同棲に憧れるのは、好きな人とずっと一緒に居られるからですよね。
別々に暮らしていれば、デートの終わりにお互いの家に帰る瞬間がとても寂しく感じたりするものです。
ずっと一緒にいたいのに・・・
そんな気持ちが高まれば、同棲に強い憧れを抱くのもわかります。
でも、同棲せずに付き合っている恋人同士の方が長続きするのではないか?という印象があります。
これはあくまでも推測であり、データがあるわけではありません。
しかし、同棲を経験した人の多くが、一緒に暮らす前の方が楽しかったという感想を持っているのは事実です。
そして同棲経験者同士で話していると、同棲ではなく同棟生活が理想的だという話題で盛り上がることがあります。
同棟生活とは、具体的にどんなメリットがあるのか考えてみましょう。
同棟生活とは
同棟生活とは、同じアパートやマンションでそれぞれの部屋を契約して暮らすことです。
同じ建物の中でも、完全に別々の部屋で生活するので、プライベートな空間や時間を確保できます。
家賃や光熱費を考えると、勿体なくて無駄なことに感じてしまう人も多いでしょうね。
たしかに経済的なことを考えて同棲生活をはじめるカップルもいるので、そういう人たちには向かないと思います。
しかし、それぞれが自立した大人の恋人同士なら同棲よりもメリットが大きいのではないでしょうか。
同棟生活のメリット
同棲ではなく同棟生活には、どんなメリットがあるのか、具体的にあげてみます。
不公平にならない
同棲を始めると、家事や生活費の分担でトラブルになることがあります。
もともと二人の収入に差があれば、家賃や光熱費などの生活費を折半にするのは難しいかも知れません。
また、家事の分担が上手くいかず、不公平を感じて不満が大きくなることもあるのです。
しかしお互いがそれぞれの部屋で生活していれば、自分の生活のことは自分が担うのが当たり前なので、そのような不満は出ないでしょう。
そのかわり、物件選びのときは収入の低い方を基準に探さないと無理が生じるので、その点は考慮しないといけません。
ケンカが少ない
ケンカが少なくなるのは、同棲を始めるとケンカが増える理由を考えれば納得できます。
同棲すると、今まで見えなかった相手のマイナス部分が見えてしまったり、価値観や生活習慣の違いに不満を持つようになります。
それは誰でも感じることですが、狭い空間で顔を突き合わせていると、ジワジワと不満が募ります。
いつかそれが爆発すると、ケンカが増えてしまうのです。
同棟生活は、自分の領域を守れるので、不満を募らせる前に自分の領域に戻ることができるのがメリットです。
友達を呼べる
同棲すると、気軽に友達を部屋に呼べなくなってしまい、友達との付き合いが疎遠になることがあります。
お互いの友達が気楽に遊びに来ても和気あいあいと過ごせるのであれば、さほど問題はないのかも知れません。
ですが、時には彼氏(彼女)のいないところでおしゃべりしたいと思うこともありますよね。
そういう時間が作りにくいのは、ストレスになるのではないでしょうか。
別れる時がラク
二人が別れるときのことなんて、想像したくないでしょう。
ですが、絶対に離れないと誓い合っても、どうなるのかわからないものです。
同棲していると、別れる時が大変なのです。
二人で買った家具や家電をどうするのか。
引越し先を早急に探さなければいけないとか、問題が山積します。
同棟生活であれば、たとえ別れたとしても急いで引越し必要はありません。
同じマンションに暮らしていたとしても、顔を住民同士が顔を合わせるタイミングなんて限られているので、別れたあとでもお互いが同じ物件に住み続けることもできるのです。
同棲との比較
同棲と同棟生活を比較してみると、やはりメリットは同棟生活の方が大きいと感じるのではないでしょうか。
お互いの部屋を行き来して、お互いの時間を確保して、お互いが自立した生活をする。
そういう生活が快適に感じたのなら、結婚しても別居婚を続ける人たちもいます。
同棲願望が強い人は、そんな生活考えられないかも知れません。
でも、同棲を経験すると意外と共感できるようになる可能性は高いです。