ケンカするほど仲が良いと言いますが、やっぱりケンカばかりしてしまうカップルは長続きしないことが多いような気がします。
夫婦になってからもケンカばかりしていても、何だかんだと長年連れ添うケースもありますから、必ずしもケンカばかりするのが別れる原因になるとは言い切れませんが、できればケンカは少ないに越したことないですよね。
ケンカするたびに仲良くなることもあるけど、やっぱり言い争ったりすると傷つくよ
お互いにその場は仲直りしても、心には傷が残ると思う
ケンカを好んでするカップルはほとんどいないでしょうが、ケンカしやすいのには、何か理由があるはずです。
ケンカばかりしてしまうカップルには、ある共通点がみられます。
相手が変わっても、またケンカばかりしてしまうのなら、自分自身に原因があるのかも知れません。
ケンカばかりしてしまう原因をチェックしてみましょう。
ケンカばかりしてしまう原因
ケンカばかりしてしまうカップルは、どんなことでケンカしてしまうのでしょうか。
恋人同士のケンカって、ほんとに些細なことが原因になっていることが多いのですよね。
ただ、その些細なことの根底には、もっと深い原因があるのかも知れません。
どんな原因でケンカになるのか見ていきましょう。
生活習慣の違い
男女共通して、生活習慣の違いはケンカの原因として一番多いようです。
生活習慣の違いは、価値観の違いにもつながります。
例えば、食事の時に食べ方のマナーが気になってケンカになることがあるとすれば、生活習慣というよりも育った環境による価値観の相違です。
食事する時は、あまり会話しない方が礼儀正しいマナーだと教えられた人と、食事の時は楽しく会話する方が良いと教えられた人が付き合えば、その違いは気になると思います。
このような小さな違いでも、近くにいる人のことだと気になります。
異性関係
恋人や夫婦のケンカの原因として深刻になるのが異性問題ですね。
浮気の疑いや、ほんとに浮気がバレたとか、そんなことがあればケンカになるのも仕方ないでしょう。
異性関係にだらしない人は病気みたいなものなので、長く付き合っていても苦労するだけなので、別れて正解です。
そこまでハッキリとした異性の問題ではなく、男友達や女友達、また職場の人たちなど、人間関係の中で異性とのコミュニケーションが全くない人はいないと思います。
女友達と二人きりで食事する彼氏に対して、「どうして?信じられない!」と怒りをぶつけても、「友達とご飯食べて何が悪いの?」という態度だったりすると、異性との関係性の価値観の違いです。
恋人以外の異性と話しているのも見たくないと思う人もいるし、友達には男女の境がなくオープンな付き合いをする人もいます。
価値観の違いなので、どちらが悪いわけでもないのに、ケンカばかりしてしまうことになるでしょう。
連絡の頻度
恋人同士は毎日会うのが当然とか、会えない日は電話するのが当たり前とか、どこにいるのかこまめにメールやLINEで連絡するものだとか、求めている連絡頻度もお互いに同じであれば問題になりません。
やはりここも価値観の違いがケンカの原因になります。
そんなに毎日会わなくても、お互いに彼氏(彼女)以外の友達と遊ぶ時間も必要じゃないかと思う人もいます。
恋人も大切だけど、仕事が忙しい時はマメな連絡は無理だからと考える人もいます。
自分が求める連絡の頻度に合わせてくれないことで不安になったり、疑ったりすることでケンカになってしまうのかも知れません。
ケンカの原因を消す
ケンカばかりしてしまうカップルの原因を見れば、価値観の違いがケンカの原因になることがわかります。
どんなことにも価値観があります。
その価値観は自分だけのものだと理解しないと、またケンカになってしまうでしょう。
価値観が全く同じ人なんて、まず存在しません。
一卵性双生児で、同じ環境で育ったとしても、価値観が全く同じ人間になるわけではないのです。
恋人になるのは、好きになるからなので、「こんなに好きなんだから分かり合えるはず」と勘違いしてしまうとケンカになります。
好きになるから同じ価値観というのは、完全に一方的な思い込みです。
また、好きな人に合わせて自分を抑えるのも、ストレスをため込んでしまい、それが爆発すると大きなケンカに発展してしまう原因になります。
好きだから相手に合わせたいと思って頑張るのもいいけれど、違いを認める方がよほどラクです。
自分と違う考え方や生活習慣を間違いと決めつけるのは、ケンカばかりしてしまうのは避けられないでしょう。
異性問題の価値観の違いは、とくにケンカになりやすいと思います。その部分はとことん話し合ってみることをおすすめします。
どちらかの考え方や価値観に合わせるのではなく、異性との付き合い方に関しては、中間を見つけるしかありません。
同じ原因ではケンカしない
ケンカばかりするカップルに多いのは、同じ原因で同じようなケンカを何度も繰り返します。
「前にも言ったよね」とか「何度言ってもわかってくれないん」とケンカになるのは、前のケンカが何の役にも立っていない証拠です。
同じ原因でケンカするのをやめるためには、価値観の違いを押し付けないことです。
許せないこと、我慢できないことがあり、それでケンカになったとしても、同じことでまたケンカになるとすれば、相手には伝わっていません。
何がダメなのか、理解できないから繰り返すのです。
自分が許せないことや我慢できないことでも、相手には普通のことだとしたら、その違いを押し付けても仕方ないのです。
どうしても許せないし我慢できないなら別れた方が良いし、どうしても別れたくないなら自分が折れるしかないでしょう。
自分の価値観だけを押し付けるのをやめれば、同じ原因でケンカを繰り返すことは無くなるのではないでしょうか。
ケンカしても冷静になる秘訣
ケンカはできればしたくないのは、みんな同じ気持ちのはずですよね。
それでもやはり、まったくケンカしない恋人、夫婦というのは滅多にいません。
表面的にはケンカしていないようでも、小さな不満をぶつけあうことはあるでしょう。
大切なことは、ケンカになっても冷静さを失わないことです。
よく男女トラブルの事件のニュースで「口論からカッとなって」という動機を耳にします。
ケンカになった時に、冷静さを保てれば、そこまでにはならないはずですよね。
事件にまでならなかったとしても、冷静さを失ったことで、言ってはいけない言葉をぶつけてしまい、本心では別れたくないのに別れる原因を作ってしまうこともあります。
最近よく怒りの感情をコントロールするためのアンガーマネジメントという言葉を聞きませんか?
怒りを抑えるための方法を身につけるトレーニングがあるのです。
あなたも今までにケンカした時に冷静さを失って、怒りから心にもない言葉をぶつけてしまった経験があるのなら、ぜひトレーニングしてみましょう。
冷静な回路を保つためには、ケンカの相手になっている人物との今後のことを常に頭に置くことです。
目の前にいる人への怒りが大きくなっていても、その人と二度と会えなくてもあなた自身は平気でしょうか。
一時的な怒りの感情で、大切な人と二度と会えなくなるかも知れないのです。
ひどいケンカになって、取り返しがつかなくなるのを防ぐためには、必ず冷静な思考回路を保つことを意識するようにしましょう。
まとめ
ケンカするほど仲が良いというのは、相手のことを細かく見ているからこそ、気になる点が見えてくるからケンカになると考えられます。
ケンカを繰り返せば、お互いに歩み寄ることができるのならケンカも悪くはないですが、傷つけ合うだけのケンカは少なくしていきましょうね。