季節の変わり目に行う衣替えは、気候変動の激しい今の時代ではあまりしないのかも知れませんね。
いちばん過ごしやすい春と秋が短くなり、急に寒くなったり暑くなったりします。
昔は衣替えの時期になると、衣類の整頓をして収納を入れ替えるために時間を割いたようですが、現代はせいぜいクリーニングに出す程度で終わってしまう場合も珍しくないようです。
しかし、夢の中はまた別の話。
衣替えの夢を見るのは、どんな意味があるのか見ていきましょう。
衣替えの夢の意味
衣替えの夢の基本の意味は、新たな段階への準備です。
仕事、勉強、恋愛、人間関係など、様々な場面での変化によって、新たな段階へ進むことを意味しているのです。
衣替えというのは、新たな衣類を手に入れるわけではなく、季節によって入れ替える風習なので新たな段階が必ずしもステップアップや前進を示すとは限らない面もあります。
夢の内容ごとに、詳しく見ていきます。
夏への準備の衣替えの夢
夏の向けて夏の衣類に衣替えする夢は、開放的で心もオープンになっていることを表しています。
新たな人との出会いがあったばかりのタイミングであれば、楽しい出来事を期待しているのではないでしょうか。
それが恋愛なのか、イベントなのかは、出会った人によって違うでしょう。
オープンマインドになっている時期なので、人間関係も広がりやすい時期と考えられます。
冬への準備の衣替えの夢
寒い季節を迎えるための衣替えの夢は、夏への準備とは正反対です。
開放的になっていた自分を、少し抑えたい心理が働いていると考えられます。
数多くの人たちとの出会いや交流によって、精神的に疲れてしまったとか、一人の時間を大切にしたいという気持ちが芽生え、膨らんでいるのではないでしょうか。
そういう気分になることは誰にでもあるので、少し一人で過ごす時間を作ってみるのも良いですよね。
制服の衣替えの夢
学校の制服、職場の制服など、制服は衣替えの時期がわりとハッキリしています。
とくに学校の制服は、○月○日までにと規則で決まっていることもあるため、制服を着ている間は衣替えを意識する人も多かったのではないでしょうか。
じつは制服の衣替えの夢を見る意味は、現実に制服を着る環境にある人はあまり深い意味はありません。
それよりも、現実には制服を着る機会のなくなった人には、大きな意味があるのです。
学校の制服を衣替えする夢は、過去の自分を変えたい願望が強まっているからです。
夏服から冬服へ、また逆に冬服から夏服へ替わるときに、同級生のイメージがガラっと違う印象になった記憶はないでしょうか。
学生時代というのは、社会人になる前に経験する小さな社会です。
その時代の自分が、今の自分自身に影響していると感じることが度々あるのではないでしょうか。
また、仕事の制服の衣替えの夢は、職場の中での立ち位置に対する変化を求めていると考えられます。
外見を変えても立ち位置は変わらないかも知れませんが、ヘアスタイルを変えるなどイメージチェンジをしてみると、人の目に留まる可能性があります。
着られない衣類の夢
衣替えをしていると、久しぶりに着てみた洋服が着られなかった・・・。
その夢は、着られない理由によって少し意味が違います。
太って着られない
自分が太ってしまい、着られないのは、夢じゃなくてもあり得ることです。
現実に太ったわけでもないのにそのような夢を見たのであれば、体型に対するコンプレックスを感じていたり、ダイエットしているのに思うような結果が出ないストレスが影響していると考えられます。
あまりストレスを感じてしまうと、逆にダイエットが上手くいかないので、適度にリラックスすることも必要なのではないでしょうか。
身長が伸びて着られない
成長期であれば、数か月で背が伸びることもあります。
手足も伸びて、お気に入りの服も着られなくなる周期が早いですよね。
もしもあなたがまさに成長期真っただ中であれば、実感している成長が心理として反映しただけです。
大人になって、すでに成長は止まっているのにこのような夢を見たのであれば、あなたのコンプレックスが影響していると考えられます。
この場合のコンプレックスは、身長に関するコンプレックスとは限りません。
どちらかと言えば、自分の性格に関するコンプレックスの方が影響が出やすいのです。
ホントはおとなしい性格なのに、目立つので無理して陽キャラを演じているなど、自分のキャラクターが本質とかけ離れていて、無理して背伸びをしている可能性があります。
ありのままの自分が受け入れられないことへの不満のあらわれではないでしょうか。
昔の服が出てくる夢
衣替えをしていると、古い服が出てきて懐かしく感じてしまうことって、たまにありますよね。
奥の方へしまい込んだ昔の洋服は、その時代の自分を思い起こさせます。
衣替えをする夢を見て、昔の服を見つける夢は、その服を着ていたころの自分を懐かしく思っているという理由がまず第一です。
ですが、ただ懐かしいだけではなく、複雑な気持ちがよみがえったりするのであれば、過去の自分への感情が出てきたのだと考えられます。
誰にでも「あのときに、もしも~しておけば」とか「あのときに~さえしなければ」のような後悔はあると思います。
時計の針は戻せないのに、つい考えてしまうことってありますよね。
過去への悔いは、これからの教訓にしましょう。
まとめ
衣替えの夢は、季節の変化を肌で感じるだけではく、心でも感じられるような感受性豊かな人は見やすいのではないでしょうか。
あなたの衣替えの夢から、心理をひも解くヒントになれば幸いです。