結婚式ってお金がかかるイメージがありますよね。
一生に一度のことだから、ケチケチしないで派手にしたいと思う人もいます。
その一方では、結婚式はできるだけ質素にして、新婚旅行や新居のためにお金を使いたいと考える人もいます。
いずれにしても、結婚にはお金の問題はツキモノです。
ちなみにこのブログを書いている私は3回も結婚しているのに、1度もまともに結婚式を挙げていません。
パーティー的なものしかしなかったので、あまりお金は使いませんでした。
それでも記念のために写真を撮影したり、新居を整えるための費用などは必要でした。
周りの友達は何百万もかけた人がほとんどでしたから、くらべものにはなりませんが、それでも自分たちなりに頭を悩ませましたね。
友人の中には、結婚式の費用のことで彼氏や相手の親と険悪になって、結婚をやめる寸前までもめた人もいました。
結婚式の費用の分担でもめて破局しないためにも、お金の問題はクリアにしておきたいですね。
ここでは、結婚費用の予算の決め方や分担でトラブルになるケースをまとめています。
これから結婚を控える方は、チェックしてみてくださいね。
結婚前にお金でもめるケース
結婚は当人同士で決めることなので、お金に関してもよく話合うことが重要です。
じっくりと話し合っているうちに、双方の考え方や結婚に対する熱意や願望に温度差が見えてしまうと、トラブルになりやすいのです。
お金の問題なので言い難いのもわかります。
ですが、それでハッキリと口に出せないまま、曖昧な態度で準備を進めてしまうと、結婚直前で破局するリスクがあるので、早い段階でしっかりと話し合わなければいけませんね。
問題になりやすいのが、結婚披露宴の規模や負担割合です。
披露宴の規模は、両家の親が口を出すともめごとになりやすいので、親の意見を聞き入れるかどうかも含めて二人の気持ちを揃えておくことが大切ではないでしょうか。
結婚費用の分担は主に3パターン
結婚式の費用は、招待客の人数や料理、演出などによって大きく変わるので、自分たちの予算に合わせたプランを考えないといけません。
結婚費用の分担の方法として、一般的には3つのパターンがあります。
両家で折半する
結婚式の費用は両家できれいに半分ずつ負担するケースは最近は珍しくなくなってきました。
もともとは新郎側が多く負担するケースが多かったのですが、今はそうでもないようです。
この場合、新郎新婦が自分たちのお金だけで支払う人は少なくて、親の援助を受けて結婚式を挙げる割合が70%ほどです。
当人たちはお金をかけない結婚式を望んだとしても、親が盛大な挙式を望むこともあります。
息子や娘の結婚費用のために、お金をコツコツ貯めている親もいますし、援助するのが当たり前だと思ってお金を出す親がいれば援助を受けるでしょうね。
ですが、両家で折半する場合は、もめることが多いので気を付けなければいけません。
招待客の人数で決める
招待客の人数でお互いの負担額を決めるのは、両家で折半してもめるのを防ぐための方法です。
招待客に差があるのに半分ずつ負担するのは、内心では納得できずにザワザワした気持ちが残ってしまい、結婚後にトラブルのもとになることがあります。
それぞれの招待客の人数に応じて計算してもらえば、両家の親も納得しやすいでしょう。
それぞれで負担する
結婚式の費用の中ではそれほど大きいわけじゃなくても、やはり準備する段階でも費用の差が開きます。
女性は憧れのドレスにこだわりを持っていて、そこだけは譲れない!という場合もあるでしょう。
自分が望む演出にこだわることで、結婚式の費用が高くなることでもめるのであれば、自分の準備にかかるお金はそれぞれで払うことにすればもめることもなくなるでしょう。
実際に、ドレスの費用や結婚前のエステの費用などは自分で負担している女性も多いようです。
妥協したくないから自分のお金で・・という考え方なのでしょう。
新郎6:新婦4が相場
結婚式にかかる費用は、男性の方が多く負担するのが一般的だと思われているムードは今もあります。
どんなに社会で男女平等といわれても、現実的には男性の賃金の方が高い職種が多いです。
やはり男性に多く出して欲しいと本音では考えてしまう女性も多いと思います。
7割まで行かないとしても、6割くらいの負担が理想的だと考える人が多いようです。
