テレワークという働き方が徐々に浸透してきたこともあり、通勤を考えて住む場所を選ばなくても済むのではないかと考える人が増えてきました。
高い家賃、高い土地、満員電車など、仕事を理由に首都圏に住んでいる人にとって、出社しなくても仕事できるとわかったのは、目からウロコだったのではないでしょうか。

今までは仕事があるから諦めていたけど、テレワークができるなら、憧れの田舎暮らしを実現できるかも知れない
そんな風に考え始めた人もいると思います。
そういう夢を持つことは自由だと思うのですが、もしもあなたの彼氏が田舎暮らしを考えているのならどうでしょう。

絶対に無理!
不便な生活は3日も続かない自信がある!
という人もいるでしょうが、

田舎で暮らすなんて、すごく楽しそう
そう考える人もいるでしょう。
賛成派でも反対派でも、田舎暮らしをする彼と付き合うとどうなるのか、良い面も悪い面も知った上で考えることが大切だと思います。
もしも田舎暮らしを望んでいる彼との将来を考えているのなら、簡単に結論は出せないと思います。
まずは田舎暮らしのメリットとデメリットを考えた上で、彼との将来へのヒントを集めてみましょう。
彼が田舎暮らしを望む理由
田舎暮らしを望む人には、様々な理由があります。
人の少ない場所で暮らしたい
働き方を変えたい
広い家で暮らしたい
移住を望む主な理由を見てみると、彼はもしかしたら都会での生活に疲れているのかも知れません。
頑張って都会で暮らしているうちに、無理をして神経をすり減らしてしまう前に都会でのストレスから逃れたいという気持ちが出てきたのかも知れません。
もっと単純に、田舎暮らしをしている人の生活を見て、憧れているだけの可能性もあります。
もしも彼が田舎暮らしを本気で考え始めているのなら、まずは理由を聞いてみてください。
その理由を聞いたうえで、恋人としてどうするのか考えてみます。
田舎暮らしに対して、自分は絶対に無理だと考えているとしても、彼がなぜそれを望むのか聞いてみると、何か変わる可能性もあります。
田舎暮らしをする彼と付き合う
彼が田舎に移住した後も付き合い続けるとなると、基本的には遠距離恋愛になりますよね。
彼が都会に住んでいる彼女に会いに行くのと、彼女が田舎に住んでいる彼に会いに行くパターンになります。
どちらも自分が暮らしている場所とは全く違う環境なので、かなり新鮮な気持ちを楽しめるのではないでしょうか。
遠距離恋愛している恋人に会うたびに、ちょっとした小旅行するような気分に味わえます。
ストレスから解放された彼が、前よりずっとやさしくなって、さらに愛が増す可能性もあるのではないでしょうか。
ただ、良い事ばかりではありません。
田舎暮らしをしていると、都会のように他の女性からの誘惑は少ないので安心だと思いますよね。
ですが、一人で不慣れな田舎暮らしを始めた若い男性がいれば、色々と手助けしてくれる人も出てくるはずです。
そういう人の中に独身の女性がいれば、一気に恋が花咲くことだって考えられます。
田舎だから高齢者しかいないという思い込みが油断を生んでしまうと、彼を他の人にとられてしまう危険もあるわけです。
田舎暮らしの彼との結婚
田舎暮らしをしている彼と、遠距離恋愛をしながら交際が続いた場合は、結婚という2文字がチラつくようになると思います。
遠距離恋愛のように、都会を拠点として、好きな時に田舎の暮らしを楽しむようなわけにはいかないのではと不安になるのではないでしょうか。
ある程度の期間、田舎暮らしをしてきた彼の生活ぶりを見て、自分も都会での生活をやめて田舎での生活をしてみようと決心できる人はごくわずかだと思います。
シニア世代の田舎暮らしでも、夫婦そろって移住する人ばかりではありません。
夫だけが田舎で暮らし、妻は今までの生活を変えないまま別居生活を選択する人たちが多いのです。
長い年月、ずっと夫婦として暮らしてきた人でも、一緒に田舎に移住できない人もいるのですから、結婚生活を田舎でスタートするのは相当な覚悟が必要です。
もしも結婚生活が上手くいかなくなった時、都会に戻ってまた0からのスタートをするのも怖いですよね。
結婚して夫婦になれば、一緒に暮らさなければダメだという考えを捨てて、週末婚という選択肢もあります。
色んな夫婦のカタチを考えて、それを受け入れられるような彼となら、田舎と都会の二重生活をしながら夫婦になれる可能性もありますよね。
田舎暮らしを体験してみる
ここからはもっと具体的に考えてみます。
彼が「田舎に移住して生活してみたい」と言い出した時の対応です。
もしも彼が本気で田舎暮らしを考えているのなら、頭ごなしに反対するのは逆効果です。
意地になってしまうか、あなたとの関係にひびが入ってしまうかも知れません。
まずはなぜ田舎暮らしをしたいと思ったのか、じっくりと時間をかけて理由を聞いてあげましょう。
けっして話の途中で「無理よ」とか「そんなに甘くない」などと否定するような言葉は言わずに、聞いてあげることが大切です。
仕事での人間関係や都会での暮らしにストレスを感じていて、そこから逃れたい気持ちから田舎暮らしを考えているのだとすれば、彼女にその理由を話すだけで心が軽くなるかも知れません。
その段階で、田舎暮らしすることよりも、誰かに話を聞いてもらうことが必要だったと気が付くということも・・。
そうなれば、これからは彼の心が疲れた時には、寄り添ってあげられると思います。
もしも田舎暮らしに強い憧れを持っていて、その気持ちが本物だとすれば、あなたも一緒に考えてみましょう。
頭の中で考えているだけでは、具体的な問題も見えてこないので、おすすめは体験してみることです。
人口減少の問題を抱えている地方自治体では、移住してくる人を募集して、その後の生活のサポートを行政サービスとして行っているところもあります。
住んでみたい場所があるのなら、その周辺の自治体で移住者のための体験ができるところがないか探してみましょう。
体験だけでは移住したときの苦労は見えないかも知れません。
実際に田舎に移住して暮らしている人のリアルな声を聞く機会を探してみるなど、憧れだけではない現実的な部分を一緒に見ながら考えてください。
まとめ
もしも彼のことが大好きだから、ほんとは田舎暮らしはしたくないけどガマンしてついていった場合は、ずっと同じ気落ちでいないとツラくなります。
彼が好きなのはもちろん大前提ですが、あなた自身が田舎暮らしに魅力を感じないのなら、自分の生活をすべて変えてまで彼に合わせるのはおすすめしません。
田舎にいる彼のところに遊びに行きながら、ゆっくりと答えを出していけばいいのではないでしょうか。