結婚してから夫に対してがっかりしたという妻は何と80%もいるそうです。
夫側が妻に対してがっかりしたという人は60%程度なので、どちらも半数を超えているのですが、女性の方ががっかりすることが多いみたいですね。
男性の方が妻の愚痴を外で言っているイメージがありますが、あれは愚痴のように聞こえるけれどそうでもないのかも知れません。
女性の方は容赦なく、自分の旦那さんのことをバッサバッサとぶった切るように愚痴ります。
それは結婚前とは明らかに変わってしまった夫へのがっかりが愚痴になっていくのです。
でも、そのがっかりの原因は夫の変化なのでしょうか。
結婚後に夫にがっかりしてしまう原因をご紹介しましょう。
夫にがっかりする2つの原因
あんなに好きだったのに結婚後に嫌なところや残念なところが徐々に目に付くようになり、がっかりすることばかり増えてしまう。
それには2つの原因があります。
結婚前との変化にがっかり
夫にがっかりする理由としてハッキリわかりやすいのが、恋愛期間中から夫の態度や容姿が変わってしまうことです。
プレゼントやデートプランなど、彼女を喜ばせるために色々頑張った男性が、結婚後には何もなし・・。
「釣った魚にエサはやらない」という言葉通りに、今までとは違う態度がハッキリ見えればがっかりするのは当然です。
男は狩猟本能で女性を手に入れようとして頑張りますが、手に入れればもう興味がなくなるというわけです。
あまりにもあからさまに変わってしまえば、それはガッカリを通し越して「騙された」とまで感じてしまう人も少なくないのです。
容姿の変化については、女性側も同じなのでお互い様です。
ですが、妻がいつまでも美しくあり続けようと努力しているのに対して、男として見られることを諦めるように変貌してしまえばがっかりするのも仕方ないでしょうね。
理想とのギャップにがっかり
夫が自分の理想と大きくかけ離れていれば、結婚相手には選ばなかったのだと思いますが、結婚前は理想に近い人だと思えたのに、実際に一緒に生活が始まると、「こんなはずじゃなかった」と理想とのギャップがどんどん出てきてがっかりしてしまうのです。
理想と現実は違うと頭ではわかっていても、実際にギャップの大きさを痛感するとがっかりして嫌いになることもあるのですよね。
自分が勝手に思い描いた理想だと言えばそれまでのことですが、理想を抱かせるようなことして、期待させた責任もあるのではないでしょうか。
夫にがっかりをリストアップ
夫に対してがっかりすることを具体的にリストにして書き出してみると、我慢できることなのか、離婚すら考えないといけないのかわかると思います。
「太った」とか「髪が薄くなった」とか、容姿に関することは、改善する方法を一緒に考えてあげることもできるので、容姿に関すること以外のがっかりを具体的にリストにしてみます。
例えば・・ですが、
◆結婚前はやさしかったのに亭主関白だった
◆子供にたいして父親らしいことしない
◆仕事をしっかりする人じゃなかった
◆休みはゴロゴロしているばかりで退屈
このようなことを文字にして書き出してみましょう。
結婚する時に約束してくれたことが守られていないとか、自分が想像していた人柄とのギャップとか、具体的に書いてみるとハッキリしてくると思います。
夫の好きだったところと比較する
夫に対してがっかりしたことをリストアップした後に、「こんなはずじゃなかった」と思う理由と比較してみましょう。
夫のことを好きになって結婚相手として選んだわけですから、好きになったところが必ずあるはずです。
そうすると好きになったところが消えてしまったのか、それとも実は夫はかわっていなくて、自分の気持ちが変わってしまって勝手にがっかりしているのか見えてくると思います。
例えば「こんな亭主関白な人とは思わなかった」とがっかりしたのなら、その亭主関白は恋愛期間中にも少し見え隠れしていたのではないでしょうか。
デートのプランをどんどん決めてくれて、引っ張ってくれる男らしさを好きになったとしたら、亭主関白になる素質は十分あったと思います。
休みの日はゴロゴロしてばかりの夫だけど、恋愛期間中には色んな所に出かけてアクティブな人だったとしたら、夫が変わってしまったと思うのも仕方ないでしょう。
