夫婦の会話がほとんどない!それを危機だと思い込むのは間違いかも!

家族

夫婦になってからも会話が多く、色んな話ができると家の中でも楽しく過ごせますよね。

しかし、多くの夫婦は結婚生活が長くなればなるほど、夫婦の会話が減っているのを感じています。

毎日同じ人と向き合っていれば、会話も少なくなるのは当たり前のことなのでしょうが、会話が少なくなって険悪になるのは良い兆候ではありません。

10年、20年と長く連れ添っていれば、会話は最小限でもお互いの意思が伝わるのかも知れませんが、沈黙の空気が重苦しいのは嫌なものです。

それでも10年、20年の月日の積み重ねがあれば、それも乗りられる夫婦もいるでしょうが、10年未満でも会話が減り、夫婦間のコミュニケーションが減っていくのは不安ですね。

ここでは、夫婦のコミュニケーション不足を解消するコツをご紹介します。

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夫婦の会話が減る原因

夫婦の間で会話が減ってしまう原因には、主に3つあります。

夫婦のカタチは多様化しているので、当てはまらないケースもあると思いますが、近いことはあるのではないでしょうか。

コミュニケーション不足のもっとも大きな原因になる会話の減少を改善するためには、まずは原因を突き止めることが大切だと思います。

夫婦の間の刺激がなくなる

夫婦間の会話が減る一番の原因は、相手に対して「知りたい」という興味が減り、慣れが生じるからです。

脳は、新たな刺激を受けると活性化されます。

恋愛モードの時は、相手を知ろうとする気持ちと、相手から受ける情報による刺激が積み重なるので、会話が楽しくなります。

しかし、夫婦になって相手の知らない一面もほとんどなくなると、新たな情報がないので、刺激を受けなくなります。

それが「会話したい」という欲求を失わせるのです。

言葉で伝えなくても通じるという甘え

夫婦間で会話が減るのは、夫側がとくに話したがらなくなるケースが多いです。

それは、そもそも男性のほうが言語機能が低いので、「会話を楽しむ」という意識がなかなか持続しないのです。

さらに夫婦になると「言わなくてもわかるよね」という甘えが生まれ、コミュニケーション不足に陥りやすいのです。

説明不足、コミュニケーション不足から夫婦間でトラブルになることが増えるようになると、さらに夫婦間の会話は減ってしまいます。

男性が彼女や奥さんを放置する理由についてはこちらもチェック!

ケンカを繰り返した結果

夫婦になったばかりのころは、相手との価値観の違いをすり合わせるために、ケンカも度々したはずです。

ケンカしながら溝を埋めていければ良いのですが、逆に言葉の刃で傷つけてしまい、会話するのが怖くなって、最小限の会話しかしなくなるパターンもあります。

ケンカになっても、「ここまで言ったらダメでしょ」というラインを守れなくて、相手の心を深くえぐるような言葉を言ってしまうと、相手はケンカを避けるために会話を最小限にしているかも知れません。

