今の時代の親には理解できないことなのでしょうが、昭和の時代の親たちは、娘が結婚した後は嫁いだ先の人間として一線を引いて接するものだと考える人が多かったのです。
しかし、そんなに簡単に割り切れるはずもまく、娘が結婚して他の人の苗字を名乗るようになったとしても、やはり娘は娘なのですよね。
娘の方も、結婚しても実家の親と急に他人行儀になるなんて、意味がわからないのではないでしょうか。
ところが、結婚した娘との関係に悩んでいる親世代が意外と多いのですよね。
その悩みは、結婚したのに実家に入り浸ってしまい、なかなか自立してくれないのも問題です。
しかし、それとは逆に結婚した後に娘が急によそよそしくなり、遠くに感じて寂しくなってしまうという悩みを持っている人も少なくありません。
なぜ結婚した娘がよそよそしくなったと感じてしまうのか、その理由を考えてみましょう。
夫に気を使っている
結婚した後に娘が急によそよそしくなる理由として、まず考えるのが、夫に気を使っているからです。
娘がよそよそしくなったと感じたのなら、義理の息子になった人物との関係をまず考えてみましょう。
打ち解けていない関係であれば、娘の夫は実家の親との付き合いに好い顔をしないのかも知れません。
もしそれが理由として考えられる心当たりがあるのなら、娘の幸せを第一に考えて、娘が望む距離感でいるしかないと思います。
義理の親に気を使っている
夫に気を使っているのとリンクすることが多いのが、義理の親の顔色をうかがっている可能性です。
夫の親と同居であれば、ほぼ間違いありません。
同居でなかったとしても、近居であれば頻繁に行き来があるかも知れません。
この場合もやはり、娘の幸せを考えるのであれば、そっとしておくしかないでしょう。
親との関係を見直したかった
じつは、親にとって受け止めるのがツラい理由です。
それまで親との関係に疑問や不満を持っていて、結婚したことをきっかけに、親との関係を見直そうとしているかも知れません。
たとえば、自分ではそんな自覚はなかったとしても、子供は毒親だった…のかも。
親も人間なので、完璧ではないのは仕方ありません。
だた、「子は親の言うことを聞くべき」とか「子供のことを心配して手助けするのは当然」など、親子関係の価値観を子供の押し付けていてはないでしょうか。
自分が悪い親なんて自覚のある人は少ないですから、考えたくないでしょうが、そういう理由も考えてみましょう。
自分の家庭が最優先
夫婦になり、新しい家庭を築き始めたら、親のことよりも自分の家庭の基盤を整えることに必死で、あまり余裕がないだけという理由もあります。
親としては、もっと頼って欲しいと思うのはわかりますが、自立をして、自分の家庭をしっかり築き上げなければいけないと頑張っているのであれば、見守ることが大切ですよね
まとめ
結婚した娘がよそよそしく感じて、まるで他人になったかのようで寂しく感じるのは、親の心構えができていなかったのかも知れませんね。
結婚した後も、親を頼って甘えてしまうよりも、全然良い事です。
もしも困って助けを求める時には、いつでもサポートできる体制を整えておけばいいのではないでしょうか。