裁判は、裁判官、弁護士、検察など司法にかかわる仕事をしていかければ、大半の方が縁のないことだと思います。
アメリカでは非常に訴訟が多いそうなので、裁判はより身近だと聞いたことはありますが、日本ではドラマや映画で見るもので、体験することではないという認識の方が多いのではないでしょうか。
裁判にかかわる仕事もしていないし、リアルに裁判を抱えているようなことでもないのに、裁判の夢を見るのは、ちょっと気になりますよね。
今回は裁判の夢の意味について解説しましょう。
裁判の夢の意味
裁判とは、法律によって裁くことです。
犯罪の裁判、民事裁判、また家庭裁判所もありますが、裁判の夢の基本的な意味は正当化、批判、罪悪感です。
自分自身が裁かれる側なのか、それとも誰かを訴えるのか、それとも裁く立場なのか。
夢の中の状況によって詳しくみていきましょう。
裁判を受ける夢
自分自身が裁かれる立場となり、法廷に立つ夢を見るのは、とても嫌な気持ちになると思います。
目覚めた時には最悪の気分かも知れません。
しかし、裁かれる夢を見るのは、自分のことを客観的に誰かに分析してもらいたいという気持ちのあらわれでもあります。
現実の世界では、自分の悪いところをズバズバと指摘してくれたり、冷静で公平な目で評価してくれる人が身近にいないのかも知れません。
裁判というのは、罪を犯した人を裁くというイメージが強いのですが、法律というルールがあります。
誰しも共通したルールの下で、公平に評価して欲しいという気持ちが強くなっているのではないでしょうか。
裁判を傍聴する夢
裁判の傍聴は、とくに関係者じゃなくてもできますが、あまり経験したことはないと思います。
夢の中で裁判を傍聴していたのは、自分のことではなく、学校、職場、家庭、交友関係など、自分を取り巻く周囲の人に対して、誰かに判断して欲しい迷いや気になることがあるのだと考えられます。
例えば、友人関係にある人が何か間違ったことをしていたとしても、自分ではそれを正すことができないなど、もやもやとした納得できない気持ちが大きくなっているのかも知れません。
自分では説得したり、注意したりできないストレスを感じているのではないでしょうか。
裁判で弁護人になる夢
裁判と言えば弁護士を想像する人が多いですよね。
ドラマや映画では、弁護士が主人公としてよく登場するからでしょう。
実際の弁護士はドラマのようなわけにはいきませんが、やはり多くの人が思い描くイメージが夢に反映する可能性は高いと思われます。
弁護士として裁判の法廷に立つ夢を見るのは、自分のことではないのに何か背負うことになっていたり、責任感を負うようなことがあるのだと考えられます。
自分のことではなくても、その責任の重さにつぶされないように、気持ちの切り替えをしましょう。
裁判で検察官になる夢
検察が起訴して裁判が行われる場合、弁護人と対峙するのが検察官です。
ドラマなどでは弁護士の敵にように描かれることがありますが、夢で検察官として法廷に立っていたのなら、あなたには強い憤りや怒りや理不尽な悔しさがあると考えられます。
厳しく裁かれて欲しい存在がいるのではないでしょうか。
具体的にそういう存在がいないのに検察官になる夢を見たのなら、正義感が強くなっているのだと思われます。
裁判官になる夢
裁判では、最終的に判決や審判を下すのが裁判官です。
法廷では複数の裁判官がいて、裁判長が判決や審判を述べます。
夢の中で裁判官になるのは、あなたの中の自己批判が映し出されたと考えられます。
正義感が強いので、人にも厳しく自分にも厳しい傾向があるのではないでしょうか。
あまり自分に厳しくなりすぎると、窮屈になってしまうので、緩めるところは緩められるようになれるといいですね。
裁判で判決が下される夢
あなた自身が被告人として、裁判で判決を下される夢を見るのは、正当化したいことがあるのだと考えられます。
間違いだと批判されることがあっても、自分では間違っていないという自信があるというよりも、無理に正当化したいことがあるのではないでしょうか。
素直に間違いを認められなくて、自分でも苦しくなっているので、誰かに正当化する材料を提供して欲しいという願望があるのかも知れません。
裁判で無罪になる夢
裁判の夢で無罪になる夢は、自分の迷いを吹き飛ばすためのアドバイスや忠告を求めているのだと考えられます。
裁判で無罪を言い渡されることが、「あなたは正しい」という証になるという心理が働いたのではないでしょうか。
裁判で有罪になる夢
裁判で有罪になる夢は、悪い夢のように思うかも知れませんが、そうでもないのです。
有罪を言い渡されるのは、自分の間違いをしっかり受け止められる心の準備が整っているので、実はメンタル的に良い状態だと言えるのです。
まとめ
裁判の夢はインパクトが強いので、何か深い意味があるのではないかと気になると思います。
状況ごとの意味を参考にしてくださると幸いです。