ゴミは不要な物、汚い物として扱います。
だからゴミの夢なんて見ると、すごく気分が悪いし、嫌なことでも起きそうな不吉な気持ちになるでしょう。
できることならゴミの夢なんて見たくないですが、それでも夢を自在にコントロールすることはできないので仕方ありません。
なぜゴミの夢を見るのか、その理由について考えてみましょう。
ここではゴミの夢に関する様々な状況ごとに、心理を掘り下げます。
ゴミの夢の意味
ゴミの夢の基本的な意味は浄化です。
しかしこれは、あくまでもゴミを捨てるという夢の心理なので、状況が違えば意味も変わってきます。
ゴミの夢の内容をおぼえている範囲で思い出しながら、その状況に潜む心理をひも解いていきましょう。
ゴミをゴミ箱に捨てる夢
ゴミ箱にポイっと捨てるのは、紙くずなど迷いなく捨てられるものです。
迷いなく捨てられるものなのに、後回しにしている事柄があるのではないでしょうか。
それはゴミのように捨てるものとは限りません、自分にとって悪い影響を及ぼす人間関係なども考えられるのです。
今じゃなくても・・という気持ちから、自分にとって負になるものを抱え込んでいないか振り返ってみるきっかけになる夢です。
ゴミを収集場所に出す夢
ゴミを収集場所に出す夢は、自分の決意や決心を表明したい気持ちのあらわれだと考えられます。
もう後戻りはできないぞ!という強い決意をする時なのかも知れませんね。
ゴミに収集場所までの距離がとても近かったのであれば、あなたの気持ちも揺れることはないでしょう。
もしも収集場所が遠くて、途中で立ち止まってしまうような状況だったのなら、まだ気持ちが揺らぐ可能性があります。
ゴミを分別する夢
ゴミの分別は、現実でもかなり手間のかかることで、ついついめんどくさく感じてしまいます。
そんな手間のかかることを、わざわざ夢の中でしているのには、どんな意味があるのか気になりますね。
ゴミの分別をする夢は、あなたの心の中の整理整頓が始まっていることをあらわしています。
全てをひとまとめにして捨てるのではなく、きちんとルールに則って分別するのは、冷静に自分の心を整理しようとしているからでしょう。
ゴミを拾う夢
ゴミを拾う夢には、2通りの意味があります。
拾って捨てる
誰かが捨てたゴミを拾い、それをゴミ箱に捨てる夢を見たのであれば、あなた自身の気持ちにとても余裕がある状態であることを示しています。
自分に余裕が泣ければ、そんなこともできません。
それどころか、人が捨てたゴミすら目に入らないでしょう。
誰かがポイ捨てしたゴミを拾って捨てる夢を見たのであれば、社会貢献など考えてみるのも良いのかも知れませんね。
拾って再利用する
誰かにとってゴミだったものでも、他の誰かには価値がある。
あなたが夢の中でゴミを拾い、そのゴミに価値を見出して再利用するのは、自分自身の価値観を他の誰かと比べたり、無理して同じように振る舞うことへの抵抗を示しています。
自分の価値観を大切に考えている時期なのではないでしょうか。
ゴミ屋敷の夢
自分の暮らしている家がゴミ屋敷だった、または自分の部屋が汚部屋だったという夢は、精神的にかなり疲弊している状態を示しています。
何から手を付けて良いのかわからないほど、ゴミに囲まれてしまうゴミ屋敷。
夢でも嫌な気分になるでしょう。
このような夢を見たときは、人の助けを必要としています。
自分だけではもうどうにもならないので、人の救いの手が差し伸べられるのを待っている状態だと考えられます。
ゴミを燃やす夢
ゴミを燃やす夢は、自分の過去を消したい気持ちがとても強くなっていることをあらわしています。
ただ捨てるだけではなく、すっかり失くしてしまいたいのでしょう。
過去は消えないことを自分でもわかっているからこそ、ゴミを燃やす夢を見るのだと考えられます。
消さなくても上書きできるはずなので、あまりこだわらなくても良いのではないでしょうか。
まとめ
ゴミの夢は、悪いことばかりではありません。
自分の心の中をスッキリと整理しようとしている時にもゴミの夢を見ることがあるのですから、あまり不吉なことばかり想像しなくても大丈夫でしょう。