千葉県成田市にある成田山といえば、関東だけじゃなく全国的にも有名です。
歌舞伎の市川團十郎のゆかりのある成田山新勝寺なので、屋号は「成田屋」というのもおなじみです。
また、初詣の参拝者数も関東屈指ですし、節分では大河ドラマの出演者や大相撲の関取など有名人が豆まきをする様子もおなじみでしょう。
観光客も多く訪れる成田山には、ニュースなどで報じられること以外にも、沢山の魅力が詰まっているようです。
今回は成田山の魅力についてまとめています。
成田山の占いとは
成田山の広い敷地の中に、お土産屋さんや軽食を提供するお店などが立ち並ぶ広場があります。
その奥山広場には、占い師がいるブースもあります。
多い時には15人以上の占い師がいました。
閉店するところもありますし、占い師の入れ替わりもありますが、10人ほどの占い師がいます。
全国でも有名になった占い師さんがいた時は、長い行列ができることもありました。
有名になると、成田山周辺で独立した建物に移転する占い師さんが多いので、成田山の中の広場だけじゃなく、その周辺には占い師が多い地域になっています。
占いの種類は手相、四柱推命などからタロット占いのような西洋的なものまで幅広いので、占いの館的な感じだと思ってください。
ただ、評判が良い占い師さんのところは、待っている人も多いのですぐにわかります。
長く待つ価値があるかどうかは、個人の意見です。
料金や時間などは、一律ではありません。
鑑定料の目安としては、3,000円~としている方が8割です。
時間は午前9時~午後4時までです。
占い師さんの各ブースの前に並んで順番を待つスタイルですが、HPを開設している方もいて、電話予約の方法が案内されていることもあります。
興味がある方は、一度調べてみても良いのではないでしょうか。
成田山の断食修行とは
成田山新勝寺では、一般の人も断食修行が体験できます。
体験する前に、健康状態の確認のため、指定の医療機関でメディカルチェックを受ける必要がありますが、とくに資格などは必要ありません。
ただ、お寺の修行を体験するわけですから、ダイエットや美容のための断食道場とはわけが違います。
断食修行中は水のみで耐えるのです。
そして、携帯電話、スマホ、パソコン、タブレットなどの通信機器の持ち込みも禁止されます。
漫画や小説などの娯楽要素のある本もダメです。
唯一、仏教に関係した本だけは許されるようですが、道場の中にあるものを読む以外はほぼNGなのです。
写経や座禅、境内の掃除などのほかにはやることはなく、ただひたすらに空腹に耐えるというガチの修行です。
初めて参加する人は3泊4日まで、2回目以降のリピーターは最長で6泊7日まで修行できます。
費用は6,000円、メディカルチェックは3,000~4,000円なので、1万円ほどでガチの断食修行が体験できるわけです。
あまり知られていないのにもかかわらず、受け付ける人数が少ないので、予約は殺到して、すぐに受付終了のなるほどの人気です。
本気の断食修行に興味のある方は、チェックしてみても良いのではないでしょうか。
※2021年3月現在は、新型コロナ対策のため断食道場の受付は中止となっています。
再開の予定はまだわからないので、成田山新勝寺のHPをマメにチェックしてください。
成田山の参道の魅力
成田山の参道には、うなぎ屋さんが数多く立ち並んでいます。
土用の丑の日ともなれば、テレビのカメラが参道のうなぎ屋の様子を映し出します。
お店の前で手際よくウナギをさばいている風景は、成田山の参道の風物詩のようなものです。
歴史のあるお店も多く、節分の豆まきに参加した大相撲の横綱のお気に入りのうなぎ屋さんなど、迷ってしまうほどです。
価格はお店によって違いますので、予算に合わせてお店選びできますよ。
また、栗羊羹で有名な「なごみの米屋」も成田山の参道にあります。
日本で最初に栗羊羹を開発したのが、成田山の門前で米屋をしていた人物です。
つまり「元祖 栗羊羹」は「なごみの米屋」なのですね。
他にも、狭い路地を抜けたところにある庭で、和のスイーツを提供するオープンカフェなどもあるので、幅広い世代が楽しめる参道だと思います。
成田山新勝寺について
成田山新勝寺は、不動明王を本尊とする真言宗智山派の寺院です。
各地に成田山はありますが、千葉県成田市にある新勝寺は大本山です。
成田山新勝寺へのアクセス
成田山新勝寺へのアクセスは、京成電鉄を利用すると便利です。
京成電鉄は、もともと成田山に参拝する人たちのための電車として開通しましたから、駅からのアクセスも便利なのです。
東京上野駅から特急を使えば約65分で京成成田駅に到着します。
JRを使う場合は総武本線、もしくは常磐線で成田駅まで向かいます。
また参道の周辺には駐車場もあります。
節分や年末年始などの行事で混雑する時以外なら、車で向かっても駐車場に困ることはそれほどありません。
まとめ
世界中が得体の知れぬ感染症に怯えて過ごしている時ですが、混雑を避けて散策しながら休日を過ごすのにおすすめの場所です。
今までと同じような参拝ができるまでには、まだ少し時間が必要かも知れませんが、お不動様に世の中の平安を願いに行くのも良いのではないでしょうか。