はじめて一人暮らしをしたとき、自由気ままに過ごせる喜びを感じる反面、寂しさを感じた人も多いのではないでしょうか。
今まで家族と一緒に暮らしていた時には、一人で好き勝手に過ごせる一人暮らしに憧れたとしても、やはりひとりぼっちは寂しくなるものです。
でも、一人暮らしが長くなると、一人で過ごすことに慣れてきます。
そのうち一人の時間が気楽になり、誰かと一緒に同じ空間で過ごすことにストレスを感じるようになる人がいます。
そうなると・・・

私は結婚に向かないのかもしれない

同棲すると一人の時間がなくなるのかも
こんな不安が頭をよぎるのではないでしょうか。
このように、人と暮らすことへ不安を感じるのなら、ほんとに結婚や同棲は難しいのか考えてみましょう。
人と過ごすのが苦手な理由
親子や兄弟姉妹など、血のつながった家族でも、同じ屋根の下で暮らしているとイライラしてしまうことがあります。
それは誰にでもあることです。
ですが、一人でいるのが心地よく感じるような生活が続くと、人と一緒にいるのは苦手になるのも仕方ないのです。
誰もが感じることですが、原因として大きなことを3つあげてみます。
①生活リズムのズレ
一人暮らしは、自分だけの都合で生活リズムが作られます。
学校や仕事がないときは、起きたいときに起きて、寝たいときに寝る。
そんな気ままな生活のペースを送っても、誰に気兼ねも要りません。
しかし、誰かと暮らすとなればそうはいきませんよね。
お互いが生活するエリアを分けられるような住居じゃない限り、相手の生活リズムも考えなければいけなくなります。
自分だけの生活リズムではなくなるのが、苦しくなるのではないでしょうか。
②互いの常識のズレ
常識というのは、必ずしも皆が共通認識しているわけではありません。
たとえば、食事のルール、掃除のルール、入浴のルール、トイレに使用方法のルールなど、今まで暮らしてきた環境によって、それぞれの常識が出来上がります。
極端なことを言ってしまえば、一人暮らしが長くなれば、自分だけのルールができあがり、それが自分の常識となってしまうこともあるのです。
誰と一緒に暮らしても、お互いの常識がピッタリマッチすることはほぼ不可能です。
多少のズレはガマンできるはずですが、ズレが少しずつ積み重なってしまうと、大きなストレスを感じるようになるのでしょう。
③干渉と負担
自分の都合だけで生活しているわけではないので、相手に気を使ったり、干渉されると感じることもあります。
外出の予定を立てたくても、相談したり報告するのをめんどうに感じるのも、誰かと暮らすのによくありがちなことです。
それが負担に感じるようになると、一人で気ままに暮らしたくなるのでしょう。
人と暮らすストレスの軽減方法
他人と生活するのは、誰もが少なからずストレスを感じると思います。
ただ、それが自分を押しつぶしてしまうほどの強いストレスになるのは困りますね。

やはり人と暮らすのが苦手であれば、同棲や結婚は諦めるべきなのか・・。
いやいや、そんなことはありません。
極端なことを言えば、人と暮らすのが苦手なのは自分だけではないことに気が付けばいいのです。

少し一人で気楽に過ごしたいな
そう思ったときは、相手もそう思っている可能性があります。
自分だけではないと思えば、変に気を使わずにお互いが一人になれる時間を作れば良いのです。
自分だけが一人の時間を欲していると思い込んでしまうと、

なぜわかってくれないのだろう
という気持ちから、誤解されるような態度をとってしまいます。
一人になりたいと思ったとき、自然に

ちょっと散歩に行ってくるね

本屋にでも行ってこようかな
と言えるようになると、ストレスは軽減するはずです。
当たり前にお互いが一人でも外出するようになれば、一人の時間を作るのは別に難しくなくなります。
要するに、相手に気を使い過ぎてしまう人ほど、他人と暮らすことに負担や苦痛を感じるのではないでしょうか。
つまりそれは、相手を思いやる心を持ってるからなので、けっして結婚に向かないというわけではないのです。
まとめ
どんなに仲良く暮らしていても、ゴールデンウィークや年末年始、夏休みなどの連休があると、ストレスを感じることもあります。
それは日常のリズムが変わるからです。
それを感じるのは当たり前だと思えば、結婚や同棲を諦めるなんて考えなくても済むと思います。