寝言は眠っている間のことなので、自分では何を言ったのかわかりません。
自分が眠っている間の様子は、撮影でもしなければ見ることはできません。
だから眠っている間にいびきや歯ぎしりがひどいとか、寝相が悪いとか言われても困ります。
でも、寝言のことを言われると、なぜかドキッとしますよね。
自分では無意識に発している寝言なのに、「え?何言ってた?」と焦ってしまいそうです。
では、彼が寝言で元カノの名前を呼んだり、他の女性の名前を呼んでいたら、あなたはどうします?
寝言を責めても仕方ないことだと割り切って、何も聞かなかったことにできるのか、考えてみましょう。
寝言には2種類ある
寝言で彼氏や旦那さんが女性の名前を呼べば、そばにいるパートナーとしては良い気持ちにはなりませんよね。
ですが、寝言は本人の自覚なしなので、そこを責めるのは理不尽かも知れません。
じつは、寝言には2つの種類があると考えられています。
彼氏や旦那さんを問い詰めてケンカになるような危険を冒す前に、寝言について理解しておきましょう。
レム睡眠時の寝言
レム睡眠とは、脳は活動しているけど、身体は休息している状態のことです。
浅い眠りなので、夢を見ているのはほとんどレム睡眠時です。
夢の内容をおぼえているのは、明け方近くの浅い眠りに見る夢が多くなります。
寝言を発する場合、ほとんどはレム睡眠時で、夢の中で誰かと会話していて声が出てしまうことが多いのです。
元カノや他の女性の名前を寝言で発していたのなら、彼女たちが夢の中に登場していた可能性は高いでしょう。
ノンレム睡眠時の寝言
ノンレム睡眠は、脳も身体も休息している深い眠りのことです。
脳も休息しているため、夢を見ながら出てしまう寝言とは違い、リアルなことや過去のトラウマなどが表れることもあります。
仕事のことなどで強いプレッシャーを受けているとか、過去につらい経験をして、その心の傷が癒えていないと、ノンレム睡眠中にも寝言が出ることもあります。
夢を見て寝言が出るのではないので、元カノや他の女性の名前を呼ぶ可能性はかなり低いのです。
寝言を聞いてしまった時は
他の女性の名前を寝言で発しているのを聞いてしまった時に、どうすればいいのか迷いますよね。

女の人の名前を寝言で呼ぶなんてひどい!
と言っても、寝ている間のことなので、彼も困るでしょうね。

そんなこと言われても、覚えていないよ
というしかありません。
やさしい彼なら、自分にまったく身に覚えのないことなのに、謝ってくれるかも知れません。
でも、それで良いのでしょうか。
気分を害したことを伝えて、これから気を付けてもらえるのなら伝える意味があります。
しかし、眠っている間の寝言をコントロールするなんて無理です。
自分ではどうしようもない寝言のことで、ケンカしてしまうのも違うと思うのです。
どうするのベストなのか、彼の寝言の様子から考えてみましょう。
幸せそうな寝言
彼が寝言で元カノなどあなた以外の女性の名前を呼んでいる時に、幸せそうであれば、その寝言は聞かなかったことにしてあげましょう。
眠っている間なので、ニコニコと笑顔を浮かべていることもないかも知れませんが、うめき声のような寝言ではなく、普通のトーンだったのなら、楽しかった記憶が脳の中にあるので、楽しい夢を見ただけです。
睡眠時以外は忘れていても、脳が活動しながら眠っているレム睡眠では、幸せな記憶や楽しかった記憶がよみがえるのは仕方ないことです。
彼が過去にどんな恋愛をしてきたのか気になるでしょう。
でも、どんなに幸せな恋愛の記憶があったとしても、その恋は間違いなく終わっているので、隣にはあなたがいるのです。
夢の中の記憶にまで嫉妬するのは、自分を苦しめるだけなので早々に忘れましょう!
苦しそうな寝言
もしも苦しそうに、うめき声で他の女性の名前を寝言で発した場合は、強い負の感情が出てしまったと考えられます。
強く歯を食いしばるようにしながら発する寝言は、強い怒りや大きな悲しみの記憶が残っているからです。
うなされるような状態で聞いた寝言だったのなら、彼の心の闇が大きくならないように、伝えた方が良いのではないでしょうか。
他の女性の名前を呼んだことを責めるのではなく、「心配になったから」だと伝えてください。
元カノなど、過去の女性から受けた心の傷が深いと、新しい恋をしても疑心暗鬼になってしまうかも知れません。
あなたには何も疑われることがないのに、変に怪しんだりすることがあるのなら、過去の恋愛の影響だと考えられます。
彼の悲しみや苦しみの記憶を早く上書きできるように、二人の時間を積み重ねることで薄れていくはずです。
寝言を減らす方法
彼が寝言で女性の名前を呼んだとしても、それに対してムキになったり、怪しむのは損するだけです。
どんなに頑張っても、彼の夢の中に入り込むことはできないのですから。
そんなことに余計な神経をすり減らすよりも、寝言がなくなるような対策を考えてみましょう。
それは、睡眠の質を改善することです。
眠りが浅いと寝言を言いやすいので、眠りのリズムが整うようなことを考えてみてください。
たとえば、枕やマットレスなどの寝具を変えてみるだけでも、眠りの質が向上することもあります。
寝室の環境を整えてみても、なかなか寝言が減らない場合は、ストレスや生活習慣によって体内時計が乱れてしまい、睡眠の質が低下しているかも知れません。
彼の健康のためにも、睡眠トラブルは解消してあげたいですよね。
元カノの名前や、他の女性の名前を寝言で呼んだことを問題にするよりも、彼が良い睡眠がとれていないことが心配なはずです。
寝言をきっかけに、彼の眠りをサポートしてあげるといいですね。
まとめ
寝言で他の女性の名前を発したからといって、それが今の気持ちとリンクしているわけではありません。

元カノとヨリを戻したのではないか・・。
他の女と浮気しているのではないか・・。
そんな疑いの気持ちが生まれてしまうと、寝言が原因で破局してしまうかも知れません。
寝言を聞いて女の勘が!!なんて、彼の身辺を探り出してしまえば、その先に幸せはありません。
彼の寝言が苦しみから出ているわけじゃないなら、スルーしてあげることも大切だと思います。