恋人同士が別れるとき、お互いが納得してきれいに別れられるのは理想的ですよね。
しかし、現実はなかなかそうウマくいきません。
どちらかの気持ちが冷めて別れたいと思っても、相手はそう思っていない。
それはどちらが悪いわけでもないのですが、愛情が冷めていない側の気持ちとしては、そんな穏やかに受け入れられることではないでしょう。
お互いに相手を愛する気持ちに溢れていたときには「ずっと一緒にいようね」「ずっと好きだよ」「離れないからね」なんて言葉を伝えあっていた二人だとすれば、別れ話は嘘や裏切りにつながってしまうのではないでしょうか。
すんなり別れられないケースでは、冷静に話し合うこともできなくなってしまうこともあります。
そんな時に友人など第三者に話し合いに同席してもらったりすると、冷静に話し合えることもあるのですが、もしもそれが親だったらどうでしょうか。
親が子供の別れ話にしゃしゃり出てきたとき、余計に話がこじれてしまうことがあるのです。
別れ話に親が出てきたときの解決法について、考えてみましょう。
別れの理由がはっきりしない
別れ話が長引いてしまう原因は、お互いの気持ちにズレが生じているのが一番大きいはずです。
冒頭にも書きましたが、一方は愛情が冷めているのに一方はまだ愛がある場合はすんなりと別れられるとは思えません。
このような別れ話は泥沼になることもありますが、大人の恋愛であればそこに親がしゃしゃり出てくることは滅多にないでしょう。
問題は、別れの理由が曖昧ではっきりしないのに別れ話を切り出されて、納得できずに長引くケースです。
この場合は、別れを切り出した本人がほんとうに別れたいのかどうかわからないのです。
別れの理由をハッキリ言えないのはなぜなのか、いくつか考えられます。
①本当の理由を言えないわけがある
②相手を傷つけて嫌われたくない
③自分自身の意思ではない
別れ話をされたとき、誰もが「なぜ?」と理由を聞くと思います。
別れたくないのであれば、聞かないまま身を引く人はほとんどいないでしょう。
①の理由を言えないわけ というのは、他に好きな人ができてすでに二股かけていたなど、真実を知られるとすごく責められてしまうのが怖いのでごまかしているのです。
②の嫌われたくない というのは、別れたあとにも関係性を絶つことが出来ない場合や別れたあとも都合よく会いたいなど。
③自分自身の意思ではない というのは、親に交際を反対されて別れを選んだけれど、自分の気持ちとしては嫌いではないのではっきり言えないというパターンです。
ここで親の存在が登場するわけです。
別れ話がスムーズにいかない、長引いてしまうときに親がしゃしゃり出てくるのは、そもそもが親が別れるように促している可能性も考えられるのではないでしょうか。
親がしゃしゃり出る効果
別れ話に親がしゃしゃり出てくるというのは、大人同士の交際では珍しいケースでしょう。
結婚している夫婦が離婚する場合は、お互いの気持ちだけではない問題もあるので、親も交えて話し合うこともあるでしょうが、単なる恋人同士として交際していた2人の別れ話ですからレアケースです。
未成年同士の交際でも、そんなにあることとは思えません。
どんなに好きな人だったとしても、別れ話に親がしゃしゃり出てきた段階で、気持ちが冷めてしまうのではないでしょうか。
それで別れ話が一件落着になるのなら、親の登場は効果抜群というわけです。
親が別れ話に介入したとしても、それでも頑として別れないと頑張ったとしても、これから先のことを考えると意地になるのは自分にとって良いことなのか考えてみることが重要だと思います。
これから先も、何かあるたびに親の意思に従っていくのでしょう。
そういう人と一緒に生きるのは、自分を苦しめることにならないか・・じっくり考えてみる必要がありそうですね。
親の言うなりで別れた
親が娘や息子の恋愛に反対する理由は、その家庭によって事情が色々あるのでわかりません。
まさに「家庭の事情」なので、それ自体を批判することはできないと思います。
しかし、親の反対で別れ話を切り出したのに、長引いてしまったのは本人の気持ちが定まっていないからではないでしょうか。
本心では別れたくないけれど、親の反対を押し切ってまで交際を続けるのも・・という優柔不断さが別れ話を長引かせて、親がしゃしゃり出るのです。
こういうハッキリしない人は、一度は親の言うなりで別れたとしても、また何か理由を作って連絡してくる可能性が高いです。
腐れ縁になり、ハッキリしない関係を続けて、自分の人生の時間を無駄にしないように気をつけたいものです。
まとめ
親が別れ話に介入するというのは、じつは筆者は経験アリです。
別れ話がこじれた理由は金銭問題でしたが、相手の親が交際を反対していたので後始末を買って出たのです。
何とも情けない人だと思ったけれど、そんな人と2年近く付き合っていた自分自身も大いに反省しましたが、親の言うなりになって生きることを選ぶ人もいるのは事実です。
自分の人生を自分で考えるよりも、親の意思に従うことに何の疑問も持たない人じゃないと、パートナーになれないのではないでしょうか。