男性が結婚にしり込みしてしまうのは、お金の問題も大きいと言われていますから、あまり追い込まないようにしたいところです。
新生活の費用の分担
結婚費用は結婚式のお金だけではありません。
新婚旅行から帰ってきた後の新生活のためのお金も重要です。
新居の準備、家具や家電の購入など、まとまったお金が必要ですよね。
土地柄によって風習にも違いはありますが、新婦側が嫁入り道具として家具や家電を準備するので、結婚式の費用を折半すると、新婦側の方が費用負担が大きくなることもあるわけです。
嫁入り道具として持ち込んだ家具や家電は、夫婦共有の財産にはならないので、もしも離婚なんてことになった場合は財産分与の対象にならないとしても、二人で共有して使うものを新婦側のお金で買うわけです。
そのような風習がある土地では、結婚式の費用は新郎側が多く負担するのが暗黙のルールとなっているようです。
結婚資金の問題を防ぐコツ
結婚費用の問題が生じるのを防ぐためには、お互いの結婚に対する価値観を近づけることが大切です。
結婚式に対しては、女性の方が熱意をもっていることが多いため、男性の煮え切らない態度にイライラして大喧嘩になってしまうこともあるのです。
どんな結婚式にしたいのか、二人でじっくり話し合って決めることが重要です。
もしも自分の憧れていた結婚式をお金の問題で諦めるのがどうしても嫌であれば、その部分は自分が負担するくらいの気持ちを持っていた方が良いと思います。
そのくらいの熱意があることが彼に伝われば、彼女が結婚式をどれほど大切に考えているのか理解し始めるのではないでしょうか。
親レベルでもめるケース
じつは結婚費用でもめるのは、当人同士よりも親同士でもめることが意外と多いのです。
息子の結婚式と娘の結婚式とでは、親の気持ちも少し違うのでしょうか。
そもそも結婚に賛成していないとか、色んな事情があるでしょうが、親同士が結婚式のお金のことでもめてしまうのはその後のことを考えると困りますよね。
お互いの親の気持ちを収めるのは、それぞれが責任を持つのが基本です。
彼が親を上手く説得できないのを見てイライラするとしても、結婚前からそれではその先が思いやられます。
結婚の準備段階で埋められない溝ができてしまったのなら、勇気をもって結婚を白紙に戻すことも考えた方が良いと思います。
結婚してからすぐに離婚するくらいなら、ドタキャンの方がよほどまマシです。
「自分の親を説得できないようでは、人生を共にするのは心細い」と彼の背中を押してあげましょう。
また、最近では再婚カップルも増えていますので、初婚と再婚のカップルではまた違う問題も生じます。
再婚の結婚に関する問題はこちらからもチェックできます。
50:50が基本
結婚式にかかる費用や、結婚生活を始めるための費用など、お金のことでトラブルになるのを防ぐためには、50:50を原則としてきっちり分ければ問題は起こらないはずです。
それなのに招待客の人数とか、昔からの風習などで公平性が保たれないからもめるわけです。
結婚を決めた段階で、結婚生活をスタートするまでに必要な費用は、全て明らかにして、キレイに半分ずつを折半するという取り決めができればいいのですが、それを曖昧にしたままにすると、親などの外野が口を挟みやすくなります。
お金のことでもめるのは、一番避けたいことのはずですから、最初が肝心だと思ってください。
親などが口を出しにくくするためには、「2人でよく話合って決めたことだから」とビシッと言い切れるようにすることです。
親に結婚費用を助けてもらう立場では、それが言い難いのもわかります。
ですが、その段階から親の意見に左右されるのであれば、これからの結婚生活も親の干渉は避けられないと思います。
親の気持ちを大切にしたいという親孝行な人には、厳しいですが、結婚する当事者たちが困るような意見を言うのは、親のエゴだと思って聞き入れないくらいの覚悟は必要なのではないでしょうか。
まとめ
結婚式にどのくらいのお金が必要なのか、具体的な金額を知らないのが当たり前です。
ケーキはどんなのがいいかな、料理はこだわりたい、引き出物はオシャレなものを、お色直しは3回したいなど。漠然と考えている結婚式のプラン。
結婚するかどうか、まだ未定だとしても、ざっくりと計算しておくだけでも心構えができますね。
幸せなはずの結婚準備なのに、悲しい結果にならないことを祈っています。