初めて会う人とでもすぐに打ち解けて仲良くなれる人を羨ましく思ってしまう人見知りの皆さん。
私もその仲間です。
人見知りがひどくて、初対面の人と話すのはとても緊張します。
その緊張を隠すことに必死になってしまうので、どっと疲れてしまいます。
そんな人見知りにとって、新しい人と出会うシーズンはツラいですよね。
毎日ドキドキしっぱなしです。
人見知りになる原因、そして人見知りを克服する方法を解説しましょう。
人見知りになる原因
小さな子供でもすごく人見知りするタイプがいます。
子どもが人見知りするのは、警戒しているか怖がっているからです。
人間も動物ですから、自分の身の危険があるかどうか判断できるまでは警戒します。
見るからに怖そうな形相ではなくても、子供にとって初めて見る顔は警戒心や恐怖心をあおることもあるのです。
でも一旦その警戒心が解けると、人なつっこくなる子がほとんどなので、人見知りは悪いことではないのです。
ただ、大人の人見知りは警戒心や恐怖心が原因ではありません。
自意識過剰が原因
人から自分がどう見られているのか、それがとても気になってしまう自意識過剰のタイプは人見知りになりやすいです。
初対面では、誰でも相手の情報を収集しようとしますが、それはお互い様です。
自分の情報を相手に提供するとどう見られるのだろうか・・と考えすぎてしまうと、言葉がでなくなったり、ぎこちない仕草になったりします。
完璧な自分を見せたい
プライドが高く、完璧主義者の人は、初対面で失敗したくない気持ちが強くなります。
素の自分以上に見せようと無理をするのは疲れますよね。
それが人との付き合いを面倒に感じてしまい、人見知りの原因を作ってしまいます。
自分に自信がない
人との会話で気の利いたことが話せないから、いつも聞き役に徹してしまうとか、自分の話すことなんて誰も興味を持ってくれないなど、自分に自信を持てない人は、人見知り傾向が強くなります。
過去のトラウマ
子どもの頃に外見のことや性格のことなどでイジメられた経験があったり、人にひどい騙され方をした経験などがあると、人付き合いに恐怖を感じることがあります。
トラウマが原因の人見知りは、恐怖心から起こるものなので、本能的なものです。
人見知りを克服する方法とは
人見知りは自分の努力だけで克服できないと諦めている人もいます。
心理カウンセラーのカウンセリングを受けたり、自己啓発セミナーなどで意識を変えるような方法を試してみた方もいるかも知れません。
どの方法が効果があるのか、それは人それぞれですが、お金をかけずにできる方法をご紹介します。
試してみるだけでも損はないと思います。
人見知りだと宣言する
人見知りだと相手に悟られないように無理をすると、余計に緊張してしまいます。
緊張して自律神経が乱れて交感神経が刺激されて汗が出たりすると、「汗が見られちゃう」と余計に焦ってしまい、さらにガクガク状態になります。
最初から相手に人見知りだということを思い切って宣言してしまえば、会話がスムーズじゃなくても焦ることも少なくなります。
相手も人見知りなのかも知れません。
お互いの探り合いで無理をするよりも、最初からさらけ出してしまった方がよほどラクです。
聞き上手になる
話し上手の人がうらやましく見える口下手の人は、口下手が原因で人見知りになりやすいです。
でも、話し上手ばかり増えたら困りますよね。
話し上手には聞き上手も必要です。
聞き上手の人の方が好感を持たれやすいこともあります。
会話のネタを沢山仕入れても、それを面白く話すことができなければ、話し上手な人にそのネタを提供して面白くしてもらえば良いのです。
あくまでも自分は聞き役に徹すると決めれば、多人数が集まるような場面でも、人見知りを気にすることもなくなるでしょう。
マスコミの記者に習う
テレビのワイドショーなどを見ていると、芸能人に質問する記者たちの切り口には感心します。
話したくない人の口を開かせるために、質問もストレートではなく、あらゆる方向の変化球を投げています。
会話が続かなくて沈黙になることが苦手だけど、自分からどんどん話を広げることができないという方は、マスコミの記者のように、質問を色々準備すると良いでしょう。
質問する項目を記憶して、相手との会話に組み入れていきましょう。
自己紹介のパターン
挨拶さえきちんとできれば、人見知りでもそんなに困ることはありません。
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「はじめまして」など基本的な挨拶のワードにプラスして、自己紹介を決めてしまいましょう。
アイドルが自分のキャッチフレーズを決めて紹介することがありますよね。
自己紹介のフレーズを決めてしまえば、初対面でドギマギすることも少なくなります。
ちなみに私もひどい人見知りですから、自己紹介では必ずこう言います。
「見た目は強気な印象を与えるかも知れませんが、人見知りなネガティブ志向の持ち主ですのでお手柔らかに」と。
この自己紹介で少しハードルを下げるようにして、初対面の緊張をほぐすようにしています。
まとめ
人見知りは簡単に克服できることではないですが、人見知りのままでも上手く付き合える人はいます。
最初から自分を全て受け入れてもらおうとしなければ、そんなに緊張することもないでしょう。
人見知りのせいで、出会いのチャンスを潰してしまうよりも、人見知りだとわかってもらいながら接するようにしていきましょう。
楽しい出会いに恵まれるように、祈っています。