男たらしとか女たらしはよく耳にしますが、人たらしってあまり聞かない言葉でしたよね。
ですが、最近は耳にすることがあります。
異性に対して何となく「だらしない」付き合い方をする人のことを男たらしとか女たらしと言ったりします。
良いイメージの言葉ではありませんが、人たらしとなると、男たらしとか女たらしのような悪いイメージで使われることが少ないそうです。
「あなたのそういうところが人たらしって言われるんだよ」なんて、誰かに一度でも言われたことがある人は、落ち込む必要はありません。
むしろ喜んでも良い言葉なのです。

悪い意味だと思っていると、妙な誤解を招きそう

褒め言葉とは思えないから、勘違いしている人が多いと思う

人たらしって、誰にでも好かれる好感度の高い人と思えばいいのかな
じつは人たらしは、モテる人とそのまま通じることがあると言われます。
今回は、人たらしについて考えてみようと思います。
人たらしとはどんな人?
もともとは、人たらしというのは、「人をだます」意味として使われるのが正しいそうです。
ということは、やっぱり男たらしとか女たらしと同じように、本来は悪い意味だったんですよ。
それが、徐々に変化してきて今では、モテる人に対して「人たらしだなぁ」とか言われるようになってきました。
人をだますような悪い人ではなく、今の世の中では人たらしは逆に良いイメージで使われるくらい変化してしまったんですよ。
では、具体的に人たらしってどんなタイプなのでしょう。
人たらしの特徴をチェックしてみます。
基本的にポジティブ
誰だってネガティブな考え方をする人よりも、前向きなポジティブ思考のと一緒に居る方が楽しい気持ちになります。
人たらしは、前向きで明るく、いつも笑顔が印象的な人が多いのが特徴です。
「この人と一緒にいると、なんだか気がらくになる」とか「悩んでいる自分がバカバカしくなる」という気持ちにさせるタイプが人たらしには多い傾向があります。
自然に甘えるのが上手
人に甘えるのが上手いと、年上から可愛がられることも多いので、得することも多いのです。
人たらしは、無意識のうちに自然に甘えられるという特技でもあるのか、とくにおねだりしなくてもプレゼントされたり、食事などに誘われたりします。
人に甘えるのが苦手なタイプから見ると羨ましい限りです。
しかも人たらしは、わざとらしく甘えないので、嫌な印象を持たれないのです。
人のことを否定しない
友達同士の会話でも、人の意見を否定ばかりするタイプっていますよね。
会話の中に対立軸を作ることで、議論を盛り上げようとしているのかも知れませんが、議論を闘わせるつもりもないのに否定されると会話する気が失せます。
人たらしは、まず否定することがありません。
もしも反対の意見や、違う意見を持っていても、否定してから自分の考えを告げることはないのです。
まずは人の考えを聞いて、それを受け入れてから自分の意見や考えを伝えるので、否定されてイヤな気持ちになることがありません。
地道で真面目
どんなに魅力的な性格でも、仕事を真面目にしなかったり、嫌がる仕事を人に押し付けたりするようなことがあると好かれません。
人たらしは真面目で、地道にコツコツと仕事や勉強、部活などを頑張るタイプであることも大切なポイントです。
あまり真面目な人は、何となく近寄り難い印象を与えますが、それは真面目を人に見せすぎるからです。
人たらしの真面目は、そういう一面を人に押し付けたり、アピールすることはしません。
人の話をよく聞く
話し上手な人もモテると思いますが、人たらしはどんなタイプの人にも好かれる傾向があるのですよね。
その理由はズバリ「人の話しをよく聞いてくれる」ことです。
早い話が聞き上手なんですよね。
自分の話しを聞いてくれる人が身近にいると、困った時に相談したくなるし、何となく寂しい時にはつい連絡したくなったりしませんか?
聞き上手な人は、高い確率で人たらしだと思った方が良いでしょうね。
