「結婚したくない」と堂々と言うと冷たい視線を浴びるのはなぜ!

結婚・再婚

世の中には、結婚したくてもできない人がいます。

理由は色々あるでしょう。

例えば・・

出会いがない

経済的に安定しない

恋愛が苦手

理想の人が見つからない

仕事を続けたいけど

結婚すると難しい

一人っ子だから

結婚すると両親が心配

理由はまだまだありますよね。

それぞれの事情があるのですから、結婚願望があっても簡単ではないわけです。

本人は結婚できるのならしたいと思っているのにもかかわらず、それでも世の中では「本気で結婚しようと思ってない」とか言われることもあるらしいのです。

結婚願望がある人にすらそういう感じなのですから、そもそも結婚願望のない人には世の中はとても冷たいという事実があります。

なぜ結婚したくないと堂々と言うと、冷たい視線を集めてしまうのか考えてみましょう。

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「結婚したくない」は言い難い

結婚するのもしないのも、自由ですから、結婚したくない人は無理に結婚する必要なんて1ミクロンもありません。

自分の人生を自由に選ぶのは、当たり前の権利です。

しかし、私の周りにもいますが、結婚しない人生を選択すると肩身が狭いという人がいるのです。

これは超高齢化と少子化が大きな社会問題になっていることも関係あるのでしょう。

政治家の中には、結婚さえすれば子どもを産むから、結婚のための出会いのシステムに予算をあてて税金を投入しようなんて意見を言い出す人もいます。

つまりは、結婚したくないと公言するのは、子供を産まないから少子化問題が深刻な社会にとってマイナスだと言われているようなイメージが強くなっているからなのではないでしょうか。

「結婚したくない」をごまかす

「結婚したくない」と言い難いから、あえて「結婚したくないわけじゃなくて、できない」と言っている人も少なくありません。

「結婚したいけど出会いがない」とか「結婚したいけど仕事と両立する自信がない」など、結婚したくないわけじゃないと言っておけば周りからうるさく言われないので、あえてそう言っている人もかなりの割合で存在します。

40代、50代の結婚歴ナシのシングル女性と話していると、堂々と「結婚したくない」というと四方八方から色々言われるというのだ。

どんなことを言われるのか聞いてみたところ、

「孤独な老後に耐えられるのか」
「親族に迷惑をかける」
「人として成長できない」
「わがままじゃないのか」
「性格に難ありだと思われるよ」

とまあ、こんなことを言われるのだそうですよ。

好き勝手に言いたい放題ですが、そんなに結婚しない人生はダメだと思っている人が多いのが意外です。

なぜなら、既婚者の多くの口から出るのは、結婚生活のすばらしさではなく、結婚がいかに酷いものかというネガティブ内容ばかりです。

散々と結婚生活の愚痴を言った後に、結婚しない人生を選択して、独身生活を楽しんでいる人に対して

それでも結婚はイイものよ

なんて、平然と言ってしまう人がどれほど多いか・・。

結局、結婚生活に幸せを感じていない人が泥沼に引きずり込もうとしているだけのように感じてしまいます。

しかし、それでも「結婚したくない」と言い難いのは、少数派だからなのかも知れませんね。

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さらに言い難いこと

結婚しない人生を選ぶ人でも、子供だけは欲しいという人もいます。

とくに女性ですが、性別問わず結婚しなくても子供を育てたいと考える人がいるのは不思議なことではありません。

ただ今のこの国では、そういう人生を選びにくいのも現実です。

さらに言えば「結婚したくない」よりも「結婚はしたいけど子供は欲しくない」というのはもっと言い難いという声も耳に入ります。

20代~40代までの独身者で、とくに女性に多いです。

結婚して家事の負担が増えれば、仕事にも影響する。

そこに出産と育児が重なれば、仕事を続けるのは鉄人のような鋼の体力と精神力が必要になるから、結婚しても子供は欲しくないと思ってしまうと。

「子育て罰」なんて言葉がSNS上に広まるほど、女性の負担が重くなっていますから、結婚しても子供を産み、育てる自信はない・・・と思うのも無理はありません。

「子供は欲しくない」と言い難いから、婚活はできないし、結婚願望のありそうな人との恋愛も消極的になってしまうというのです。

たしかに、少子化がこれほど深刻なのに、結婚しているカップルから生まれる子供は1~2人と減っているわけではないのです。

結婚すれば子供が欲しくなるのが自然なのだという社会の空気もあります。

その中で「結婚はしたいけど、子供は欲しくないのです」とハッキリ言って婚活するのは、かなり難しいと思いますね。

まとめ

なぜ結婚したくないとか、子供は欲しくないとか、堂々と言えないのか。

その根底にあるのは、少子化が進んで今の社会の構図が崩れてしまう恐怖心が、皆の心の奥に蔓延っているからではないでしょうか。

しかし、どんな社会になったとしても、その人が自分の人生の選び方に文句をつける資格はないはずです。

難しい問題ですから、一筋縄では変わらないでしょうが、少なくとも自分の周りにいる人に対しては、結婚するもしないも、子供が欲しくても欲しくなくても、選ぶ自由に文句を言わないようにしたいと思います。

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