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夫婦の会話が減っていると感じた時の対策

夫婦の間で会話が少なくなっているのが不安なのは、【会話が減ること=愛情が減ること】だと思っているからです。

しかし、そうでしょうか。

愛情が減って、他の異性と浮気したり不倫しているのなら、逆にそれを気付かれないようにしようと、会話が増えることもあるので、会話と愛情は比例するとは言えないのです。

まずは、会話が減っていると感じた時にできることを試してみましょう。

量より質と考える

男性が女性の話を退屈だと思う原因は、

「何を言いたいのかわからない」
「話が長すぎる」
「興味を持てない話をダラダラする」
「話のオチがない」

ということが会話から遠のく理由のようです。

仕事ではないし、お笑い芸人でもないし、落語家でもない妻に対して、こんなことを思っているとすれば、冗談じゃない!って感じですよね。

ですが、たしかにダラダラと話す相手としては、毎日一緒にいる夫は不向きです。

会話したい欲求は女友達などで満たした方が良いでしょう。

夫との会話は、できるだけ短くすることを心がけます。

短く切り上げようとするだけで、夫は聞く耳を閉ざさないようになるはずです。

感情を込めた会話をする

お話上手な人は、聞いている人の頭の中に場面が浮かぶように抑揚をつけて話します。

ですが、誰でもそんなことができるわけじゃないので、ポイントごとに感情を込めた話し方をしてみましょう。

例えば

A:「今日のランチははじめて入るお店でパスタを食べたの」

B:「今日のランチは前から気になってたお店に初めて入ってみたの!そこで食べたパスタがすっごく美味しくて。今度一緒に行かない?」

比べればわかりますよね。

ただの報告をしただけで、夫からの「それで?」とか「どうだったの?」など、会話を続けるどうかを夫にゆだねています。

待っているだけでは会話は続かないので、感情が伝わるような話し方をしてみましょう。

感情を隠した会話をする

前項では、感情を込めて話せと言っておきながら、次は感情を隠せとは・・・混乱させてしまってごめんなさい。

この感情は、ネガティブな会話の感情です。

その日に起こった出来事を夫に話す時に、怒りや悲しみなどネガティブなことは、感情を隠して冷静に話すように心がけてください。

いきなり泣きながら話し始めたり、怒りに任せて夫に八つ当たりするようなことは避けるようにしてください。

会話ナシでも不安にならないために

夫婦のコミュニケーション不足が不仲の原因になるのは、会話が減ることでお互いの気持ちのズレに気が付かなくなるからです。

夫婦の間に会話がなくなれば、愛情を確かめる方法がなくなるという思い込みが、さらに夫婦間の温度を冷めさせてしまうのかも知れません。

とくにそれを女性の方が強く感じる傾向があるのは、言葉による情報を求める能力が高いからなのでしょう。

男性よりも言語機能が発達していると言われる女性の脳が、不安を強くさせるのだと思います。

ですが、男性に同じように考えて欲しいと求めても、それはもともとの構造の違いなので無理なのです。

それでも、夫婦の間に変わらぬ日常があるのなら、その日々の積み重ねが愛情だと思うことで、不安を打ち消すしかないのではないでしょうか。

コミュニケーション不足を解消するコツ!

夫婦のコミュニケーション不足を解消するためには、会話だけに頼らずに、相手を労ったり、敬ったりする気持ちを態度で表すことも必要です。

そういう日頃の気持ちが表れてれば、会話が少なくても重苦しい空気にはならないはずです。

それでも会話が少なくなって寂しく感じるのなら、あなた自身の「話したい」気持ちを抑えてみましょう。

もしもあなたとの会話を避けているのだとすれば、それは会話ではなく「聞かされる」という一方的な時間になっていたからかも知れません。

「話したい」という欲求を抑えて、相手の話を聞く割合を増やすように心がけると、あなたとの会話を避けるようなこともなくなるのではないでしょうか。

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コミュニケーションのためにツールを活用

夫婦の間ではほとんど会話らしい会話はないのに、パートナーを遠くに感じないという人もいます。

2組の夫婦の例です。

Aさん夫婦は、同じオンラインゲームをしています。

ゲームの中のチャットを使って会話しているので、直接の会話がなくても寂しく感じることはないのです。

きっかけは旦那さんが長期の出張が続く時期があり、その時から5年以上続けているのです。

同じ家の中にいるのに、ゲームの中で会話するなんて・・・と抵抗を感じる人もいるでしょうが、顔を見て話すよりもケンカになる頻度が激減したそうです。

Bさん夫婦は、結婚20年目に突入してかなり冷めた夫婦関係でした。

ですが、奥さんが友達に影響されて動画チャンネルを開設したことがきっかけで、夫婦で動画を作成するのが趣味になったのです。

2人で1つの作品を作成するために、話合いもするし、一緒に外出する機会も増えました。

Bさんの旦那さんは、もともと学生のころに映像制作のサークルにいたので、わからないことをご主人に素直に質問したことが良かったのではないでしょうか。

この2組のご夫婦のように、真正面から「さあ会話するぞ」と意気込まないような方法を見つけることも考えてみてはいかがでしょう。

まとめ

夫婦の会話が減るなんて、結婚前には思いもしなかったというのは、ほとんどの夫婦に当てはまることです。

長く一緒にいると、会話のネタもなくなるのは仕方ないことです。

相手が知りたくなるような会話のネタを、自分でも探す努力は必要です。

ですが、会話が多ければ夫婦円満というわけでもないので、同じ空間で過ごす空気が悪くなければ、あまり気にしなくても大丈夫ですよ。

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