子や孫たちと同居するケースが少なくなっているので、孫との関係性も以前とは違うとはいえ、やはり孫が可愛いというのはいつの時代も共通なのかも知れません。
同居していなくても、さほど遠くない場所に暮らしていると、適度に行き来することで理想的な関係性を作ることもできます。
祖父母の家に遊びに行くのが楽しみ!というお孫さんがいると、とても幸せでしょう。
しかし、それがずっと続くわけではありません。
いわゆる孫離れの時期は必ずきます。
その時期を過ぎると、成長した孫との関係性もまた変化するかも知れません。
孫にウザがられずに、いい関係性を作ることができれば理想ですが、どうしたらいいのか手探りになりがちです。
それぞれの環境によって正解は一つではありませんが、幼かった時期とは違う孫との関係性について考えてみましょう。
嫌われる理由がない
孫がこのごろ顔を見せてくれない・・。
そのとき、自分に何か原因があるのか、嫌われれしまうような理由に思い当たることがあるのか、よく考えてみましょう。
まったく心当たりがないとしても、考え始めると「あの時の言い方が悪かったのかも」とか「もしかしたら・・」という小さなことが思い浮かぶかも知れません。
しかし、これらはほとんどが思い過ごしの考えすぎです。
人間関係ではよくあることですが、相手の気持ちが見えないので、あとからいろいろ考えると、何もかもが思い当たるように感じてしまうかもしれません。
ですが、ホントに人の心を傷つけるようなことがあれば、徐々に関係が遠ざかるのではなく、ある時を境にして急に疎遠になるはずです。
そういう急激な変化がなければ、嫌われるようなことをしたわけではないのです。
孫の成長を喜ぶ
孫が遊びに来なくなる理由は、忙しくなり、祖父母のところに行く時間が少なくなるという理由が一番大きいです。
時間の余裕があれば、顔を見せようという気持ちにもなるかも知れませんが、塾、部活、趣味、友達の付き合いなど、学校以外にも忙しくなるのです。
これは孫の成長なので喜ぶべきであり、祖父母のことを考える暇もなくなるほど充実しているのなら、とても嬉しい成長の証なのではないでしょうか。
成長した孫との付き合い方
孫が成長して、友達や恋人との時間を優先するようになれば、自然に祖父母のところにもあまり来なくなります。
そうなった後に、孫とどう付き合うのか・・というのが意外と難しいものです。
孫の方もしばらく会わない期間が長くなると、祖父母とどう接していいのかわからなくて戸惑います。
そのぎこちない感じが気まずい空気を作ると、余計に祖父母のところに行きたい気持ちが薄れてしまうでしょう。
ぎこちない空気を作らないためには、孫にあまり向き合おうとし過ぎないことがポイントです。
気を使われると余計に空気が堅くなるので、その兼ね合いを気を付けるようにしましょう。
具体的なポイントです。
準備しすぎない
孫がたまに遊びにくると、張り切っていろいろ準備したくなる気持ちはわかります。
ですが、幼いころの孫とは違うので、準備したものを喜ぶとは限らないのです。
あまり準備し過ぎずに「何か食べたいものある?」と聞いて、リクエストがあれば作ってあげるくらいが良いのではないでしょうか。
聞きすぎない
孫の近況が知りたくて、学校のことなど根掘り葉掘り聞きたくなる気持ちもすごくわかります。
気になりますよね。
でも、思春期になると、そういうのを説明すること自体をめんどくさがるので、あからさまに嫌な態度になることもあるかも知れません。
誰しもあることですが、いろいろ聞かれるのは「心配してくれている」よりも「信用していない」と反発したくなるものです。
質問攻めにならないように、気をつけましょう。
与えすぎない
孫を引き寄せたくて、物を買い与えすぎたり、金銭を渡し過ぎてしまうと、本人にとって良い結果を招かないかも知れません。
祖父母のことを都合の良いお財布のように思ってしまうのは良くないですよね。
物やお金でおびき寄せるようなことは、ほどほどにしましょう。
まとめ
遊びに来なくなった孫が恋しくて、寂しい気持ちが抑えきれなくなる時もあるかも知れません。
しかし、成長の証なので、ぐっと堪えて待ちましょう。
おじいちゃんやおばあちゃんと過ごした時間が消えるわけではないので、羽を休めたいときや親や友人にも話せないようなことを相談する相手になれる可能性もあります。
焦らずに、孫のペースに任せる余裕を持ってくださいね。