関連記事:聞き上手になるにはどうしたらいい?話し上手になるより難しいのか!
誘いを断ることが少ない
そんなに親しいわけじゃないけど、一応誘ってみたらOKだったって経験ありませんか?
人たらしは、人の誘いをよほどのことがないと断らない傾向が強いです。
何度も断られると、誘う方もイヤな気持ちになりますよね。
「もしかして、私のこと嫌っているのかな」って不安にもなります。
人たらしは、誘われたことを前向きに考えるので、「誘ってくれてありがとう」という気持ちで来てくれるので、誘う方も嬉しくなりますね。
人の長所を見つけるのが上手い
どんな人にでも、必ず良いところがあります。
「自分なんて、何も自慢できることもないし、欠点だらけだ」と思っていても、人たらしにかかれば良いところを見つけて、そこをちゃんと褒めてくれます。
褒められて気持ち悪くなることはないですから、気持ちも明るくなります。
人の長所を見つけるのが上手いということは、それだけ人のことをよく見ている証拠です。
自分に興味を持ってくれる人には、誰もが好印象を抱くのではないでしょうか。
人たらしはメンタルにきく
人たらしってどんなタイプなのかチェックしてみると、とても魅力的で「そんな人になりたいな」と憧れるような人柄に感じませんでしたか?
自分自身が人たらしになるかどうかよりも、身の周りの友人や知人、同僚の中に人たらし要素のある人物を探してみましょう。
人たらしの周りには、いつも誰かがいるのです。
その人の近くにいると、ホッとしたり、心が落ち着いたり、前向きな気持ちになったり・・。
だからいつも誰かが近くにいます。
まるで精神安定剤のように、人の心に作用するのが人たらしではないでしょうか。
人たらしはモテる
男たらし、女たらしのように、異性にだけモテるのではなく、人たらしは男女共通してモテます。
友達も多く、後輩からも先輩からも慕われます。
人たらしの当の本人は意識していないことでも、人を引き寄せる磁石のようなパワーを持っています。
彼(彼女)と付き合いたい!と狙っている人は少なくないので、人たらしを好きになったら、激しい競争を勝ち抜く覚悟を持つようにしましょうね。
自分が人たらしを目指してみるのも良いのではないでしょうか。
人たらしの特徴をひとつずつクリアして、男女問わずに人に好かれるになれたらいいですよね。
人たらしは天性の才能なのか
人たらしは、基本的にはその人がもともと持っている生まれながらの人間力です。
自分で意識しているわけじゃないからこそ、自然に人を惹きつけるのです。
意識して人たらしになろうとすれば、わざとらしくなりますから、警戒心を持たれてしまうのではないでしょうか。
ということは、自分に人たらしの才能がなければ、どんなに真似してもお手本にしてもダメということになります。
ですが、お手本にして取り入れることで、周りの人に好印象を与えられることがあります。
それは、人が嫌がることを引き受けることです。
聞き上手になることや誘われたらできるだけ断らないなど、できることは他にもありますが、何も考えなくても自然にできる才能がない人には簡単ではありません。
ぎこちなさが出てしまうのです。
しかし、人が嫌がることを引き受けるのは、誰かの顔色を気にする必要はありません。
「いい子ぶってる」とか「偽善者」とか、悪く言う人もいるかも知れませんが、気にせずに続けていれば必ずあなたの行いを見ている人が増えてきます。
天性の人たらしと同じようにできなくても、周りの人から好かれる人物になるのは不可能ではないはずですよ。
まとめ
結論から言ってしまえば、人たらしってガツガツと目立とうとする人ではなく、どちらかと言えば縁の下の力持ち的な存在のことが多いようです。
目立たなくてもモテる人は、人たらしの素質があると思います。
あなたに人たらしの才能や素質があるのなら、そのままのあなたでいてください。
そういう素質がなくても、周りの人を安心させられる存在になることはできるので、自分なりの「人たらし」を目指してみましょうね。