そう言えば、成人年齢が18歳になることで、20歳以下の結婚に親の同意はいらなくなったようですね。
結婚できる年齢も男女ともに18歳になりますし、色々と変わるので広く認知されるまでは戸惑う大人が多いのではないでしょうか。
とはいえ、海外を見渡せば遅すぎるくらいです。
前置きが長くなりましたが、今回は結婚に対する親の意見についてです。
親の同意がなくても、本人同士が決めれば結婚できるはずなのに、いまだに親の賛成や反対によって結婚前にゴタゴタして破局するケースもあるのです。
もしも結婚するつもりだった相手から

親が反対しているから、結婚はできないよ
と言われたら、あなたなたどうしますか?
すんなり諦めた方が良いと思う人もいるでしょうね。
結婚は当人同士の問題ではないという考え方は、今もありますから。
しかし、結婚できない理由として親の反対を真っ先に言い出す人は、本心からなのでしょうか。
その点を考えてみたいと思います。
親の反対は多数派である
結婚している夫婦に聞いてみるとわかりますが、結婚前に親が反対するのは少数派ではなく多数派です。
いつまでも独身の娘や息子を心配していたとしても、いざ結婚が具体的になると反対する親が多いのですよ。
ましてや10代、20代であれば、かなり高い割合で反対されるはずです。
親の反対は試されている
親が結婚に反対する理由は色々あるでしょう。
毒親は置いておいて、当たり前に子供の幸せを願うはずなので、悪気があって反対しているケースは少ないはずです。
結婚相手の収入が不安定だったり、相手の家との格差がありすぎて、苦労するのではないかと心配するなど、子供のことを思えばこその反対です。
ですが、どんなに親が反対しようとも、本人同士が固い決意で結婚を望めば、親はそれ以上は何もできません。
つまり、親の反対の大半は、本気なのか試している部分も大いにあると思うのです。
親が反対したとしても、絶対にあきらめない!という強い意思を持っているのであれば、心配していることも二人で解決するのではないかと考えを変えて最終的に賛成するパターンもあります。
本気度を試されていると思えば、簡単に諦められるはずはありませんよね。
親の反対を理由にする人

親が反対するから結婚はできないよ
こんなことを言う人は、本心から結婚を望んでいるわけではないのです。
もちろん、家族から100%の祝福を受けて結婚したいと思うのは、自然なことでしょう。
ですが、親という生き物は、とにかく心配するのです。
しかも、前述のとおり、親は結婚への本気度を試すようなところがあります。
反対されたらすんなり諦める程度であれば、結婚しても上手くいかないというのは、誰でも思うことではないでしょうか。
その前に、親の反対を結婚できない理由として伝えた場合、相手の気持ちは考えていません。
ただただ、結婚する自信がなく、親の反対を理由にすることで、自分を悪者にしたくないだけではないでしょうか。
つまり、結婚に対する本気度が低かったと考えるのが妥当でしょうね。
親の指摘で気が付く
親の反対を理由にして、結婚できないと告げるのは、ただ結婚に自信がないだけのケースが多いのですが、なかにはそれだけではないことも。
恋愛している時は、燃え上がっているので、冷静に物事を判断できなくなることもありますよね。
そんな状態で結婚まで突っ走ろうとしていたときに、親から冷静に指摘されてハッと気が付くこともあります。
もしもそうであるのなら、親の反対を理由にせず、結婚を考えられない理由を伝えれば良いのですが、それを伝える勇気がないので、親に責任を擦り付けているだけなのです。
まとめ
親の反対を押し切って結婚すると、離婚しやすいのではないかと思われがちです。
しかしそんなことはありません。
親の反対を乗り越えて結婚する夫婦の方が、絆が強くなるとも言えるからです。
それよりも、離婚した人が「そう言えば親が反対していた」と思い出して「やっぱり親の言うことを聞けばよかった」と言っているだけではないでしょうか。