世の中は学歴がすべてじゃないと思いつつ、まだ学歴で人をランク付けすることも普通にあります。
ですが高学歴でも下品な人間はいるものです。
逆に学歴は無くても上品で品格の良さを感じさせる人もいます。
学歴が無くても育ちの良さを感じさせる人は、社会に出てからも人からの評価が変わってきます。
今はシングルマザーの家庭が増えて、貧困層で育つ子供と二人親で育つ子供では学歴格差が広がっています。
教育費にお金をかけられないと、高学歴を目指すのも厳しいのは仕方のないことです。
ですが、人としての品格の良さはお金をかけなくても身に着けられることが山ほどあります。
シングルマザーで育ったから・・と言われないために、子供にできることをまとめています。
教育費だけではなく、子供にしてあげられることです。
挨拶
挨拶はコミュニケーションの基本です。
きちんと挨拶できる人は、それだけで第一印象が良くなります。
どんなに高学歴の人でも、まともに挨拶もできないような人は、社会に出てから困ります。
挨拶のマナーは家庭環境が強く影響するので、家庭内でもきちんと挨拶の習慣をつけましょう。
義務教育をきちんと受けていれば、挨拶くらいは学校で教えてもらえるはずだから・・と学校任せにするのはやめましょう。
学校では、一人一人の挨拶のことまできちんと正してくれるとは思えません。
挨拶する時のポイントもしっかりチェックしましょう。
・聞こえるくらいの声が出てる?
・挨拶する相手を見ている?
・自分から先に挨拶できる?
このようなチェックポイントを見ながら挨拶の基本を教えていきます。
相手から挨拶されないと自分から挨拶しないのは、社会に出てから困ります。
とくに若いうちは目上の人に対して挨拶することが多いので、自分から先に挨拶できるようにします。
言葉使い
正しい言葉使いができるだけで、その人の育ちの良さを感じさせるほど大切な言葉の使い方です。
言葉使いには、話す相手によって使い分ける方法や、場面によって使い分ける方法など難しい点がいくつもあります。
例えば一般的に敬語と言われる言葉使いにも、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つに分けられます。
尊敬語は自分よりも目上の人、年上の人に対して使う言葉使い。
謙譲語は自分を下げる言葉、いわゆるへりくだった表現で相手を高める言葉使い。
丁寧語は言葉の選び方や語尾を丁寧にすることで、話す相手に好感を持たせるような言葉使い。
この3つの敬語を使いこなせるためには、家庭内で基本の敬語が話せるようにすると良いのです。
親に対して敬語で話す子供はほとんどいなくなりましたが、親の言葉使いを真似するのも子供なので、人と接する時に正しい言葉使いのできる大人であるかどうか、自分の言葉使いを正すことから考えてみましょう。
食事の方法
どんなに美しい女性でも、どんなに素敵な男性でも、食事する時にマナーが悪いとガッカリします。
下品で残念に感じる瞬間です。
高学歴でも食べ方が汚い人とは付き合えない!と思う人も多いです。
食べ方は子供のころからの習慣なので、大人になって直すのは簡単なことじゃないのです。
キレイに食べるマナーは、贅沢な食事をしなくてもできるはずです。
正しいお箸の使い方をして、基本の和食のマナーくらいは家庭でしっかり教えられるようにしましょう。
大人でも、正しいと思い込んでいる食事のマナーが間違っていることがあります。
マナー講座とか受ける必要はないので、基本のマナーを学ぶ本くらいは目を通してみると良いと思います。
歩き方
歩き方は所作の基本です。
ドタドタと音を立てて歩くとか、畳の縁を踏んで歩くとか、人が見て不快に感じるような歩き方をしている人は下品な印象を与えます。
背中が丸まっていたり、悪い姿勢も正すようにしましょう。
背筋を伸ばして、キレイに歩くことを心がけます。
身だしなみ
人は外見で判断するのは良くないとしても、やはり身だしなみは大切です。
どんなに高価なブランド服を身に着けていても、清潔の無い人は下品に見えます。
低価格の洋服でもキレイに洗濯されたものを身に着けて、清潔を心がけることが大切です。
靴がボロボロになっているのは良くないので、子供の靴は頻繁にチェックしてあげましょう。
成長期の子供は足のサイズもどんどん大きくなります。
靴が小さいのをガマンしていると歩き方にも影響しますので、足のサイズと靴が合っているかどうかもこまめにチェックしてあげることも大切です。
家で洗える素材の靴を選び、いつもきれいな状態を保つようにします。
人は意外と足元を見ているものなので、身だしなみは足元から気をつけるようにしてください。
まとめ
シングルマザーの家庭で育った子供だから・・と言われたくないけど、子供に十分な教育を受けさせるお金なんてない!
そんな悩みを抱えるシングルマザーの方はきっと沢山いらっしゃるでしょう。
私も同じ悩みを抱えて子供を育ててきました。
その中で後悔していることは、お金をかけられなくても、もっと人として基本的な礼儀を親として教える時間を費やせばよかった。。と思うことです。
社会に出てから周りの大人たちから人としての礼儀を教えられることも多いようですが、親としてきちんと教えておけば子供はもっとスムーズに社会に出られたのではないかと思っているからです。
お金も時間も限られていると思いますが、親が教えられることは惜しみなく教えるようにしましょう。