嫁姑の関係性では、圧倒的に姑が強いパターンが多勢でしょう。
しかし、それも変化しつつあるようです。
そうよ
最近のお嫁さんは
強いのよ
はっきりモノを言うからな
それは別に悪いことじゃないですよね。
お嫁さんは言いたいことも言わずに、ただおとなしく姑の言う通りにすればいいなんてのは、もう時代に合わないのではないでしょうか。
しかし、だからと言って義父母たちがおとなしくなるだけではただ立場が逆転するだけです。
強くなる嫁と良い付き合い方ができるのは、どんなお姑さんなのか、考えてみましょう。
嫁が強くなるとは
まず、嫁が強くなるとはどういうことなのか理解することからはじめてみましょう。
今の20~40代の親世代は昭和生まれですから、まだ封建的で家父長制度が厳格な親に育てられた世代です。
親の言うことをよく聞いて、それに従うのが良い子供という教えが色濃く残っていた時代に育った世代なので、嫁に対してもその家のしきたりに従うものだという価値観がの残っています。
そういう考え方の姑には、子供の人格を尊重されて育った世代の価値観は従順に親の教えに従うことよりも、子供の考え方を尊重して見守られて育てられているので「自分の考え」をしっかり持っています。
義理の親に対して、反抗しているわけではなく「私はこう思う」「私の考え方とは違います」とはっきり言うお嫁さんが増えているのです。
昭和世代は「嫁が義理の親に口ごたえするなんて」とビックリする人も少なくないでしょう。
しかしそれは、姑や舅に対して反抗したいわけではないのです。
その点を姑さん世代が受け止めることが、いい関係を築くためには必要なのでしょうね。
強く感じる嫁の言動
では、具体的にどのような嫁の言動が「強さ」と感じるのか。
いくつかの例をあげてみましょう。
仕事のこと
結婚したあとも仕事を続けることは、今の時代は当たり前です。
しかし、昭和の親たちは働き方の価値観に隔たりがあるのではないでしょうか。
「結婚したらパート程度の仕事でいいのでは」
「家事に支障が出ないような働き方じゃないと」
「いずれ子供が生まれたらフルタイムは無理でしょう」
このようなことを姑たちに言われると困りますね。
「私の仕事のことは自分で考えますので」
このようなバッサリと言われると、まるで「口出さないで」と言われたような気持ちになってしまうのではないでしょうか。
自分のキャリアのことは、自分が考えて決めるのは自立した社会人として当たり前なのですから、とくに反抗しているわけでも突き放しているわけでもないのです。
子供のこと
子供を産むかどうか、それを決めるのは本人です。
夫婦で話し合うことも重要ですが、まずは出産する本人の意思が何より優先されるはず。
ところが、結婚したのだから子供を作るのが当然と言わんばかりの姑たちがいるとハッキリと自分の考えを言わなければいつまでも終わりません。
子供のいる人生と子供のいない人生のどちらを選ぶのか、話をする機会もなく決めてかかると「それは誰かに言われて決めることではない」という気持ちが表に出てしまい「嫁は怖い」となってしまうかも知れませんね。
孫のこと
孫の育児について親世代とのギャップがあるのは仕方ないでしょう。
育児の知識は年々アップデートされていくので、10年、20年前の常識は通用しなくなっています。
嫁は母親になると、さらに強さを増すので育児について意見をしたりすると強い反発が返ってくることも考えられます。
とくに祖父母が孫可愛さのあまり甘やかしてしまうと、嫁の強さスイッチがONになりがちです。
「この子のためにも、甘やかさないでください」ときつく言われる可能性もあるでしょう。
強い嫁と相性の良い姑
自分の考えをしっかり持っているお嫁さんと相性の良いのは、違いを面白がれる性格もしくは人にあまり関心がないタイプです。
わかりやすく言えば、好奇心旺盛なタイプと自分大好きタイプです。
好奇心旺盛なタイプは、自分と違う考え方や価値観を持っている人に対して反発するよも「面白い」と感じられるのです。
「そうなの?面白いわね」とか「そんな風に考えたことなかったけど、興味あるわ」などと自分とは違う意見を一度は受け止められるので、嫌な関係になりにくいでしょう。
そして自分大好きタイプは、あまり人に興味がありません。
自分のことを最優先に考えるため、お嫁さんにはあまり興味を持てないのです。
子供たちの家族が健康で仲良く暮らしていれば、それで十分なのですね。
自分の人生の時間を自分のために使いたい人であれば、お嫁さんの言動をいちいち気にしないのでしょう。
まとめ
お嫁さんが強くて怖いと感じてしまうのは、お姑さんたちが「仲良くしたいけれど、どうすればいいのか」と恐る恐るな気持ちが正体ではないでしょうか。
育った環境が違えば、価値観も違うものです。
お姑さんに対して言い返すなんて・・という価値観をまず消去することが必要なのですが、それも簡単ではありません。
まずは「今の時代のお嫁さん」を異次元の人だと思って、自分との違いを見つけて楽しんでみると恐れなくで済むのではないでしょうか。