実家依存症からまさかの孫取り離婚になるケースが急増中!

家族

実家依存症というのは、結婚して家庭を持っているのに、何かと実家に依存してしまうことです。

今回問題にするのは妻が子供と一緒に実家に入り浸り、実家から帰ってこなくなって別居、離婚になってしまうケースについて考えてみました。

実家依存症になるきっかけとして、妻が出産する時に里帰り出産をして、実家の親が孫を溺愛するあまりに娘と孫を手放さなくなることが考えられます。

まあ、孫はかわいいのはどうしようもない感情です。

しかし孫かわいさのあまり、離婚に発展してしまう「孫取り離婚」が問題になっています。

孫取り離婚になる原因を考えてみました。

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孫取り離婚とは

孫取り離婚は、孫を手元に引き取るカタチになる離婚のことですが、そのケースは色々あります。

息子夫婦の孫を手元に引き取る離婚もあります。

離婚時に息子に親権が渡るようにして、孫と一緒に生活するのも孫取り離婚です。

しかし今増えているのは、妻が実家依存症になり、そのまま離婚してしまうケースです。

里帰り出産したりすると、孫かわいさのあまり、手元に置いておきたくなるのもわかりますが、離婚してしまうのは問題です。

孫取り離婚が増えている理由

自分の子供が結婚して幸せになったのに、離婚したいと言い出したら、普通に考えると反対するものです。

よほど結婚相手に問題があるのなら、離婚も仕方ないとなることもあるでしょうが、実家が居心地がよくて娘が孫を連れて頻繁に実家に滞在するようになれば、親は心配になりますよね。

こんなに家を空けているて、旦那は怒らないのか?

旦那さんをそんなにほっといても大丈夫なの?

と思うはずです。

しかし孫取り離婚が増えている背景には、親世代の考え方の変化があるようです。

まず大きな理由は少子化です。

今の子育て世代はすでに少子化が始まっている世代です。

一人っ子も多いし、兄弟姉妹が少なくなっています。

そして晩婚化も進んでいるので、大勢の孫に囲まれるなんてことが少なくなっているのです。

一人っ子の娘が結婚して家を出て行った後に離婚すれば、大切な娘と可愛い孫が帰ってくるという考えが、頭をよぎるのも理解できます。

そう考えると、つい離婚を応援してしまう気持ちになる親がいても、不思議なことじゃありません。

それに離婚したいと考えるからには、夫婦間に何等かのトラブルが起こっているわけです。

自分の子供に100%非があるとしても、それをひいき目で見ると「お互い様」なんてことになるかも知れません。

孫の親権を自分の子供が取れるように、離婚後の生活のサポートを全面的に協力することは、積極的に離婚をすすめていなくても、孫取り離婚に含まれるのではないでしょうか。

孫の将来のために本気で考えよう

今では3組に1組の夫婦が離婚する世の中です。

子供が結婚して独立しても、離婚して戻ってくる可能性は少なくないわけです。

もしも子供が孫を連れて帰ってきたいと言われたら、内心では喜んでしまう気持ちが抑えられない人は、孫取り離婚と言われるような行動や言動に出てしまうかも知れません。

今のシニア世代は身体も心も若いので、孫の親代わりになることはできるかも知れません。

しかし孫が一人親で成長していくことを、本気で考えないとダメですよね。

孫と一緒に居たいだけの気持ちで離婚をすすめるようなことは、娘や孫の人生を歪ませてしまうかも知れないのです。

離婚したい理由をきちんと聞いて、本当に離婚することが子供や孫にとって幸せな選択になるのか、冷静に考えなければいけません。

孫を手元に置きたい一心が、冷静な判断を狂わせないようにしましょう。

孫取り離婚の後に起こる問題

孫取り離婚させるために、わざと娘と孫を実家に抱え込むような方はほとんどいないと思います。

娘や孫が心配になる気持ちと、実家で安心して子育てできる気持ちが重なり合うことで、結果的に孫取り離婚になってしまうケースもあるはずです。

ですが、もしも娘が再婚を考えるようになったら、大切な孫の人生に大きな影響が及びます。

娘の人生もこれからまだ先が長いので、再婚したいと思うのは自然なことでしょう。

ですが、孫も一緒に再婚相手と家族になるのは、とても心配ですよね。

血のつながらない父親と暮らす幼い子供たちの、悲惨なニュースを見ることもあります。

もちろん、幸せになる人たちもたくさんいるはずですが、安心できるかどうか・・は別の問題です。

自分たちが誘導したカタチではないとしても、結果的に孫取り離婚になってしまったのなら、孫が成長するまで見守り続けるつもりでいて欲しいと思います。

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孫取り離婚の経験

孫取り離婚や実家依存症について問題になっているのは最近のことですが、私も実家依存症から孫取り離婚の経験者です。

飲食店自営業の夫は寝る時しか家に帰ってこないので、ほとんど母子家庭状態でした。

初めての出産で不安なことばかり、しかも自分の地元から離れた土地だったので孤独を強く感じてしまい、つい実家に帰ることが増えてしまいました。

ほとんど家に居ない夫は、実家に帰ることを反対もしなかったので遠慮もしませんでした。

結局、出産して1年後には本格的に別居を考えて、そのまま離婚して実家に帰りました。

親は離婚に賛成したわけじゃありませんでしたが、私は姉と二人姉妹だったので、二人とも結婚して家を出ていたので、私が一人息子を連れて実家に帰ることになれば、親は強く反対できなかったのだと思います。

離婚の理由は金銭問題だったので、実家の居心地が良いから離婚したくなったわけじゃないのですが、帰れる実家があることは、離婚を後押しする結果になったと思います。

私の両親は、孫を大切に育ててくれましたし、とても感謝していますが、別れた夫の方の親は、きっと孫を取られてしまったと思っているのではないでしょうか。

孫取り離婚されないために

もしも孫取り離婚を考えている人には必要ないことですが、孫取り離婚されないための対策を知りたいという方は、離婚しても親権は簡単に渡さないときっぱりした態度をとることが大切です。

親権を争う場合、どうしても母親の方が有利になる傾向はありますが、養育環境が整っていれば簡単に取られることはありません。

妻の親が孫かわいさで離婚に積極的になるとしたら、親権を渡さないと言われたら、簡単ではないことを認識するでしょう。

正当な理由もないのに結婚生活を放棄して実家に入り浸り、挙句の果てに離婚したいと言われても、家庭裁判所に申し立てて争う姿勢を見せれば、孫取り離婚が簡単じゃないことを相手にわからせることができるのではないでしょうか。

まとめ

実家依存症になるのは、ワンオペ育児や家事分担のできないなど、夫が非協力的になることが原因になるケースが多いです。

仕事が忙しいからとか、色々と理由があると思いますが、帰れる実家があると実家依存症になり、孫取り離婚になってしまうかも知れません。

孤独な育児は、実家依存から孫取り離婚になりやすいことを理解しましょう。

それを望んでいないのなら、家庭生活にしっかり目を向けることも大切なのではないでしょうか。

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