離婚した後も子供との面会や養育費の支払いなど、連絡を取り合う必要がある場合は、どんなに嫌いになって別れても連絡先くらいは知っているでしょう。
子供のいる夫婦は、別れても赤の他人になり切れないこともあるのですよね。
しかし、子供がいない夫婦が離婚した後は、全くの他人になるわけですから、音信不通でも問題にならないはずですよね。
ですが、離婚した後も住所や電話番号も知っていて、いつでも連絡取り合える関係性を保っている人も思いのほかいるようです。
子供のいない夫婦でも、元夫の連絡先くらいは知っておくべきなのでしょうか。
別れた後も元夫と連絡を取り合ったり、友達のように付き合っている人がいることに驚くのと同時に、なぜそういう関係を続けるのか興味があります。
そこで、離婚経験のある女性たちに、元夫との付き合い方についてリサーチしてみました。
連絡先くらいは教える
結婚生活はわずか3年だったAさんは、離婚する時に自分がそのまま残り、夫が新たな部屋を借りることになりました。
引越先の住所も知っているし、携帯電話の番号や勤務先も変わらなければ、必然的に連絡方法はわかっています。
でも、離婚して1年半たっても一度も連絡することはありません。
連絡するような出来事がないからです。
このままお互いに引っ越したり、転職したり、携帯番号を変えれば、自然に音信不通になるのだろうな・・。
A子さんのように、離婚して間もない頃は連絡先はお互い知っているけれど、時間の経過とともに連絡方法がなくなっていくケースが子供のいない夫婦の離婚には多いようです。
再婚するまでは連絡する
B子さんの離婚理由は、夫の異性関係に不信感を持ったからです。
でも、探偵を依頼するような経済的な余裕もなかったため、証拠をつかむことができず、離婚調停に持ち込んでも有利な離婚にならないだろうと考えていました。
そこで離婚する時はできるだけ円満離婚をすることにして、離婚後にもお互いに連絡を取り合える状態にしました。
その理由は、怪しいと思っている女性ともしかして再婚するかも知れないからです。
離婚してすぐに再婚した場合は、さかのぼって調停に申し立てするつもりで連絡を取り合うようにしました。
確実な不倫の証拠はつかめなかったけど、怪しまれるようなメールなどは残っていたからです。
離婚してからでも、不倫や浮気が発覚した場合は離婚後の3年間は慰謝料の請求も可能だとわかっていたので、しばらく様子を見るために元夫を油断させる作戦にしたわけです。
離婚させ成立してしまえば、油断する男が多いので、相手の様子を探ることができるように、連絡を取っているケースもあるようです。
一切の縁を切る
C子さんの離婚理由は、子供ができなかったことを姑に責められ続けたからです。
夫はそれについて全く守ってもくれなかったので、顔も見るのも嫌になり、一切の連絡方法を絶ったそうです。
C子さんのように、元夫のことが嫌いになって離婚する場合は、連絡したくないのが当たり前のことです。
お酒やギャンブル、女性問題などで苦しめられた場合もそうです。
相手が別れることを拒んでいたケースでは、連絡先を知られることで、ストーカー行為に苦しめられることも考えられます。
転居先を知られないためにも、住民票の閲覧制限をしたり、郵便物の転送手続きなど、連絡先を知られないための対策をしっかりしておかないと危険なこともあるのです。
いくら元夫婦でも、こじれた関係になると怖いですから。
離婚条件として連絡する
子供のいる夫婦が離婚する時は、子供との面会条件を取り決めることもあるし、養育費のこともあるので、連絡先を全く知らせないのも無理なことだと思います。
ですが、子供がいなくても離婚条件としてお互いの連絡先を知らせ合うルールを決めたD子さんのようなケースがあります。
なぜD子さんはそうしたのか・・。
その理由はお金の問題です。
D子さんの夫は自営業で、D子さんは役員でした。
離婚しても役員としての名前を残すことを望んだD子さんでしたが、元夫はそれを拒んだのです。
ですが、D子さんは自分も起業時から携わったことなので、プライベートとビジネスを分けて考えるように話し合って、ビジネスパートナーとしての関係を続けることにしたのです。
離婚時に契約書を作成して、ビジネス以外では一切の干渉をしないことを約束しました。
夫婦としてはうまくいってなくても、仕事は順調だったため、それを手放すのは悔しかったのでしょう。
D子さんのようにビジネスだけの関係を続けるケースは意外と多く、お互いが再婚しても仲良くやっていける元夫婦もいるようです。
他にも、離婚後に共有の財産があったことが発覚することもあるので、財産分与が正当に行われていたかどうか観察するために連絡を取っているケースもあります。
お金の問題はシビアに考えないと、感情的になってしまうと損してしまうので注意しましょう。
離婚後して友達になった
離婚してから友達みたいに仲良くなれる人がいます。
このようなケースは私の周りにはほとんどいません。
ですが、恋人同士が別れた後に元カレや元カノと友達のままでいられる人がいます。
そのケースと同じような感じで、夫婦じゃなくなれば良い関係になれることもあるのでしょう。
恋愛感情がなくなり、同じ屋根の下で生活しなくなると、相手のイヤなところが消えて、良い関係を作れることもあるのかも知れません。
復縁の可能性を残している
離婚するときに完全に心が離れたわけじゃないけれど、夫が望んだので別れることになったケースでは、のちに復縁の可能性を考えて連絡を取り合うこともあるようです。
実際に離婚した夫婦が復縁することは、それほど珍しくありません。
ケンカ別れした恋人同士がまたよりを戻すのと同じようなものです。
恋人と別れた後は、一切の連絡を断つ人もいれば、友達みたいに付き合い続ける人がいるのと変わらないのでしょう。
まとめ
離婚経験が2回ある私ですが、元ダンナとは一切連絡しません。
1回目の離婚時は、1歳に満たない子供がいたのですが、親権も争わず、養育費も払いたくないと言われて、子供に対して全く愛情を感じることがなかったので、連絡先を教える必要もないと思いました。
いずれにしても、離婚後に普通に連絡を取り合えるような関係であれば、わざわざ離婚なんてめんどくさいことはしなかったと思うのです。
ですが、離婚後に元夫と連絡を取り合う理由も聞いてみないとわからないことがあるものです。
連絡先を教える必要はないので、その後の自分の生活のために不要だと思えば、関係を切ってしまった方がすっきりするというのが、私の経験上の考え方です。