好きになったところが変わってしまったのなら、そのまま夫婦として一緒に生活するのは苦痛に感じるようになります。
でも、好きになったところが変わっていないのに、なぜかがっかりポイントに見えてしまうのなら、自分の愛情が冷めたことで魅力とは感じなくなってしまったということです。
いずれにしても、がっかりしたことが多くなり過ぎれば、夫婦関係は冷めていく一方です。
容姿の変化が許せない問題
容姿の変化にがっかりして、どうしてもそれが許せないのなら、それも仕方ないことです。
でも、それを理由にして別れるは、あまりにも心の狭い女だと認めることになるので、それも嫌だから他の理由にすり替えている場合もあります。
またその逆もあります。
容姿ではなく、夫の日頃の言動にストレスを感じていて、愛情が消えてしまうと、それまで気にならなかった外見の欠点が急に目につくようになります。
べつに変わったわけではなく、前から同じ顔をしているのに、愛情が冷めると「こんな顔してたっけ」と思ってしまったりするのです。
外見から好きになった場合はとくに変化に敏感かも知れません。
ですが、気持ちが冷めたから欠点が際立っているだけの可能性もあるので、結婚前と比較すると、思ったほど変化していないのではないでしょうか。
がっかりの段階で考え方を変える
夫に対してがっかりしているけど、まだ嫌いになったわけじゃないという段階なら、夫婦関係を見直すことも可能です。
がっかりするのは、それだけ夫に対して、そして夫との結婚生活に対して理想と期待があったからです。
期待を裏切られるからがっかりしてしまうわけです。
相手に期待しないことで、がっかりすることもなくなりますが、それじゃ冷めきった関係になってしまいますよね。
夫がプレッシャーに感じない程度に、期待されていることを「やる気」に変えられるようにコントロールしてみましょう。
期待に応えたいと思わせるためには、じつは妻側の努力も必要です。
期待されて嬉しくなる相手にならないと、やる気を引き起こすことはできませんから。
冒頭でも触れましたが、夫側も妻に対して結婚後にがっかりしてる割合が60%もいます。
こちらだけががっかりしているわけじゃないのですよ。
「恋愛中と同じってわけにはいかないのよ」とか「家事と育児と仕事で忙しくてやさしくなれない」など言いたいことはあると思いますが、それを言い出すとお互い様です。
お互いにがっかりするところばかりを探すような夫婦関係をやめるためには、先ずは自分が夫を変えられるように行動してみましょう。
夫婦の間でも口に出してはいけないことはこちらから!
【がっかり】は魔法が消えただけ
夫婦がお互いに「がっかり」するのは、「好き」だというフィルターをかけて相手を見ていたからです。
そしてそのフィルターはまるで魔法のように、欠点や短所をチャーミングな魅力にかえてしまうのです。
長く一緒に生活していれば、その魔法の効力は徐々に消えていきます。
素のままのお互いの姿を見て、「こんなはずじゃなかった」とがっかりしてしまうのでしょう。
もう一度、新たな魔法をかけるのは難しいので、がっかりポイントから視点を外す訓練をはじめてみてはいかがでしょう。
嫌なところは誰にでもあるので、嫌なところを見ない努力はお互いのために必要なのだと思います。
残念なポイントをネタにする
旦那さんにがっかりしたことや「残念だな・・」と思うポイントは、考え方を少し変えれば笑えるネタになるかも知れません。
今、twitterなどのSNSを利用して、夫婦がお互いの不満ネタを発信している人をよく見かけます。
自分にとっては深刻なことでも、他人から見れば笑える話だったりすると、ムカついてストレスを溜めていることがバカバカしく感じられるかも知れません。
攻撃的な内容に偏らないように工夫することで、自分自身のイライラも和らぐ効果も期待できるので、発散を兼ねてSNSを使って吐き出してみるのもおすすめですよ。
まとめ
夫婦の間にはすれ違いが生じると修復できない溝を作ることがあります。
がっかりしている段階は、まだまだ夫婦の間に大きな溝ができているとは思いません。
がっかりしても諦めることが夫婦を長続きさせる秘訣なんて言う先輩たちもいますが、諦める前に努力してみる価値はあるのではないでしょうか。