる場合は、ゆっくりと時間を作り、向き合って子供の悩みを聞くことも必要です。
ただイライラをぶつける理由として文句を言っているようなら、「そうだね~、ごめんね」と軽く受け流すくらいで様子を見てください。
まとめ
どんなに美男美女のカップルでも、子供が100%美しい顔で生まれてくるなんて保証はありません。
天下取りに成功した徳川家康は、自分の子供を生んでくれる側室を選ぶ基準は、器量(容姿)よりも身体が丈夫なことが最優先だったと言われています。
とにかく性格の悪い人間になって欲しくなかったから、性格の良さに惹かれたことを子供が理解してくれるように、ちゃんとアピールすることが大切ではないでしょうか。